登山日記
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黒斑山(くろふやま 2,404m) 平成17年8月7日 晴れ

まえがき・・・黒斑山(くろふやま)は浅間山が現在登山禁止なので、その代替として登られている。
火山活動が活発な山は噴火しないまでも毒性の強いガスに巻かれて命を落とす登山者が少なくない。浅間山が登山禁止なら外輪山を登って百名山の一つを踏んだことにしたい。


【写真】高峰高原の黒斑山登山口

高峰高原の車坂峠に黒斑山(くろふやま)の登山口がある。
案内板に浅間山の活動レベルが現在「」と記載されている。

※活動度レベル3(山頂火口で小〜中噴火が発生又は可能性あり・入山規制)
※レベル2(やや活発な火山活動で火口周辺規制あり)


10時45分 スタート


【写真】マツムシソウをはじめとする高山植物

登りは表コースをとり、緑豊かな樹林帯の中を登っていく。
黒っぽい火山岩の間から色鮮やかな高山植物が咲き誇り、思いがけず楽しませてもらうことに・・・V(^-^)V


【写真】最初の休憩ポイント

最初の休憩ポイントを過ぎると、万が一の場合に備えて槍ケ鞘(やりがさや)に火山弾を避ける非難小屋(シェルター)がある。

避難小屋を過ぎたらじきに外輪山の一角に出る。
赤ゾレの頭と呼ばれる小ピークだ。

【写真】トーミの頭

左手にトーミの頭が見えてくる。
登山者が蟻のように群がっているのが肉眼でもわかる。
一旦下って、トーミの頭への登りにかかる。



【写真】浅間山が・・・!

わぉ〜〜!
浅間山がガスの中から姿を現しかける!

しばし立ち止まってその姿を待つが、結局シルエットだけに終わってしまった(;o;)
ざ〜んねん!

【写真】トーミの頭で休憩

トーミの頭までくると俄然浅間山に近くなった気がするo(^_^)oワクワク

ここでガスが切れれば、目の前に浅間山が広がるのになぁ・・・・


【写真】登山者で大賑わいの黒斑山頂

トーミの頭から尾根を歩くこと10分。

12時10分 黒斑山頂

登山口から1時間30分の道のりである。
この黒斑山直下には浅間山火山活動を監視するカメラが取り付けられているそうだ。

狭い山頂は、お昼を広げる登山者でいっぱい!中には、この先の蛇骨岳(2366m)まで足を進める人もいる。

浅間山を展望するには格好のポイントだと思う。冬場もスノトレで来る人が多いと聞いたが、それも頷ける。さぞかし素晴らしい構図の浅間山を撮影できるだろう。

【写真】分岐点

山頂で30分程休憩してから、またトーミの頭まで戻る。
トーミの頭を下ったところに分岐点があり、帰りは中コースをとる。

中コースはほとんど樹林帯歩き。


【写真】車坂峠

1時間ほどの静かな樹林帯歩きを楽しんだら、あっという間に車坂峠に着いてしまう。

コース一周が2時間30分ほどなので、冬場に高峰温泉にきてスノトレを楽しむにはちょうどお手ごろな山だ。


【写真】高峰山(2029m)と高峰高原のニッコウキスゲ

高峰高原一帯はニッコウキスゲが満開だった。
今年は遅咲きだそうだ。

涼しい高原の風を求めて人がたくさんそぞろ歩き、高峰温泉で汗を流し至福の時を過ごす・・・


(談)
高峰高原は初めて訪れたのですが、なんとなく後ろ髪を引かれる場所でした。その理由は知る由もないのですが、浅間山がしっかりと見えなかったのと、子供の頃にたずねたどこかの風景とだぶってみえたのかもしれません・・・

☆小諸市のコース紹介マップ
☆浅間山☆国土地理院地形図
  火山館コースはこちら 

<参考コースタイム>

◆10時45分車坂峠スタート→11時45分中コース分岐点→11時55分トーミの頭→12時10分黒斑山
◆12時40分黒斑山頂→14時車坂峠

歩行時間:2時間40分
行程時間:3時間40分

◆登山形式:周回

<アプローチ>

上信越自動車道の小諸ICで下り、高峰高原へ向かう。

<立寄り温泉>

高峰高原ホテル 
高峰温泉


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