登山日記
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 朝日岳(1,870m) 平成25年9月21日 晴れ

まえがき・・・東北地方の中央部に位置する朝日連峰は火山活動とは無縁のとてつもない山塊である。この朝日連峰の最高峰は大朝日岳(1870m)で、登山口の古寺鉱泉からの標高差は約1170m。古寺山(1501m)、小朝日岳(1647m)を超えていくハードなコースである。


 
12:30仙台空港でレンタカーを借り、登山口の古寺鉱泉をナビに入れて出発(所要時間約2時間)。仙台空港ICに入る前にコンビニに寄って2日分(朝日岳と月山)の水と山の行動食を買い込む。山形自動車道の月山ICから下りて古寺鉱泉へ向かう間にコンビニは1件もないので、必ず高速に入る前に買い物は済ませておく必要がある。
今宵の宿・古寺鉱泉に温泉はあるが、男女共同なので女性には利用しにくいため、途中にある大井沢温泉「ゆったり館」でお風呂を済ませておく。入浴料がなんと300円で源泉かけ流し^^

20日16:00 先にお風呂をすませてから
登山口のPに到着。夕方なのでガラ空き。
Pから5分歩いて古寺鉱泉へ。
ヤマメの塩焼きと山菜尽くしの料理に
舌鼓、9時に就寝する。
グッスリoo〇
21日 4:45に鉱泉前から出発する。
途中で夜明けを迎え、新鮮な気分に・・・
         
周囲が明るくなるとまわりはブナ林。
空気が清浄されて癒される^^
まるで話しかけてくるようなブナ。
思わず立ち止まって見上げる。
途中、「合体の樹」に出合う!
左がヒメコマツ(ゴヨウマツ)、右がブナ。
         
回り込んでみると3本が合体!
おしくらまんじゅうしているようだ^^

1時間ほどで最初の水場「一服清水」に
着くが
こちらより銀玉水の方がおすすめ!
7:10 出発から2時間半かかって
やっと古寺山に立つ。
手前が小朝日、奥が大朝日。まだ遠〜い
         
小朝日のピークは踏まず、巻き道をゆく。
大朝日の鞍部に大朝日小屋が立って
いるのが小さく見えてきた。
登山道の脇は秋の気配が漂う・・・ 8:35 一番おいしいと聞いた銀玉水分岐
水の補充はここがベスト!
         
キオン咲く登山道を登っていく。 9:00 長い稜線歩きを経て、
やっと大朝日小屋に到着!

避難小屋だけど管理人さんがいる。
小屋の前の鐘を鳴らしてみたら
あまりの大きな音に恥ずかしくなるく^^;

奥は西朝日岳。
       
小屋から10分で山頂へ 9:15 大朝日岳
大展望でバンザ〜イ w(◎o◎)w
ブタウサギも三角点に立つ
         
 
山頂でイワヒバリと遭遇。
人をあまり恐れずに餌を探していた。
たっぷり休んだら紅葉が始まった山頂
を後にして大朝日
小屋へ下りる
  西朝日岳への道
この先の竜門小屋に今夜は泊まる
という女性がいた。
       
 
 
エゾオヤマリンドウ咲く道を
小朝日岳目指して下山開始。
  11:40 古寺山でもう一度振り返る。
大朝日、小朝日はここで見納めだ。
  13:45 古寺鉱泉に帰着
Pは満車で長い路駐の列ができていた


   登山道で出合った植物(他にもたくさんありました)
   
タムシバの実 ヤマアジサイ ミズキの実 ナナカマドの実
ノリウツギ ミヤマママコナ マツムシソウ キオン
 ミヤマコウゾリナ  ヨツバヒヨドリ タカネナデシコ   ミヤマトリカブト
(談)
今年の東北はいつ梅雨明けしたのかわからないほど7月は雨が多く、3回航空券の変更を行い 4度目の正直で登頂することができました^^
7月の台風で登山道が荒れ、新しく作られた道には笹の束が敷かれ、ところどころ滑りやすくて歩きにくかったです。
稜線に出てしまえば大展望が広がり、気持ちのいい尾根歩きを満喫することができました^^

☆朝日岳☆国土地理院地形図
 
☆2座目の月山へ

<参考コースタイム>

朝日岳 (登山口:古寺鉱泉)
行程時間:9時間  歩行時間:8時間
古寺鉱泉 一服清水 古寺山 大朝日小屋 大朝日岳 大朝日小屋 古寺山 古寺鉱泉
4:45 5:55 7:10 9:00 9:15-9:50 10:00 11:40 13:45

<注意点>

  • 水場は「一服清水」、「三沢清水」、「銀玉水」の3か所。いずれも水は豊富。古寺鉱泉のご主人のおすすめは銀玉水です。案内板から2〜3分下ります。
  • 7月の台風で登山口から古寺山までの道中、何カ所かで道が荒れています。新しく作られた道には笹の束が敷かれ、滑りやすいので下りで注意!
  • 駐車場は連休ともなると朝の6時には満車だとか。仮設トイレあり。
  • 古寺鉱泉に宿泊して早朝スタートすると体がとても楽です^^
  • 山形自動車道の月山ICから登山口の古寺鉱泉までコンビニは1件もないので要注意!


<宿泊先>

前泊20日:古寺鉱泉「朝陽館」 (大江町観光物産協会HP)
朝日連峰の登山道入口にある山小屋。素朴な宿でヤマメの塩焼き・山菜料理がおいしかったです。
秘湯の湯。男女共同なので女性には利用しにくいため、来る途中にある大井沢温泉「ゆったり館」(300円・源泉かけ流し)でお風呂を済ませてくるのがおすすめ!

後泊21日:大井沢温泉 旅館「孝庵」  心づくしの手料理とおかみさんのおもてなしが一番でした^^ 


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