登山日記
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 祖母山1,756m 平成18年3月19日 曇り

まえがき・・・2年ぶりの九州遠征で、祖母山、九重山、阿蘇山をまわろうと思う。時期的に今年は雪がどうなのかなと心配しつつ熊本空港に降り立った。熊本は前日来からの雨でしっぽりと濡れ、登山どころではなくなった。初日18日の阿蘇山を最終日の21日に回すことにし、まずは阿蘇火山博物館を訪れ、阿蘇の歴史に触れてから垂玉温泉へ向かった。
翌朝19日も、朝からどんよりとしていて時折雨がぱらついた。

【写真】北谷登山口

南阿蘇山麓にある垂玉温泉の山口旅館(日本秘湯を守る会)を8時頃出発して五カ所高原にある「北谷登山口」に9時頃到着する。
駐車場スペースは広く、トイレも完備されている。

すでに数台の先発隊あり。
9時20分 スタート

【写真】黒岳(1578m)かな・・・

千間平から国見峠を経て祖母山へ向かうコースをとる。

途中、南方に端麗な姿の黒岳(だと思う)が見えてくる。
山頂部が真っ白で、昨夜来の雨が山頂では雪に変わったに違いない。




【写真】千間平

10時20分 千間平に着く。
神原(こうら)登山口からの合流点でもある。

杉やヒノキが主体の平原で、広葉樹林は多くない。


【写真】国見峠

11時 国見峠からの祖母山を写す。
山頂部は樹氷で真っ白になっている。

この国見峠は、秋ともなれば一面のススキの原であたりが黄金色に染まるのではないかと想像する。
枯れ草の上で、談笑する登山者の光景がほほえましい。

国見峠から祖母山へは約40分程度の道のりである。
折からの低温気象で登山道は凍っており、気をつけないと滑るの何の、登山道脇のササをつかみながら登っていく。下ってくる登山者の中にはアイゼンをつけている人もいた。


【写真】祖母山

11時43分 祖母山

とうとう来ました!
でも、展望はゼロ(;o;)
しかも寒い!
山頂表示の脇に寒暖計がついていたので、見たら氷点下一度。
寒いはずだわ〜

残念ながら何も見えないので、20分ほど休憩してから、国見峠まで下る。

【写真】山頂の分岐表示

下りはコースを変えて風穴コースをとりたかったが、気象条件が悪かったので往きと同じコースをとることにした。

14時 北谷登山口帰着


【写真】根子岳山麓の野焼き

明日の九重山の登山口でもある牧ノ戸温泉へ向かう。
やまなみハイウェイを走っていると、根子岳の裾野で行われている野焼きに遭遇。住民総出の作業で行われているようだ。
あちこちから火の手が上がり、火はたちまちあたり一面のススキの原を焼き尽くしてしまうのだった。
初めて見るよそ者には山火事と重なり、なんとも空恐ろしい光景だった。


(談)
祖母山から、阿蘇山、九重山をはじめとする外輪山が見られなかったのがとても残念。とにかく山頂直下の凍てついた登山道のことが気になって、山頂に到着しても下りのことが心配でおちおちゆっくりもしていられませんでした。
やまなみハイウェーに入る頃から青空が広がり、明日の九重山を大いに期待するのでした。

九重山はこちら
阿蘇山はこちら

<参考情報>

9:20北谷登山口スタート→10:20千間平→11:00国見峠→11:43祖母山(20分休憩)→12:05祖母山スタート→12:45国見峠→13:15千間平→14:00北谷登山口帰着

全行程:4時間40分(20分休憩含む)
登山形式:ピストン

<おすすめの温泉>

冷泉・寒の地獄温泉(日本秘湯を守る会)

江戸時代から続く湯治場で、冷泉が有名。
冷泉浴場は7〜9月に限定していて、泉温14度に浸かって病を治すという独特の入浴法。
冬場は内風呂に16度の冷泉の湯船があるので、こちらを試してみたら、なんとこれが病みつきになるんですよ。冷泉と温泉を3回ほど繰り返して入ると体が芯からポカポカになります(^-^)V
今度は夏に本格的な冷泉に入ってみたいです。
この温泉は、牧ノ戸峠登山口から車で10分ほどのところにあるので、九重登山には大変便利ですよ。


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