登山日記
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 貝月山(1234m) 平成22年11月21日 晴れ

まえがき・・・標高が1234mと覚えやすい貝月山。今年の5月に春日村の「長者の里」から渓流沿いに登っていく同じコースを
秋になったら再度登ってみようと計画していた。



【写真】長者の里が登山口

春日村の長者の里キャンプ場が登山口で、広い駐車場が入口に完備されている。
水車の回る小道を奥に進んでいくとキャンプ場があり、登山届のBOXが設置されているトイレの前を通りすぎてバンガローが立ち並ぶ木立の前に出る。周囲の景色はすっかり秋色だ。



【写真】登山道入口

バンガローの手前にはアカマツに掛けられた「登山道入口」の標識があり、そのまままっすぐ進み、水路をわたって、貯水タンクを過ぎたら用水路に沿って進み、沢を丸太橋で右岸に渡って本格的な登山道に入る。





落ち葉の中に見つけた秋の色。
ハウチワカエデの赤とシロモジの黄


【写真】少将淵

左岸に渡ると春日村の昔話に出てくる「山犬の岩穴」を過ぎ、何度も流れを渡り返すと、青い淵に滝が流れ落ちる「少将淵 しょうじょうぶち」に出る。
この「少将淵 」は、登山道から少し遠目なので今回は下まで下りて撮影する。





周囲の落葉樹はすっかり葉を落とし、春には見えなかった稜線が秋ともなるとはっきり見える。


【写真】かくれ岩へと描かれた岩(撮影は5月)

登山道へ戻りしばらく歩いて、また沢筋に下りると通行止めの合図として「小枝が積まれた」所に当たるので、左岸へ渡って水辺をへつりながら右岸に出る。
このまま山腹を登っていくのかと思うとまた沢筋へ下り、二股の出合にでる。
流れをまた数回渡り、右手の左岸に出ると四角い大岩があり、岩に赤ペンキで「かくれ岩へ」と描かれていたが剥げてほとんど判読不能。





谷もだんだん狭くなってくると、小滝があちこちで見えるようになる。
浮石をのせて三段に落ちる滝もあった。




物見の岩。
どなたかこの岩の名前を教えてくださいと立て札が立ててあった。
春にはなかった立て札だった。



【写真】支尾根に出る

滝からまた何度も支流を渡り返し、やがて右の急な山腹に取り付く。
登りきって支尾根にでる。





イワウチワの紅葉



【写真】貝月スキー場からの合流点

最後は笹原のきつい登りをこなして揖斐高原貝月スキー場からのコースと出合う。合流点に立つと鍋倉山が目の前に見える。




冠雪の白山が美しい。






合流点を左に折れて小貝月山を通過し、また下りて登り返すと貝月山が見えてくる。


【写真】貝月山の展望台

貝月山頂に着いたら先客が一組だけあった。
西には金糞岳、4月に登ったブンゲン、北には蕎麦粒山、冠山、そして南には堂々たる伊吹山が一望できる。






シロモジの冬芽。
尖っているのが葉芽で丸いのが花芽。
クロモジにそっくり。




下りで撮影。
赤がウリハダカエデ、黄はシロモジ


(談)
長者の里からのコースは渓流沿いにつけられていて、この時期落ち葉で登山道が大変見にくくなっていました。ルートファインディングには十分注意してください。また本コースは人と出会うことが少なく、今回も団体さん1組だけでした。

☆コース紹介マップ
☆貝月山☆国土地理院地形図
新緑の春コースはこちら

<参考コースタイム>

◆行程時間:/行き2時間10分 下り1時間30分  

駐車場 貝月スキー場出合 貝月山 貝月スキー場出合 駐車場
8:25 10:05 10:35-11:05 11:25 12:35


<見所>
・貝月山からの展望
・渓流沿いの紅葉

<注意点>
・落ち葉で道がわかりづらいのでルートファインディングには十分注意してください。


<アプローチ>
春日村への県道32号線へ入ったら粕川に沿って谷をつめると長者の里に着きます。入口に大きな駐車場あり。
村営の長者の里にはキャンプ場、森の文化博物館などがあり、山だけでなくプラスの活用ができます。


<日帰り温泉>
かすがモリモリ村リフレッシュ館の薬草風呂 400円
・ボディシャンプー、シャンプー&リンスなし
TEL/0585-58-0001


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