登山日記
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二ツ森山(1,223m) 平成21年11月28日 晴れ
二つ森山
まえがき・・・福岡町と白川町の境界にある切越峠にある登山口から二ツ森山へ登るコースが一般的。双耳峰の山頂からは笠置山、恵那山、御嶽山や中央アルプスが展望できる。


【写真】フォレストパーク(7合目)の登山口


今日は午前中に富士見台を周回し、その足で二ツ森山に立ち寄ることにしたので切越峠にある登山口から登っていたのでは下りが日没になってしまう為、二ツ森林道から派生している東森林道にできた『二ツ森フォレストパーク』からお手軽登山をすることにする。
駐車場にはきれいな東屋とトイレが完備されている。

!!登山を楽しみたい方は切越峠から登りましょう!!


【写真】登山口


二ツ森山は双耳峰なので、それぞれ西森1223m、東森1155mと呼ばれている。
7合目登山口から西森山頂まで560m、およそ15分の道のりである。
登山口から階段状につけられたヒノキ林の道からスタート。
前方に4人連れのファミリーが登っていくので、後に続く。



【写真】落葉した雑木林


丸太を組んで作った橋を渡ると、周囲は落葉広葉樹林帯に変わる。
葉っぱを落とした後なので、どこか寒々しい。
紅葉の時期なら風情があったのに・・・


【写真】氷餅の池


5分で8合目に着く。
中津川市指定文化財の『氷餅の池』と書かれた案内板が立っている。
江戸中期から明治維新の頃まで、主君の命によりこの池で氷餅を作ったと書かれている。
氷餅とは、ついた餅を寒中にさらして凍らせそれを乾燥し粉末にしたもの、とある。今で言うと餅粉のようなものかな。
大層な池も今では落ち葉が堆積してすっかり見る影もないが、それでも当時の遺構には違いない。



【写真】二ツ森山(西森)と東屋からの展望


8合目から少し登った先で東森1155mへ行けるコースがつけられていた。
その分岐から10分も登ると二ツ森(西森1223m)山頂だ。なんとも呆気ない。
山頂には二等三角点のある展望岩があり、そこに立つと下は断崖絶壁で身震いがする。
東濃の町並みと笠置山、恵那山が間近に見られ、気分が昂揚してくる。
午前中に登ってきたばかりの富士見台方面の展望もよい。
モダンな作りの東屋に入ってみると、展望写真が四方に貼られていた。
ここからも御嶽山や中央アルプスの眺めが素晴らしく良い。
登頂回数を記した日誌も備えられ、地元の人たちの人気振りが伺える。


【写真】登山口の清水で手を洗う

展望岩で遅めのランチをとっていると、さきほど追い越した4人のファミリー組が上がってきた。
二人の子どもたちは、展望岩に登るとキャーキャーはしゃぎ出す。
子どもの喜ぶ声は、その場を和ませてくれる。
おやつを交換しあって楽しいひと時を過ごす。
しばらく子どもたちと歓談し、東森へも足を伸ばすというファミリーに別れを告げ、往路を戻った。
登山口の清水で手を洗い、小忙しい一日を締めくくった。

★午前中の富士見台はこちら



(談)
時間の都合上、お手軽登山になってしまいました。今度は切越峠からコウモリ岩を通って山頂まで登ってみようと思います。

コース紹介マップ
国土地理院1/25000地形図

<参考コースタイム>

◆ 登山形式:ピストン 歩行時間 30分

<見所>

  • 山頂からの景観が素晴らしい


<アプローチ>

福岡町と白川町をつないでいる県道70号線上の切越峠に登山口があります。時間がない場合は、今回紹介した東森林道にあるフォレストパークから入山します。


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