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白馬岩岳をスノーシューで散策(アルペンホルンのスノーシューツアーにて)

スノーシューをつけて誰も踏み込んでいない雪原を歩くと、
それまで体験し得なかった冬山、雪原、大自然の魅力を十分堪能でき、
登頂目的の登山とは別の発見があります。

ゴンドラやリフトをうまく利用して、
スキー場のゲレンデから誰も踏み込んでいない雪原に出て、
存分にスノーシューを楽しんでみましょう!
1.スノーシューの種類

  1. ハイキング用・・・平坦な雪面でスノーシューが前後に沈み、バランスの良い歩行ができるように設計され、比較的傾斜の少ないフィールドでの使用に最適なタイプ。

  2. 山岳地用・・・山岳地でのハードな使用に耐え、クランポンがブーツ下だけではなフレームの左右にもついていて、固い雪面でも安心して歩けるタイプ。

スノーシューの裏側 スノーシューなら沈まない つぼ足はこのとおり ザックに取り付けた状態

2.選ぶ時のポイント

  1. 使用目的を考えて選びましょう。
  2. 装着方式には、ラッチェット式とテープ式があって、自分の靴との相性を考えて選びます。
  3. テールの下がり方に注意!
    ・足を上げた時にテールが足についてくるタイプは、スノーシュー本体が足についてくるのでリズミカルに歩くことができますが、雪が飛び散ります。
    ・テールが垂れ下がるタイプは、登攀の時クランポン(爪)をきかせてつま先で登ります。平地を歩く時はテールが雪面から離れないので足運びが軽く感じます。
  4. アップダウンの激しい使い方をするなら、クランポン(爪)の大きさ、長さ、横滑りに対応しているかをチェックします。
  5. 材質には、全面プラスチック製のものや金属フレームに布のデッキを張ったものがあり、軽量、コンパクト、強度を考えたものは価格もその分高くなります。
  6. ヒールリフターがついているモデルは、急斜面の登高時にふくらはぎの負担が軽くなり、楽に登ることができます

愛用のMSR/デナリアッセント(別売り浮力増加用テールあり) 2本のクランポンと横滑り防止のノコギリ歯が堅い雪面のトラバースを安全にします リフターで登高がラクに!
ここがワカンと違うプラスポイント!
ザック取付用の収納袋
が市販されています

3.スノーシューで歩くコツ

  1. 装着・・・必ず雪のあるところで装着します。バックルが外側になるようスノーシューを置いてからバインディングに雪が入らないよう注意し、足をしっかりと固定。次につま先のストラップから順に締め、最後にかかと側を締めます。 
                   
  2. 歩行・・・スノーシュー同士がぶつからないよう足を開き気味に、前に出す感覚で進むとうまくいきます。またポールを使うと歩行がより安定します。 もちろん、なしでもOK.
                    
  3. 登り・・・急な斜面ではつま先を斜面に蹴りこんでキックステップの要領で登ります。ポールはスノーシューの外側に刺し、体重がシューズの中心にかかるようにします。

  4. 下り・・・雪面にかかと部分を突き刺すような感覚で下りるとグリップを効かせることができます。また、急斜面を降りる場合、斜めの角度でジグザグに移動したり、ポールでバランスをとりながら後ろ向きで下る場合もあります。
                                   
  5. トラバース(斜面の横移動)・・・柔らかい雪面なら、雪面が水平になるよう踏み固めながら歩きます。固い雪面ならクランポン(爪)が雪面に刺さるようにして身体は垂直を保ちます。

スノーシュー1 スノーシュー2 スノーシュー3
ヒールリフターで登りが楽に! つま先でクランポンを効かせる 狭いラッセル跡は足を前後に・・

4.快適なウェアリングと必携品
ウェアリング◇スノーシューで歩く時は、運動量があるので行動着は動きやすくて軽いものを選びます。
◇アンダーウェアの上下は吸湿・発熱機能のあるものや、汗や湿気をすばやく吸湿発散させるものがおすすめ!
◇防寒具はもちろんのこと、アウター(ジャケット&オーバーズボン)も必ず持っていきます。初めは、ゴアテックスの雨具(レインウェア)やスキー用のアウターで代用してもいいと思います。
雪原とはいっても山と同じ。いつ天候が崩れて雪が降りだすか分かりませんから、準備万端怠りなく!
必携品◇山は紫外線が強いので、雪目にならないよう必ずサングラスと日焼け止めクリームを持っていきます。
◇手袋は透湿・防水性のもの(スキー用グローブでもよい)と予備にもう一組(毛100%など)。
帽子は、耳まで被るタイプのものがよい(暑いときははずす)
ロングスパッツ、ストックは必携。

