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ブンゲン(射能山 1260m) 平成22年4月3日 晴れ後雪 | ||||
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まえがき・・・「ブンゲン」、なんという響きのよい名前だろうと思っていたが、本当の呼び名は射能山らしい。藪山なので冬場しか登れないと聞いていたので、ベテランリーダーから計画が回ってきた時には超ラッキー!、と即答でお受けしたが、他の人にはあまり人気がないのか、参加者は3名だけだった。 |
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![]() 【写真】登山口は若竹荘の横から(駐車場から見える風景) 岐阜市から関ヶ原に向かい伊吹山ドライブウェイを過ぎて、藤川交差点で右折する。 伊吹山登山口を右手にやり過ごし、奥伊吹スキー場へ向かう(道中に看板表示あり)。 車は次第に標高を上げて、奥深い山間の集落を駆け抜けていく。 やがて駐車料金が普通車1000円と書かれた無人のゲート(すでに営業が終わっているので無料)を抜けてスキー場の大駐車場に車を止める。人影もなくひっそりとしている。WCあり。 登山口は青い屋根の民宿「若竹荘」から始まる。 駐車場からスキー客用の屋根付スロープの横を下って若竹荘の横にでる。 |
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![]() 若竹荘の庭を通り、真正面に見えている丘を登っていく。 緩やかな傾斜の先に立っている1本のアカマツが目印になる。 |
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![]() 登りきったら今度は沢から引いている導水管に沿って山腹の細い道を下っていく。 ところどころかなり細い箇所があるので慎重に歩こう。 沢に出たところで渡渉する。 |
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![]() 【写真】渡渉連続2回 沢に橋が架けられているが、細くて滑りやすいし不安定なので沢を渡渉したほうが無難だ。 飛び石があるので濡れるほどのこともない。連続2回の渡渉をこなしたら尾根にとりつく。 |
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![]() 尾根の取り付きポイントに射能山(ブンゲン)まで2時間30分という標識が立ててあった。 白い鉄板が杭にくくりつけてあるだけなので、雪が多いときは隠れて見えないかもしれない。 |
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![]() 【写真】尾根上にピンクの布をつけていくリーダー 最初は急登が続く。足元にはイワウチワが群生している。 葉っぱを落とした道はどこも同じに見えるので、リーダーがポイントごとにピンクの布を枝につけていく。 赤いテープがところどころにつけられていたが、このピンクのリボンは遠くからでもよく目立つので帰りに回収しやすい。 |
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![]() 花芽をつけたお花たち。左からショウジョウバカマ、イワナシ、イワウチワ |
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![]() 【写真】ブナの大木とブナの実 標高が上がるにつれ、ドングリをつけるミズナラ林からブナ林に変わっていく。 ブナの木の下にはたくさんのブナの実がアチコチに固まって落ちていた。 ドングリを主食にしている動物たちにとっては飽食になるほどの量だ。 昨年はブナの実の豊作の年に当たっていたのかもしれない。 |
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![]() 尾根を歩いているとブンゲンらしき山が左方向に見えてくる。 右手後方には雪を被った金糞岳もよく見える。 |
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![]() 【写真】藪こぎ(写真はすでに通過したところ) 尾根の最後は左に回りこんで、ひっどい笹薮の中をかき分けてブンゲンにたどりつく。 初めはあまりにも藪がひどかったので道を間違えたと思い一旦退散したが、やはりこの藪こぎの先にしかブンゲンのピークはないと決断し、3人顔を覆って藪の中へ突入する。 下りに分かったことだが、笹に隠れていただけでちゃんと道はつけられていた。 赤いテープを見逃さずに道を探しながら進んでいくと藪こぎも多少は和らげることができる。 |
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![]() 【写真】ブンゲンは絶好の展望地 やっとの思いで到着したブンゲンの山頂。 三等三角点は雪の下で見当たらない。 山頂からの展望はすばらしかった。 風を避けて斜面に腰を下ろして展望を楽しむ。 30分も休憩していると雪が降り始め、次第に吹雪いてきたので慌ててもと来た道を戻る。 |
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![]() リーダーがピンクの布を枝につけておいてくれたおかげで吹雪の中、迷わずに下山することができた。 こういう藪山は他人の赤テープや赤布をあてにせず、自分たちで印をつけながら入山することが鉄則だと、しみじみと再認識させられた。 若竹荘に戻りついた頃には雪も止んで、全員がやれやれ。。。 リーダーさん、本当にお疲れ様でした〜m(__)m ちなみに正午の気温は-2度でした。さぶ〜っ!! |
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(談) 単独では絶対登りたくない山の一つで、以前から気になっていた山でもあったので、無事に登頂できた時はすっごく嬉しかったです。リーダーさん、本当にありがとうございました〜★ |
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☆コース紹介マップ ☆ブンゲン☆国土地理院地形図 |
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