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3日目 | |
![]() 3日目の朝、穂高岳山荘のテラスで荘厳なアルプスの夜明けを眺めてから奥穂高へ向かう。 のっけから岩場の急勾配で、鉄梯子の前で大渋滞。 順番を待って、梯子を攀じ登ったら比較的楽な稜線に出る。 今年の8月に初めて登った時は一面のガスで眺望は全く期待できないまま下山となったが、今回はアルプス全体がよく見渡せた。 |
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![]() 山荘から30分で奥穂の山頂。 澄み渡った空気の中、爽快感でいっぱい! これぞ、穂高の最高峰! |
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![]() 奥穂から前穂へはゆるやかに下る岩稜の尾根道が続き、難所の長〜いクサリ場(これほど長いクサリ場は経験したことがない)を通過したら、吊尾根の岩場を歩いて紀美子平へ。 この吊尾根は概ね岳沢側につけられているが、入山したこの3日間だけでも、この吊尾根での事故が絶えず、毎日のようにヘリが救助に飛んでいた。今朝も然り(~~; |
![]() 紀美子平についたらザックをデポして、前穂山頂を目指す。 大きな岩場をジグザグに巻いて登っていくが、ガレ山なので落石の跡がひどく、転落、滑落もさることながら人が落とすラクに注意を払っていないと恐い。 途中の岩場にまだ生々しい血のりの跡があった(@0@) 前穂高山頂からは、涸沢カールに広がる紅葉と北尾根の厳しい岩稜を見渡すことができる。 きょう最後のアルプスの眺望を堪能してから紀美子平までまた戻った。 |
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![]() この紀美子平という名は、重太郎新道を開いた故今田重太郎さんが、一緒にそのお手伝いをされていた娘の紀美子さんが亡くなられたのをきっかけに名づけられたそうだ。 岳沢への下り始めはスラブ状の長いクサリから梯子がある岩稜へと続くので緊張がぬけない。ここでの事故も例年多数聞く。 西穂の険しい峰々と紅葉とのコントラストが美しいコースでもある。 |
![]() 雷鳥広場、岳沢パノラマへと下って、カモシカの立場(妙な名前)を過ぎてしばらく行くと、涸れた沢を横切って岳沢ヒュッテに着く。 奥穂〜前穂コース上、唯一の小屋なので登山者の憩の場としてもありがたい位置にある。 ここでザックを下ろして、一息いれる。生ビールを飲みたいところだが、グッと我慢してコーヒーをいただく。 たまたまNHK衛星放送の「お〜い、にっぽん!」の生放送と重なって、ヘリによる収録用機材のセッティングやスタッフの準備等で岳沢ヒュッテ周辺は慌しかったが、それがなければ静かな山歩きが楽しめそうだ。 帰りのバスの渋滞が気になって、上高地までまっしぐらに下りる。 案の定、上高地バスターミナルでは長蛇の列を通り越して、長竜の列になっていた(;o;) 特に沢渡行きがひどい。列の最後尾がどこなのかわからないほどグルグル蛇行している。 上高地から脱出するまで、まだまだ旅は終わらないのだ・・・ |
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(談) 岳沢の紅葉は西穂高の険しい山並みをバックに扇型に広がり、それはそれはお見事! 涸沢とは、また一味違ったロケーションで紅葉を楽しむことができました。 今回の旅は、紅葉とスリルを求めて・・・というテーマで入山しましたが、山でのイロハ学習もたっぷりと勉強させてもらいました(^^ゞポリポリ また、一人旅ということもあり、たくさんの方の親切にも出会いました。 あ〜あ!これだから山は止められない!!♪(o^0^)o ♪ |
コース紹介MAP | |
涸沢の秋 2日目:北穂高〜涸沢岳 |
■奥穂〜前穂稜線上から眺める雄大な眺め | |
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朝日をいっぱいに浴びた笠ケ岳 | 吊尾根から眺める西穂高の険しい稜線 |
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槍ヶ岳(奥穂高から) | 岳沢ヒュッテの紅葉 |
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<参考コースタイム>
<注意点>
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