  • スノーシューはあくまでもスノーシューで、アイゼンの代わりにはならない!
  • 雪が少なくガレ場になると逆にじゃまになります。
  • 登降の激しいバックカントリー使用なら、事前にテクニックを学んでおく必要あり
  • スノーシューの時は運動量が多いので下着の替えが必要
  • 足回りは無雪期使用の登山靴(オールレザー)で十分ですが、厳冬期や高標高地に登るならプラスチックブーツが必要な場合もあります。
  • 地図、コンパス、高度計、ロングスパッツは必携
  • 手袋は防水性のものが必要。アウターはゴアテックスの雨具でも代用できます。
  • 雪質や条件にあわせて、装備を取り替えるのは基本中の基本
  • スキー場のゲレンデならいざ知らず、樹林帯や稜線を歩くだけでも登山届は必ず出すように!
岐阜県・三重県
位山 位山頂上コース  8Km  飛騨位山モンデウススキー場のリフトを使って山頂まで林間を歩くコース。白山や御岳山の展望が楽しめ、運がよければ熊棚に出会えるかも。 
日和田高原 そまが池展望台コース 2Km 凍った池や乗鞍岳と御岳が展望できます
ひるがの高原 源流碑コース
白山展望コース
5Km
4Km
・雪の台地から長良川の源流までを歩くコース
・大日ガ岳や白山の展望を楽しめる林間コース
荘川高原 であいの森コース 2Km 静かな森と雪の橋を歩く初心者コース
伊吹山 伊吹山スキー場ゲレンデ スノーシューの練習をするのにもってこい。琵琶湖が美しい
御在所岳 御在所岳山頂周辺 山頂にはスキー場があるのでゲレンデ以外のフィールドを思いのまま縦横無尽に歩くとスカッとします。
長野県
開田高原 パノラマ牧場コース 10Km 御岳をまじかに望む広い牧場台地を往復します。
上高地 大正池・田代池コース 10Km 大正池から田代池まで巨木の中を歩くコース
乗鞍高原 国民休暇村〜三本滝コース
一ノ瀬園地コース
いがやコース
8Km
8Km
2.5Km
・オオシラビソの森と凍った池や滝が見られます。
・白樺の広がる展望の良い牧場コース
・冬にしかいけない池への林間コース
乗鞍岳  夫婦松(1,973m)コース   久手牧場から夫婦松まで歩くコース。素晴らしい北アルプスの展望が期待できます。 
白馬みねかた 白馬みねかたコース 5Km 北アルプスの連山の展望を楽しむ林間コース
栂池高原 塩の道コース
岩岳朴ノ木平コース
1.5Km
4Km
・古道「塩の道」を歩く白馬三山パノラマコース
・ブナ林の静かな樹林帯を歩く自然観察コース
八ヶ岳 縞枯山荘・雨池コース
夏沢・桜平コース
天女山・天の河原コース
5Km
6Km
4Km
・北八ツの静かな樹林帯を歩くコース
・八ヶ岳山麓中央部の大自然を満喫するコース
・八ヶ岳最南麓の天女山から権現岳目指して歩くコース。  南ア、金峰山、富士山が見えます
入笠山 ロープウェー山頂駅〜入笠湿原〜入笠山 ロープウェー山頂駅から樹林帯を歩いて入笠湿原を抜けたら山頂を目指す1時間のお手軽コース。360度のパノラマ絶景が期待できます!
霧ケ峰 車山高原 3Km 車山山頂からは蓼科山をはじめ八ヶ岳、富士山、北・中・南アなど360度の眺望が楽しめます
飯綱高原 飯綱高原 3Km 池を巡りながらの初心者向きショートコース
戸隠高原 森林公園鏡池コース 3Km 戸隠連峰山麓の森と池を巡り歩く平坦なコース
黒姫高原 童話の森スノーウェーブコース 3Km 雄大な黒姫、妙高山を望む大パノラマコース
富山県
立山室堂周辺 展望・ネイチャーコース 4Km 眼前の3000m峰と雷鳥ウオッチングが楽しめます

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