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後方羊蹄山(しりべしやま 1898m/比羅夫(倶知安)コース)平成22年7月15日 晴れ | |||||||||||
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まえがき・・・羊蹄山(ようていざん)は蝦夷富士とも呼ばれ、北海道を代表する「ふるさと富士」である。 アイヌ語ではマッカリヌプリまたはマチネシリ(雌岳)といい、一等三角点名は「真狩山(まっかりやま)」である。 深田久弥氏は「後方羊蹄山」と書いてシリベシヤマと呼んで欲しいとその著書「日本百名山」に書いている。 今回は4つあるコースの中から、国の天然記念物に指定されている植物の垂直分布が顕著にみられる比羅夫コース(倶知安コース)を選んだ。 |
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![]() 【写真】比羅夫登山口へ向かう途中の羊蹄山 前日千歳空港でレンタカーを借りてニセコ町に入り、半月湖畔自然公園にある比羅夫(倶知安)登山口を確認しておいた。 今朝は前泊した宿を5時半に出て、半月湖へ向かう途中で羊蹄山の姿をカメラに収める。 山頂部にガスがかかっているが、上昇気流でお昼までには切れそうな雰囲気だ。 半月湖のパーキングを左に見てさらにその先の林道終点まで車で入る。 |
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![]() 【写真】比羅夫(倶知安)コースの登山口 登山者専用駐車場は広く、トイレや下山後の水場まで完備されている。 身支度をしていると近くの木で小動物がちらちら動くのが見えたので、近づいてみるとエゾリスのこどもたちだった。5〜6匹はいるだろうか、元気よく追いかけっこをして遊んでいた。 朝食を軽く済ませ、登山届のノートに記入してから6時20分にスタートをする。 |
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![]() 【写真】5合目の標識、ダケカンバ林、ニセコアンヌプリ 登山口の標高は350mなので標高差1548mを登ることになる。 道ははじめのうちゆるやかな林間を歩き、標高500mあたりから傾斜がきつくなる。 風穴を過ぎ、2合目から3合目に向かっている途中で北海道だけに見られる野鳥のノゴマが登山道にいるのを見つけた。野鳥が多いので双眼鏡を首から掛けてきたのは正解だった( ^)o(^ ) 5合目からはダケカンバ林に変わり、足元にはハイオトギリが咲き誇っている。 道中振り返ると雲海からニセコアンヌプリが見えてきた。 |
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![]() 【写真】9合目の分岐、お花畑の道、イワギキョウ&イワブクロ 5合目から先はジグザグの単調なきつい道が続く。 汗が滝のように流れ、目に入ると沁みてくる。 ハイマツのトンネルを抜けると7合目で、神戸から一人で来たという女性と談話をしながら水分補給をする。 こちらも一人旅だが今回は羊蹄山とニセコ山系を中心に同じエリアの山を満喫するプランだが、神戸の女性は羊蹄山が済んだら鉄道を利用して次は大雪山、十勝岳、富良野岳へ向かうという。 羊蹄山が87座目の百名山らしい。最近の女性は本当にげんきィ〜♪ お先に失礼して頑張りをきかせて8合目をやり過ごし、9合目の分岐までたどりつく。 この9合目で羊蹄小屋と頂上に分かれるが、先に頂上へ向かう。 周辺には本土では珍しいイワブクロ(タルマイソウ)とイワギキョウが咲いていた。 |
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![]() 【写真】赤茶けた北山とお花畑がつづく 9合目から先はお花畑の楽園で、さっきまでの疲れが吹っ飛んでしまう。気分はランランラ〜ン♪ 花を愛でながら歩いていくと前方に赤茶けた北山が見えてくる。 ![]() ミヤマオダマキ、オンタデ(ウラジロかも?)、ハクサンチドリ、カラマツソウ、ツガザクラの変種? |
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![]() 【写真】火口壁の分岐 息切れすることもなく山頂部の火口壁に到着。 時計回りで山頂へ行くコースと火口中央道を抜けて山頂へ行くコースに分かれる。 まずは左から時計回りに歩き、帰りに中央道を歩くことにする。 |
