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■御嶽山(3067m) 平成14年6月8日(土) 晴れ | |
コース紹介MAP |
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![]() 三岳村にある御岳ロープウエイを利用して、コース上最も早く開けたといわれる黒沢口登山道(尾張の覚明行者が1785年に開く)から剣が峰を目指す。 この時期のロープウエー始発は8時45分なので、ゆっくりのスタートとなる(ハイシーズン中の始発は5時)。14分程ロープウエイからの眺めを楽しみ、標高2150mの飯森駅で下りる。 |
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飯森駅で下りたら目の前はお花畑(人工的)、左に折れると六合目からの登山道と合流する。ここから5分程、木で拵えた道を登りつめていくと七合目行場山荘に着く。この辺りまでは、いかにも信仰の道を連想させる雰囲気である。シーズン中は信者でさぞかし賑わいがあるのだろうが、今はひっそりと佇んでいる。 |
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![]() 行場山荘の横を通り過ぎるとすぐ右手から美しい谷が流れてくるが、このコース上唯一の水場である。 オオシラビソとコメツガの樹林帯を過ぎると次第に樹木の丈が低くなりハイマツや小笹の道に変わる。顔を上げるといつの間にか御嶽山が目の前に現れ、どきっとする。小一時間で女人堂に到着。小屋のすぐ上に霊人碑が数多く並んでいる。ここで御嶽山を仰ぎながら休憩にする。 |
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![]() 登山道に雪がたっぷり残っているので道なき道…雪上を4本アイゼンをつけて登りつめていく。左上に岩室山荘が見えてくるが、本来の登山道から仰ぐとこの岩室山荘は右手に見えてくるはずである。 山荘下でアイゼンを取り外し、小屋を左に回りこんで30分程登ると稜線直下に建っている覚明堂の前に出る。 |
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![]() この覚明堂は剣ケ峰旭館と共に信州側では最も古く、7/1〜9月中旬まで営業している。ふとんの中からでもご来光が拝めるという天下一品のご来光スポット。 小屋からすぐに稜線に出る。頂上剣ケ峰へは、一の池外輪をたどって約30分。 |
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![]() 御岳頂上山荘の前に出たら、石の階段を登りつめて頂上へ。この最後の階段が結構辛いのだ。 階段を登りつめると御嶽教の社がある。 右手に三角点あり。 山頂では高校生の集団が手弁当を広げて楽しげに談笑。引率の先生、ごくろうさま! |
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![]() 御嶽山の全貌を知るには一周してみるのが一番だ。 山頂で一泊すれば、剣ケ峰から二の池〜サイノ河原〜摩利支天山〜飛騨頂上〜コマクサ群生地〜継子岳〜四の池周遊(花の宝庫)〜三の池と御嶽山巡りができる。 こうして季節を変えて飛騨濁河温泉コース、田ノ原コース、黒沢口コースと歩いてみると、変化に富んだ美しい風景は言うにおよばず、この山を取り囲む集落が御嶽山との関わりの中で独自の文化を築き、歴史を刻んできたんだなぁというのが多少なりともわかる。 |
■赤と黄色のコントラストが見事なレンゲツツジ(御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅)周辺 |
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ワンポイントアドバイス |
<参考コースタイム> ◆御嶽山(黒沢口) <見所> <注意点>
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