登山日記
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 武奈ガ岳1,214m敗退 平成18年2月12日 雪

まえがき・・・比良山系の最高峰「武奈ガ岳」の西南稜を一度は歩いてみたい、と以前から思いつつもその機会に恵まれず、 やっとその日を迎えたというのに昨夜からの寒波到来で、登山口の坊村はすっぽりと雪に包まれていた。

坊村の地主神社の境内にある駐車場は
降りしきる雪で車を入れるにも一苦労。
老齢の杉の大木の横にある赤い橋を渡って
御殿山コースの登山口までまっすぐ進む


御殿山コースの案内板
「ワサビ峠を経て武奈ガ岳へ」
スノーシューと尻セード板を持っていざ出陣!
下りの雪遊びに胸膨らむ時


登り初めから急傾斜。
新雪の下の雪が凍結していて滑りやすい。
ピッケルを持ってくるべきだった(@o@)
標高を上げていくにつれ
踏み跡をはずすと膝まで沈みこむ


静まり返ったブナ林の中を黙々と歩く・・・時折吹きすさぶ寒風で首をすくめる


スノーシューとわかんを使って御殿山へ続く尾根まで登りつめたが、−5度の気温で顔面は痛いほど硬直し
降りしきる雪で展望も全く期待できない状態だったので、ここであっさりと敗退を決めることにした(;o;)


あ〜あ、夢にまで見た西南稜なのに・・・この寒波がうらめしい・・・


下りは尻セード板がそのパワーをいかんなく発揮してくれた。
登り3時間の行程をなんと1時間でクリア。
このチリトリ器みたいな尻セード板は、取っ手を両手で持って丸い部分にお尻を乗せて下るだけの簡単ツール。使い慣れてくると体の傾き加減で滑り落ちていく方向を調整できるようになる。
やっぱ、尻セードの快感はこたえられないV(^-^)V


(談)
初めから寒波がきていると知りつつみんなで出かけたので、山頂までいけるかどうかいきあたりばったりの山行になりましたが、今回の敗退は負け惜しみではなく「まあ、こんなもんかな。春になったらまたこよう」と誰もがあっさり現状を受け入れたのでした(^-^)
帰りは雄琴温泉の日帰り湯で久しぶりの筋肉痛を癒して帰途につきました。


リベンジ編〜紅葉の武奈ケ岳はこちら

<参考情報>

坊村の地主神社駐車場8:10スタート→11:10御殿山直下の尾根で敗退→樹林帯でランチ(30分)→地主神社駐車場13:00

<アプローチ>

岐阜市からは名神高速を使って栗東ICで下り、琵琶湖大橋(有料 普通車200円)を渡り、R367を北上して坊村へ。坊村に入ったらじきに右手に明王院・地主神社が見えてきます(看板あり)。近くに綺麗なトイレもあり。
この時期はチェーンが必要(スノータイヤをはいていればOK)

<日帰り温泉>
雄琴温泉湯元館 
入浴料 1500円(タオル、バスタオル付き)


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