登山日記
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富士見台(1,739m) 平成21年11月28日 晴れ
富士見台
まえがき・・・富士見台は恵那山の北部に広がる高原状のピーク。一年を通して訪れることができる絶好の展望地だ。富士見台という名前はついているが、富士山は見えない。しかし日本アルプスの展望を満喫するのに相応しい名前だといえる。


【写真】神坂峠への道から


中津川ICから国道19号線を走り、沖田交差点で右折し県道7号線に入る。
日帰り温泉のクアリゾート湯船沢をやり過ごし、さらに走ると「富士見台」の案内看板が立っているポイントで右折し(湯船沢川を左岸に渡る)、神坂峠へ向かう。
冬期登山口でもある強清水(こわしみず)を過ぎ、神坂峠へ近づいた頃、富士見台の高原状の姿が見えてくる。

!!登山を楽しみたい方は強清水(こわしみず)から登りましょう!!


【写真】萬岳荘


神坂峠に着くと、少し下ったところの駐車場に4台ほど車が止めてあった。恵那山の登山者だろうか。
そこから萬岳荘までさらに車で乗り入れる。
すでに10台ほどの車が止めてあった。




【写真】スタート口


萬岳荘の左隣りからスタートし、まずは富士見台を目指す。
上空にラジコンの飛行機が1機飛んでいた。


【写真】分岐


階段状の登りを10分も歩けば笹原の尾根に出る。
神坂峠から来るとこの分岐で交わる。
ここからは気持ちのよい高原歩きだ。




【写真】神坂小屋


開けた笹原にところどころネズコやオオシラビソの高木がポツンポツンと立っている。
まもなく2棟ある神坂小屋が出てくる。
トイレも完備されているようだ。
神坂山への道を右にやり過ごし富士見台へ向かう。
神坂山へは帰りに寄ろう。


【写真】富士見台山頂

小屋から10分で富士見台山頂。
誰もいない山頂だ。車の持ち主たちは一体何処へいったのだろう・・・。
さっき飛んでいたラジコンも今は見かけない。
山頂からの展望は360度だが、ガスがあって同定できるのは中央アルプスくらいだった。

左/山頂表示と御嶽山方面
中/山の同定パネルと中央アルプス方面
右/山頂からの恵那山



【写真】神坂山

吹きさらしの山頂は10分もいると寒くなってきたので、神坂山へ向かう。
きれいな三角錐の奥に隠れているのが神坂山で、距離があるようで歩いてみると案外近そうだ。





【写真】小屋前の分岐で


神坂小屋まで戻り、分岐で神坂山へ向かう。
笹原の道を進んでいくと『落雷遭難の碑』があった。
こんな高原台地状で落雷にあったりすると隠れる場所もない。



【写真】神坂山1684m


分岐から15分ほどで神坂山に着く。ここで行き止まりだ。
三等三角点がある山頂は狭いが、風もなくポカポカ暖かくて休憩するのにちょうどよい。
コーヒーを淹れて、静かなひとときを過ごす。
高原の道を歩いている人が誰もいないので、一人だけ別世界にいる感覚がする。





神坂山から富士見台方面を眺める。
笹原につけられた道がよくわかる。



【写真】萬岳荘へ下る

休憩をとった後は、神坂小屋へは戻らずに萬岳荘へ直接降りていく道をとる。


【写真】萬岳荘の裏に出る


笹原の道から針葉樹林帯に入り、鬱蒼とした森の中を抜けていくと萬岳荘の裏手に出る。
1時間半のお手軽な周回コースで、展望と気持ちの良さで天下一品だった。
午後からは二ツ森山へ向かう。

★二ツ森山はこちら


(談)
一度は訪れてみたかった富士見台。ササユリの咲く頃や雪の時期にまた来てみようと思いました。

コース紹介マップ
富士見台☆国土地理院地形図

<参考コースタイム>

◆ 登山形式:周回
歩行時間 1時間20分(神坂山の休憩15分含む)

萬岳荘 神坂小屋 富士見台山頂 神坂山 萬岳荘
11:00 11:15 11:25 11:55-12:10 12:25


<見所>

  • 高原台地状の景観
  • 富士見台山頂からの展望
  • ササユリの咲く頃


<注意点>

ガスが出ているときは、高原台地状なので注意が必要。

<アプローチ>

中津川ICから国道19号線を走り、沖田交差点で右折し県道7号線に入ります。
日帰り温泉のクアリゾート湯船沢をやり過ごし、さらに走ると「富士見台」の案内看板が立っているポイントで右折し(湯船沢川を左岸に渡る)、神坂峠へ向かいます。冬期登山口でもある強清水(こわしみず)を過ぎ、神坂峠に着くと少し下ったところに駐車場があります。さらにその先の萬岳荘まで車を入れることもできます。


<下山後の入浴>
クアリゾート湯船沢 県道7号線沿い


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