登山日記
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 涸沢の秋  平成14年10月4日晴れ

生まれて初めてみる涸沢の紅葉は、言葉では表現できないほど素晴らしく、バスでお手軽に眺められる上高地の紅葉とは格が違うと思いました。自分の足でてくてくと6時間かけて、やっと手に入る光景なのです。涸沢小屋で聞いたところ、今年の紅葉は10年に一度といわれるくらいダケカンバの黄色が鮮やかで、今週限りの命・・・とのことでした。
美しいものの寿命は昔からはかないと決まっています・・・・

■涸沢の黄・紅葉
<<・・・涸沢登山道から眺める
奥穂高岳と吊尾根
<<・・・鋭く聳え立つ涸沢槍

涸沢小屋と北穂高岳・・・>>
<<・・・槍ヶ岳とナナカマドの紅葉

涸沢までのコース紹介はこちらを参考にしてください
2日目:北穂高〜涸沢岳はこちら
3日目:奥穂高〜前穂高はこちら
紅葉〜なぜ、赤や黄色に色づくの? 

秋になると葉に送られていた水や養分を運ぶ管が閉ざされるので、落葉がおこります。
その過程で、葉に含まれていた葉緑素が壊れ、
カロチノイドという黄色い色素が浮き出てくるとイチョウのように葉が黄色くなるのです。
また、栄養分が葉に送りこまれないために、葉の中に残った糖分が養分として使われるようになると、
アントシアンという赤色の色素が細胞内に広がり、その結果カエデなどの葉が赤くなるのです。

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