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岩木山(1,625m) 平成19年10月26日 曇り |
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まえがき・・・青森県の最高峰である岩木山は津軽平野の中心に聳えたち、どの角度からみても秀麗で津軽富士とも呼ばれている。8合目まで通じる岩木スカイラインが開通してからは、登山スタイルはすっかり変わり、夏は多くの人で賑わうという。 |
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【写真】弘前市内から岩木山へ向かう車中から撮影 八甲田山から一夜が明け、天気が下り坂に向かう中、岩木山に登るために弘前市へ向かう。 八甲田の麓にある猿倉温泉から弘前市まで1時間足らず。 岩木山を眺めながらのドライブで俄然登行意欲が沸いてくる。 街道沿いにはりんご畑が延々と続き、千秋、フジ、王林・・・と種類もさまざま。 |
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【写真】岩木スカイラインの紅葉 弘前市内から岩木山へは3号線(百沢街道)を走って岩木スカイラインを利用する(通行料1750円) 紅葉真っ只中を走る気分はとても爽快だ。 (補足) この岩木スカイラインの自動車道が8合目まで開通したのは鳳鳴高校生の遭難事故のあった翌年の昭和40年のことで、青森県で初めての有料自動車道だったそうです。 |
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【写真】スカイライン終点 全長9.8Km、69カーブのくねくねをクリアして8合目駐車場に到着。 リフトがあるがすでに営業が終わっている。まだ動いていたとしても利用しないと思うが・・・ (4月中旬〜10月下旬まで) 登山口は建物のすぐ右脇から入っていく。 10時 スタート。 |
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【写真】鳥ノ海噴火口 登山口から20分ほどで鳥ノ海噴火口。 リフトの終点でもある。 さらに岩場を登っていくと標高1500mのところに避難小屋の鳳鳴ヒュッテがある。 |
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【写真】鳳鳴ヒュッテ(避難小屋)と岩木山頂 この小屋は、昭和39年の鳳鳴高校生4名の遭難事故の翌年に避難小屋として建てられたそうだ。 小屋の玄関に鐘が一つぶら下がっている。 鳳鳴高校生の霊を慰め、これから登って来る人の道標にと鐘を鳴らすのだ。 小屋から急な岩場が続く。 第一おみ坂、第二おみ坂を突破すると頂上だ。 |
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【写真】岩木山神社奥宮 10時42分 岩木山頂。 岩木山神社奥宮と一等三角点がある。 奥宮から東を遠望すると、昨日登った八甲田山が見える。 北には津軽半島と下北半島、西に日本海・・・その先は北朝鮮か。 雲が広がってきているものの、本州最北の日本百名山から南を眺める気分はサイコーだ! |
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【写真】岩木山頂のピラミッド 場所を移動すると、ピラミッド型の山頂表示があり、ここにも鐘がついている。 ためしに鳴らしてみたら、ものすごく大きな響きを放ち、周りの田畑にまで届きそうな音でびっくりしてしまった(迷惑・・迷惑・・テレ笑) これなら遭難者用の鐘としての役目は充分果たしそうだ。 さいわい平日で登山者は私の他に2人だけ。(一人は地元に住む新聞記者で、もう一人は千葉からやってきたそうだ) さすがに30分も山頂に居るとからだが冷えてくる。 ゆったり流れる時間を過ごしたら、もと来た道を戻る。 岩場の下りは、足元が不安定で慎重に足を運ぶ。 山頂から40分足らずで駐車場におりると雨がぽつぽつ降ってきた。 なんとか雨に濡れずにすんだ! 山頂の二人は、濡れちゃっただろうな・・・ちょっと心配になる。 |
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【写真】岩木山神社 スカイラインを下りて岩木山神社に立ち寄る。 鳥居の下から今登ってきた岩木山が見える。 人くさい岩木山を味わってみたいなら、旧暦8月1日の「お山参り」に合わせるといい。村の隊列が囃子方を従えて登るらしい。(百沢コース) |
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(談) スカイラインを利用すると岩木山はあっけなく登れてしまいます。嶽温泉から登って下りることも考えましたが、天気が下り坂だったのでスカイラインを利用してしまいました。この後、弘前城に足を伸ばし、天守から眺めた岩木山がこれまた秀麗でした。県民の皆さんにとって岩木山は特別な山なんでしょうねo(^-^)o |
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コース紹介MAP |
<参考コースタイム>
<注意点>
弘前城(重要文化財)弘前市 現在は弘前城史料館として、藩政時代の史資料を展示しています。 弘前城の詳細は「日本全国城めぐり」で紹介しています。 三内丸山遺跡(国特別史)青森市 写真の「大型掘立柱建物」は地面に掘られた6つの大きな穴から想定して復元された建物です。一見「火の見櫓」のようにも見えますが、集落を象徴する建物だったのではないかという説もあります(諸説あり)。 |
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