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荒島岳(1,524m) 平成19年6月2日 晴れ | |
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まえがき・・・5月のリハビリ登山「伊吹山」に次いで2回目の山は、さらに登降時間・傾斜角度等の難易度を上げて「荒島岳」を選定。荒島岳に登るのは5年ぶりの2回目。初めて荒島岳に登ったときのレポートを読みかえしてみると自分なりの評価がどうも低い。5年後の同じ季節に登り直すことで、荒島岳をどう味わうか、とても楽しみになってきた。 |
![]() 5年前のレポに雨後の登山はどろどろ、べちょべちょになるので要注意!とあったので、今回は晴天日を待って出かけた。ところが、運悪く?福井に入ってみると夜中に雨が降ったらしく地面が濡れている。 生憎とスパッツを忘れてきたので長ズボンの裾をまくって歩くことにした。 7時25分 スタート トイレ横の車道から歩き始め、スキーリフトの終点(標高650m)で本格的な登山道にかわる。 |
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![]() 8時3分 登山道に入ると足元は予想どおり、どろどろ、ぐちゃぐちゃなので、ストックを2本出す。 足元が安定してくると、周りの景色を余裕をもって味わうことができる。 ブナの新緑が、美しい景観を織りなしている「プロムナード」がいよいよここから始まる。 |
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![]() 登山道の両脇にはエゾユズリハが若葉を出し、 雄花をたわわにつけている。 (エゾユズリハは雌雄異種。太平洋側ではユズリハといい、やや大ぶりの葉になる) |
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![]() 荒島岳のブナ林は、豊かな土壌生成と水源かん養林としての公益的機能をたくさんもち、その美しい景観が人の心を癒し、またその面積的な広がりからいっても一級品だといえる。 白神山地(まだ未踏の地)のブナの根っこの踏み荒らしが問題視されているが、世界遺産認定に関係なく、人は自然から無償のやさしさをもらっているように、人も自然にやさしくなければならないとつくづく考えさせられる。 |
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![]() 【写真】山頂まで2Kmの標識 ブナから新鮮なエネルギーをもらって、重い足を一歩一歩運んでいく。 「荒島岳山頂まで2Km」の標識に到着。(5年前はあったかな??) |
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![]() 9時23分 登山口から1時間20分で「シャクナゲ平」(標高1204m) 5年前にもシャクナゲは咲いていない、と書いたがやはりここのポイントにシャクナゲは咲いていない。 西から中出コースと合流しているが、中出コースにシャクナゲの群生地があって、それから命名されたのかもしれない、といい加減な推測をする。 |
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![]() シャクナゲ平で小休憩をし、道を東南にとっていよいよ荒島岳に向かう。 鞍部に下る途中、右手から佐開コースと出合う。(最短のコース) 山頂まで標高差320mを階段とクサリがある「モチが壁」を越えなければならない。 一登りしたところでシャクナゲに出合う。5年前と同じシャクナゲだ。 アケボノツツジも咲いていた。 |
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![]() 辛い、つら~い「モチが壁」を登り終えたら前荒島があらわれる。もう一登りで荒島岳だ。 初めて登った5年前は、前荒島を荒島岳だと間違えたものだ。 今回は慌てず、前荒島を回りこんで荒島岳へ。 目障りな巨大電波反射板も撤去されて山頂はすっきり! 残雪を抱いた白山の眺めがひときわ雄大だぁ~。 |
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![]() 以前は小さな堂の中に地蔵尊があったというが、今は外に並んでいる。気のせいか地蔵尊が新しくなったような気がする。 合掌して、「荒島岳に登れたことに感謝」をする。 山頂は、しだいに銀座模様となり、あらためて荒島岳は百名山のひとつなんだなぁ~と感じ入った。 次は秋にこよう!とつぶやいて晴天の荒島を背にしたのだった。 |
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![]() 下山後、 大野市から西斜面の荒島岳を撮影する。 |
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(談)昨日までは、膝が痛くなって途中でリタイアすることになっても2回目だからいいやー、と軽い気持ちで荒島岳にやってきたのですが、やはり荒島岳は5年前の印象どおり急坂のきつい山でしたが、ブナ林の美しさは天下一品だと改めて認めざるを得ませんでした。道中、すれ違いざまに見知らぬ男性登山者が「荒島はきつい山だ!もう二度とこないぞ。」とつぶやいたことが耳に残りました。どこから見ても健康体の男性が荒島はきつい山だとぼやいていたので、リハビリ登山でそのきつい荒島岳に登れたことにいつも以上の達成感がありました(爆笑)V(^-^)V | |
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