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![]() 【写真】火口壁を歩く 火口壁上からは雄大な見晴らしの中を歩くことになる。 眼下には倶知安の町並みも見えてきて思わずわ〜〜っと歓声をあげる。 やがて京極コースからの道と合流し、一等三角点を過ぎたらその先が最高点の山頂だ。 約4時間の道のりで、10時半に着くことができた。 南東に尻別岳、北北西にニセコアンヌプリが見えるはずだがガスがかかってスッキリしない。 |
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羊蹄山の最高点から![]() |
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![]() お鉢周りの高山植物 ![]() ![]() ![]() ![]() 上段/ハイオトギリ、エゾノツガザクラ、エゾフウロ、イワブクロ、南限のメアカンキンバイ 下段/キバナシャクナゲ、ユキバトウヒレン、ウメバチソウ、ミヤマダイコンソウ、エゾタカネヤナギ 他にもたくさんのお花たちが咲き競い、目を奪われる。 |
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![]() 【写真】旧小屋跡で髭の管理人さんが清掃 最高点で一時間ほど展望を楽しんだら、火口中央道を歩いて対面の火口壁へ向かう。着いたところが旧小屋跡。 風で小屋が飛ばされてしまった跡だ。 顎髭を生やした小屋人さんが整備&清掃にみえていたので30分ほど雑談を楽しむ。 8月のお盆の頃なら「オノエリンドウ」がこの旧小屋跡周辺で見られるよ、と教えてもらう。でも花の見頃が1〜2週間と短いのでその時期を狙ってこないと駄目なようだ。岐阜からではちと難しいかな・・・ |
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![]() 【写真】マッカリコースを下って羊蹄小屋へ 旧小屋跡から左に折れた少し先に「真狩コース・羊蹄小屋」へ下っていく分岐がある。 羊蹄小屋の周辺はお花畑が広がっているので時間に余裕があれば立ち寄っていこう! 下っていく途中で赤い屋根の羊蹄小屋が眼下に見えてくる。 コース上には見ごろを迎えた花畑が続き、まとまったニッコウキスゲを見ることもできる。 下り始めてから30分ほどで羊蹄小屋に着く。 小屋前にはベンチがあり、エゾフウロが満開だった。 ![]() 小屋のドア、エゾフウロ、ミツバオーレン、カラマツソウ、クルマユリなど他にもたくさん
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![]() 【写真】比羅夫口へ下山 小屋から比羅夫コースへ向かう。 山腹につけられたゆるやかな道を歩いて往きと同じ9合目に合流する。 9合目からは雨で深く侵食した急な道を膝と格闘しながら慎重に下っていく。単調な下りでは急ぎがちになるので、景色や花を見ながらゆっくり歩こう! 3時30分赤いレンタカーが待っている駐車場に帰り着き、半月湖まで足を伸ばしてから宿へ帰った。 |
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【談】比羅夫コースから真狩コースへ下りたかったのですが、レンタカーを回収しないといけなくなるので仕方なくピストンしました。 比羅夫コース9合目上部からと山頂周辺そして羊蹄小屋周辺は百花繚乱で天然記念物に指定されているのも頷けます。 お鉢巡りは雄大な展望とお花で2倍楽しめます。 |
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![]() 立ち寄りスポット「半月湖」 半月湖からの羊蹄山(16時頃撮影)。 登山口から少し下ったところにパーキングがあります。 |
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☆コース紹介マップ | |||||||||||
☆国土地理院地形図 | |||||||||||
★2日目のアンヌプリ、イワオヌプリ、鏡沼へ ★3日目のチセヌプリ、大谷地・神仙沼・長沼へ |
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<参考コースタイム>
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