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岩手山(2,038m) 平成20年10月9日 曇り後雨 | |||||
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まえがき・・・岩手山は盛岡市の西北に聳える岩手火山群の盟主で、岩手県の最高峰である。噴火活動が盛んになりしばらく登山禁止になっていたが、2004年7月から全面解禁となった。花巻市生まれの宮沢賢治は、盛岡中学から高等農林に通った7年間に28回もこの岩手山に登ったという。 |
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![]() 【写真】焼走り登山口からの岩手山 岩手山に登るコースは東西南北いろいろある。 中でも特別天然記念物に指定されている溶岩流のある焼走り登山口はいつも観光客で賑わう。 その特別天然記念物を一度は拝見したかったので焼走り登山口から岩手山を目指すことにした。 前泊の松川温泉から「県民の森」の中を通過して、25分ほど走ると焼走り登山口に着く。 すでに駐車場から見る岩手山は、山頂部にガスがかかり始めていた。 午後から雨の予報なので、レインコートを着て出発する。 6時45分 スタート。 |
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![]() 【写真】焼走り登山口 登山口で届けをいれる。 すでに5組ほどのグループが出発しているようだった。 |
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![]() 【写真】紅葉まっ盛りの登山道 登山口からは樹林帯の中を歩く。 アカマツ、ミズナラ林が主体の森だ。 足元にはドングリが山のように落ちている。 歩き始めからしばらくは左手の裾野に天然記念物の真っ黒な溶岩流が堆積しているのが見える。 |
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![]() 8時 第2噴出口跡 登山道をはずれて噴出口の跡地へ出てみる。 |
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![]() 【写真】噴出口跡地から見上げる岩手山 噴出口跡地から下界を俯瞰すると、駐車場の隣に真っ黒な溶岩流が広がっているのが見えた。 上から見ると圧巻だ! 今度は振り返って岩手山を見上げてみると紅葉が真っ盛りで、とても綺麗だ。 |
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![]() 【写真】コマクサ群生地の火山礫を歩く 第2噴出口跡からしばらく樹林帯を登っていくが、直に火山礫の道に出る。 周りは火山礫でも生活できる低木性の樹木と枯れたコマクサの残骸が点在する。 よく見ると、両サイドがコマクサの群生地になっている。 コマクサの咲くシーズンは、人出がきっとすごいことだろう。 |
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![]() 【写真】平笠不動避難小屋 ツルハシ分れで「頂上まで2.3Km」の表示を見る。 登山口から3分の2の距離だ。 9時30分 平笠不動避難小屋に到着。 霧雨がひどくなってきて視界がかなり悪い。 小屋には寄らず、すぐに山頂へ向かう。 |
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![]() 小屋前広場にある「頂上まで0.8Km」の表示。 |
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![]() 小屋から先は、ハイマツ、ミヤマハンノキの低木帯を行く。 岩手山と聞けば、火山礫の中を歩いていくのかと思っていたが、ほとんど樹林帯歩きだった。 雨に濡れたナナカマドの赤い実が、癒してくれる。 |
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小屋から40分ほどで岩手山の山頂。 お釜はおろか、山頂表示も霞んで見えない。 山頂では立っていられないほどの突風が吹き、何度も吹き飛ばされそうになり耐風姿勢をとって耐え忍んだ。 重くてもザックを担いできて正解だった。 少しでも体重を重くしないと危なかった。 こういう時、単独は恐い。 山頂でカメラのレンズが曇ってしまい、すぐに山小屋へ引き返す。 小屋へ着いた時は本当に心から安堵した。 |
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小屋で、熱いコーヒーを淹れて、今日やっと休憩らしい休憩をとる。 小屋の中にはアタックに向かったグループのザックが10個ほどデポしてあった。 身軽にしていくと、吹き飛ばされていないだろうか・・・心配になる。 体を温めてから下山にとりかかる。 下りは樹林帯の中なので、雨が降ってきてもさほど気にならない。 12時40分に登山口に帰着。 溶岩流の自然観察員の方に一声かけて、隣にある焼走りの湯へ向かう。 |
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![]() 山頂部での吹きさらしは相当こたえ、平笠不動小屋に着いた時には、ほんとに生き返りました。明日はいよいよ最終日、早池峰山に登ります。 (写真は焼走り溶岩流/国指定特別天然記念物) 10月8日:八幡平へ 10月10日:早池峰へ |
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コース紹介マップ |
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<参考コースタイム>
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