登山日記
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唐松岳(2,696m)〜五竜岳(2,814m) 平成18年8月19・20日 晴れ

白馬乗鞍岳から下りてきた翌日は、白馬村のラフォーレ白馬美術館でシャガールの絵を鑑賞したり、みそらのペンション街でのんびり読書三昧の一日を過ごした。台風10号はどこへいってしまったのか天候が崩れてくる気配がない。それならば、また山に帰ろうということになり、八方尾根から五竜岳まで縦走することにした。



八方尾根ゴンドラリフトに乗って標高1800mの八方池山荘まで一気に上がると、下界の暑さを一瞬にして忘れる。
お盆も過ぎたのにどうしてこんなに観光客が多いのだろうと考えたら、きょうは土曜だ。
観光客の流れには逆らえない。今日の行程は唐松岳頂上山荘までなので、あせらずのんびり歩くことにした。
10時 スタート


八方池山荘から第2ケルン、第3ケルンとたどる八方池までの道は、八方山の山頂を経由する尾根道と池塘のある山腹をいく巻き道とに分かれている。
観光客はお花畑の多い巻き道をとるようだ。
八方池は、朝からのガスで逆さ白馬三山は望めそうにない。
池の周囲の観光客が百花繚乱といったところだ。
ここから先は、登山者の世界になるので、静かな山歩きになることを願う。


↑唐松岳への稜線
12時40分 唐松岳頂上山荘
ここの名物は、冷凍ジョッキについでくれる生ビールだ。
汗だくの咽喉にきゅ〜っとくるからたまらない!
デッキの誰もが、ご所望なのもうなずける。
宿泊受付を済ませてから、唐松岳山頂へ。
稜線にトウヤクリンドウが咲いているのを見ると、秋がもうそこまで近づいているのを感じる。

二日目


唐松岳頂上山荘 5時スタート
日の出の瞬間をゆっくり楽しむ。
ここから先しばらくは難所が続くので慎重に足を進める。


前方に剱岳 男性的な五竜岳
大黒岳の先まで下がりきった所でのビューポイント。


↑唐松岳頂上山荘で拵えてもらったお弁当
7時7分 五竜山荘
五竜岳への稜線が始まる入り口に建っている。
夕飯は「カレー」と昔からメニューが変わらない(^o^)


軽身で五竜岳へ向かう。
標高差300m、クサリ場もあるので慌てず慎重に。
8時10分 五竜岳山頂に立つ!

2002年9月以来の五竜岳である。
360度のパノラマに溜飲が下がる思いだったo(^-^)o


美しい双耳峰の鹿島槍


五竜岳からの眺望を十二分に堪能して、五竜山荘に戻る。
これから始まる遠見尾根の長い歩きを想定して10時に山荘を出発する。

10時を過ぎると、どんどんガスがわいてきて眺望が悪くなってくる。
遠見尾根から時々五竜岳を振り返るのだが、ほとんどその姿を目にすることはなかった。

11時 西遠見山の池塘を過ぎ、12時50分アルプスだいらに着く。
長〜い、長〜い、遠見尾根歩きだった!

(談)
五竜岳からの大パノラマ映像は想像通りでした!4年ぶりに願いが叶い、山頂に立った時は胸につかえていたものがとれた思いでした。思い出が塗り替えられる瞬間っていいもんですねぇ〜(^-^)
コース紹介マップはこちら
☆逆コースはこちら
☆秋の八方尾根コースはこちら

<参考コースタイム>

◆一日目(10時スタート)
八方山荘10時→第2ケルン10時20分→八方池10時43分→丸山11時55分→唐松岳頂上山荘12時38分

・歩行時間 2時間38分(休憩含む)

◆二日目(5時スタート)
唐松岳頂上山荘5時→五竜山荘7時7分(20分休憩)→五竜岳8時10分(45分休憩)→五竜山荘9時30分(30分休憩)→西遠見山の池塘10時55分→中遠見山11時45分→小遠見山12時5分→アルプスだいら12時53分

・歩行時間 唐松岳頂上山荘〜五竜山荘2時間7分(休憩含む)、五竜岳往復(登り45分、下り38分)、五竜山荘〜アルプスだいら2時間50分(休憩含む)

・行程時間 7時間50分

登山形式:周回登山
コース紹介MAP

<補足>
・五竜テレキャビン乗り場から八方尾根のゴンドラ駐車場までタクシーでマイカーを回収する(タクシー代約2400円ほど)

<下山後の入浴>
【みみずくの湯】
入湯料:500円
補足:石鹸、シャンプー&リンスあり。タオル持参のこと

<立ち寄りスポット>
ラフォーレ白馬美術館


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