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伊吹山(1,377m) 平成18年5月21日 晴れ | ||||||||||||
まえがき・・・梅雨空とも思えるような雨模様が6日間続き、やっと待ちに待った青空が朝から広がった。残雪の能郷白山の温見峠登山口にいそいそと向かったが落石で能郷〜福井線は通行止め。それなら能郷谷から登ろうと思い直しUターンして登山口近くまで行くも、途中やはり大きな落石があり能郷白山」はあきらめるしかなくなった。次のターゲットを思い巡らせ、昨年伊吹北尾根を歩いたときに今度は伊吹北尾根から伊吹山まで登ろう、と誓いを立てたことを思い出し、車のハンドルを握りなおしたのだった。 |
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【写真】さざれ石公園と登山届のあるトイレ 根尾村から春日村のさざれ石公園まで車で1時間20分。 「君が代」の歌詞で唄われている「さざれ〜」の石のあるさざれ石公園からさらに車でその上の農道を走り、少しでもショートカットをする。 |
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【写真】愛車のバックには伊吹山ドライブウェーが見える 農道のどん詰まりの駐車場はもう満杯で、農道脇に車を止めておく。 まぶしいほどの青空が広がり、登山靴の紐を締める手元も幾分軽やかになってくる。 9時20分 スタート(標高700mから) |
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杉林の登山道を少しあがったところから、駐車場を見下ろした風景。 それから一度農道に出て、本格的な登山道に入る。 |
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【写真】ヤマルリソウ 登山道に一歩足を踏み入れると、たくさんのお花たちが出迎えてくれる。 きょうはお花観察の団体さんがニ組も前を歩いていて、名前の同定ごっこでなかなか賑わしい(^-^) |
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【写真】ひょろひょろしたきのこ 登山道を歩いているとさまざまなきのこに出合う。 落葉の上に生えているきのこ(落葉分解菌)や木の根っこの上に生えるきのこ(菌根形成菌)。 枯死木や生木に生えているきのこ(木材腐朽菌)は材を腐らせて土壌に還元する働きがあるので、このきのこが生えている樹木は葉が茂っていて一見健康そうに見えても中は腐っている。今度来た時には、その樹木は倒れているのかもしれないのだ。 きのこの働きを考えながら歩いていると、森林がまた違って見えてくるからおもしろい(^o^) |
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【写真】これはなんだろう? 樹木の割れ目にどろどろしたオレンジ色の練り状のものが何箇所についていた。盛り上がっているのもあれば、ベタ状のものもあり、生々しく得体が知れない。 最初はきのこの一種かと思い、ポケット図鑑をめくってみたがどうもよくわからない。 この粘液質の液体は一体なんだろう・・・ 昆虫がこの粘液質の上を何匹も歩いていた。 (後日談)ミズキらしい。ミズキの樹液が発酵したもの。 |
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【写真】トラバース道は気分爽快 お花畑が広がる登山道が終わると、山腹に出る。 これがまた本当に気分よく歩ける道なのだ。 ここを歩きたくてまた来たよ〜と誰ともなくにつぶやく。 視野の左手に伊吹山ドライブウェーが走っているので車の騒音が聞こえてくる。 それがちょっと興ざめか・・・。 しかしながら、この道を歩くときは何度も足を止めて残雪の能郷白山を眺めてみる。 遠くに百名山の白山もうっすらと見える。 |
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【写真】北尾根との合流点 10時30分 北尾根との合流点に着く。 ほとんどの登山者が花の北尾根を目指す。 |
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【写真】30分の車道歩き 伊吹山ドライブウェーに上がり、車道を歩くこと30分。 その間に6人ほどの野鳥観察をしている人を見かける。 何を撮影しているのかたずねてみると、イヌワシだという。 この下の岩棚に巣でもあるのかなと思ったが、そうではないらしく餌となる野ウサギや子ジカを狙って時折北の方角から飛来してくるのを早朝からずっと待っているのだそうだ。 私も一目でいいから「羽を広げた2mほどのイヌワシ」を見てみたい。 |
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山頂駐車場から15分ほどで伊吹山。 家族連れで大変賑わっていた。 |
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登山道にも咲いていたニリンソウ。 山頂にも満開の群落あり。 出だしはともかく、最高の登山日和だった(^-^) 14時5分 登山口帰着。 |
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(談)さざれ石公園から伊吹山を目指すコースは、花の種類が豊富ということもあり女性に抜群の人気を誇っています。花ばかりではなくブナやミズナラの新緑も美しく、お勧めのコースです。女性単独で歩いても迷うところはなく、安心してトライできると思いますV(^-^)V | ||||||||||||
コース紹介マップ 花の北尾根 厳冬期の伊吹山 伊吹山スノーシュー登山 晩秋の伊吹山 |
<参考コースタイム> |
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