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妙高山(2,454m) 平成18年9月2日 晴れ | ||||||
まえがき・・・妙高山は頚城(くびき)三山の一つで、富士火山帯の最北端に連なって妙高火山群と呼ばれている。その妙高山は「越後富士」の名で親しまれ、火打山は火山群の最高峰、そして焼山は新潟県で唯一の活火山である。昨年の10月に火打山から妙高山へ周回するつもりが、思わぬ積雪で断念をした山でもある。 |
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【写真】登山道の入り口でもある燕温泉 前夜10時に関ICに入り、燕温泉の駐車場に2時20分頃到着し、車中で仮眠をする。 5時頃周りの車からバタンバタンと支度をする音がしだしたので、目を覚ます。 5時50分 駐車場を出て、燕温泉街を抜けて登山口へ向かう。 |
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【写真】登山口 6時 立派な表示のある登山口 燕新道も燕登山道も分岐の麻平まではこの登山口からスタートする。 |
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【写真】今年復旧した「妙仙橋」 歩き出しからすぐに大倉沢に架けられた妙仙橋に出合う。 この橋は昨年の災害で壊れたため、登山道は昨年いっぱい通行止めであったが、今年復旧された。 りっぱな橋である。 |
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【写真】通行止めの表示 橋を渡るとすぐに通行止めの看板。 土石流で道が流れてしまっている。 迂回路を使って、なんなく通過。 分岐の麻平まで約30分。 ほとんどの登山者が燕登山道をとるが、私たちは敢えて遠回りの燕新道(左回り)をとる。 |
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【写真】キノコ 森の生態系に欠かせないキノコたち。 なかなか同定はできないけど、見ているだけで楽しい。 |
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【写真】大倉沢を渡渉する ブナ林、カンバ林の樹林帯を抜けると大倉沢に出合う。 妙高山の姿を初めて目にするポイントだ。 一息入れて、大倉沢の渡渉をする。 水の流れが速いので慎重に渡る。 こういう場合、できればストックはあったほうがよい。 |
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【写真】長助池 8時50分 長助池 湿原が広がり、高山植物がいっぱい咲いている。 黒沢池ヒュッテから大倉乗越を超えて歩いてくる登山者が山腹に見えたので、友人がおもわず「ヤッホー」と叫んでみると、返事が返ってくる。 |
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【写真】妙高山の山頂部が見えてくる 黒沢池ヒュッテからのコースと合流する地点からは急傾斜の道に変わる。 あごが出るといわれるほど、辛い辛い登りが続く。 遠めから妙高山をみると、かなり山頂部がシャクレていて勾配がきついのが分かる。 息カラガラ、膝も少し痛くなってきたのでそろそろワコールのCWXの使い時かな・・・とチラッと思う。 |
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【写真】妙高山頂(北峰) 10時38分 妙高山 ほんまにしんどかった〜〜(大阪人じゃないけど、この言葉がしっくりくるほど登りが辛かった!) 山頂からは、野尻湖、火打山はもちろんのこと北信越の山々から穂高連峰、富士山まで同定ができ、見飽きることがない。 しかも高山植物の中に巨岩がゴロゴロしていて、散策するのがおもしろい(^-^) |
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【写真】祠のある妙高山頂(南峰) 三角点のある北峰から、「溶岩庭園」を歩いて祠のある南峰へ向かう。 こちらのほうが北峰より少し標高が高い(2454m)。 12時25分 南峰から燕登山道を下って燕温泉へ戻ることに。 |
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【写真】クサリ場 こちらは燕新道と違って岩場を下っていく。 白馬三山を背景にして下りるのは少し残念だが、しばらく下ったところにクサリ場がある。 上から見るとかなり急な角度だが、下りはじめれば何てことはない。 下りはじめて1時間ほどで天狗平。 赤倉登山道との分岐であるが、そのまま燕登山道を進む。 天狗平から40分ほど歩いた先にまた分岐がある。 朝通った麻平へ戻る道と燕温泉スキー場へ出る道である。 どちらをとってもコースタイムに違いはない。 私たちは、燕温泉スキー場へ出る道をとる。 |
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【写真】称名滝と光明滝 硫黄臭が立ち込めた登山道を下っていくと、目にも鮮やかな二段滝を目にすることができる。 称名滝と光明滝だ。 振り返っては眺め、振り返っては眺め、歩く。 燕温泉スキー場のリフトの下に出てからは、ひたすら惰性で舗装された道をくだり、足が痛くなった頃燕温泉に帰り着いた。 薬師堂のそばに無料の露天風呂があるので、ぜひどうぞ(男女別)。 |
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中央が妙高山(右は赤倉山、左は三田原山)撮影日/2005.10.22池の平スキー場から | ||||||
(談)妙高山は、本当に満足度の高い素晴らしい山でした。これほど膝が痛くなったのは初めてで、簡単においそれと登らせてくれないお局様のような山でした(^-^) | ||||||
コース紹介マップ 晩秋の火打山はこちら |
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