![]() |
[登山日記のメニューへ] |
涸沢岳〜北穂高〜キレット〜槍ヶ岳縦走 平成16年7月31日〜8月2日 晴れ | |||||||||
1日目(白出〜穂高岳山荘〜涸沢岳〜北穂高) | |||||||||
![]() |
![]() |
||||||||
まえがき・・・『穂高のキレットをこの夏歩いてみよう』と昨年ジャンダルムを終えた時からずっと思っていた。一般登山道ではない岩場の縦走路を歩く時は、むやみに人を誘わないでいようと決めている(逆の人もいるだろう)。約束をするとどうしてもそれに縛られて、天候や体調がすぐれなくても決行してしまうからだ。今回は天候・体調、ともに万全で臨んだ。 |
|||||||||
![]() 岐阜市を2時半頃出発して、新穂高温泉の村営無料駐車場に5時頃到着する。 駐車場はバスターミナルに近いほうから満車になってきて、空いているスペースを見つけてなんとか駐車する。 軽く朝ごはんをすませて、バスターミナルにある登山案内所に登山届をだす。 5時50分 新穂高ロープウェー スタート |
|||||||||
![]() |
|||||||||
![]() 新穂高温泉からしばらくは舗装道路を歩く。 途中、右手に『穂高平への近道』としるされた指導標がでてくるので山道に入る。 この近道を利用すると、10分くらいショートカットできる。 新穂高温泉から40分ほどで穂高平。 ここには、営業小屋があり、牛も放牧されている。 |
|||||||||
![]() 穂高平からは、また舗装道路と交わる。 『白出沢出合』まで、約40分また道路を歩く。 白出沢出合には、白出小屋(無人)がありトイレもある。 ここで、穂高岳と槍ヶ岳のコースに分かれる。 白出沢出合からは、しばらく樹林帯の中を登っていく。 台風の影響からか、少し小雨が降ってきた。 樹林帯の登りは暑いので、気持ちがいい。 50分ほどで白出沢渡渉地点。 沢を渡るために据付けられた梯子をおりて、橋(重太郎橋)を渡る。 ※この重太郎橋は大雨の時は渡れない。 ※雪が消えて沢床が安定する7月中旬に架けられ、11月6日に撤収される。それ以外は沢を渡渉することになるのでご注意! |
|||||||||
![]() |
|||||||||
![]() 橋を渡ったらすぐ、岩壁にそってこしらえてある岩切道を落っこちないように登っていく。 最初にこんな岩場の岩を切り開らかれた今田重太郎さんはすごい人だと感心してしまう。 情熱だけでは、とてもとてもできないことだ・・・ |
|||||||||
![]() 岩切道にそって、お花畑が続く。 昨年、このコースを歩いた時は9月だったのでお花は終焉していたが、こんなにも百花繚乱とは想像だにしていなかった。 白出大滝が豪快に流れ落ちてくる。 9時20分 荷継小屋跡 |
|||||||||
![]() |
|||||||||
![]() 荷継沢を越えるとガレ場の登りが延々と続く。 登っても登っても先は長い。 白出乗越にたっている穂高岳山荘が見えてきても、いっこうに近づかないのだ。 ぎらぎらと照りつける太陽に汗だくになり、折り畳み傘を差す。 途中何度も小休止をしては、下をみる。 白出小屋で会った2組のグループともう1組の新しいグループが点々と散らばって登ってくるのが見える。 が、穂高岳山荘から下りてくる人は誰一人としていない。 |
|||||||||
![]() 12時10分 穂高岳山荘着 まだお昼なので、山荘前のベンチは閑散としていた。 小屋に入って、ランチにする。 13時20分 穂高岳山荘スタート |
|||||||||
![]() |
|||||||||
![]() 13時38分 涸沢岳山頂 この涸沢岳への登りは、穂高岳山荘からだとサンダル履きでも歩けるが、北穂高からだと難易度がぐ〜んと上がり、その差は天地ほどある。 |
|||||||||
![]() 涸沢岳からの下りは慎重を要する。 長い梯子やクサリを使って、D沢のコルまで一気に下りるのだ。 浮石や落石がおこりやすい地点だ。 このコースは、北穂から奥穂へ歩いてくる人のほうが多く、私のように北穂へ向かっていく人はあきらかに少ない。 どうしても下りの標高差が大きく険しいといわれる地点を登りにしたいのが本音だろう。 |
|||||||||
![]() |
|||||||||
![]() 最低のコル。 ちょうど中間点だ。 ザックを下ろして、ほっと一息つく・・・ |
|||||||||
![]() 2年前にこのコース上で財布を落として、北穂岳小屋まで探しに戻った「あのシーン」が蘇ってきた(^^;A いやはや、人間苦境に立つとなんでもできるものだ。 |
|||||||||
![]() |
|||||||||
![]() いよいよ最後の岩場をよじのぼったら、北穂高岳だ。 涸沢小屋から上ってくる登山道と一旦合わさって、北穂高へ(北峰のピーク) 16時10分 北穂高 |
|||||||||
|
|||||||||
![]() |
|||||||||
![]() 北穂高小屋のテラスからはすばらしい光景が広がる。 時間の経過とともに、空の色が七変化に・・・ |
|||||||||
![]() 登山者のだれもがテラスからのりだして 槍ヶ岳の夕景に酔いしれるひととき・・・ |
|||||||||
![]() |
|||||||||
|
|||||||||
![]() |
|||||||||
![]() ![]() |
![]() |
<参考コースタイム>
|
[登山日記のメニューへ] |