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能郷白山(1,617m)能郷谷コース 平成16年5月15日 晴れのち曇り | ||||||
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まえがき・・・能郷白山は、泰澄によって開山された(718年)白山信仰の山として広く知られている。3年前の6月、ちょうどサラサドウダンが満開の時に温見峠から登って花の種類の多さに目を丸くしたが、今回は能郷白山の山本来の良さを知る為に懐深い能郷谷から登ってみることにする。 |
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![]() 情報筋によると、能郷谷林道崩壊の残骸はきれいに片付けられているというが、普通乗用車ではちょっと心配になってきた(~~; たまたま道の駅「もとす」で相互リンク仲間のKuさん(男性)と偶然出会ったので、友人Komaさん(男性)の車に便乗させていただくことになった。 途中からSさん(男性)とKさん(女性)が合流してさらに5名となり、賑やかな山行になりそう・・・ 登山口より手前の駐車場に車を止めて、登山口まで20分ほど歩いて行く。 谷合を美しく彩ってくれるウツギの花が満開を迎えていた。 |
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![]() 登山口には「能郷白山登山口」の大きな標柱がある。 8時7分、登山口スタート |
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![]() 登山口からいきなり能郷谷の流れを渡る。 勢いが相当はげしいので、ストックをもっていないと一瞬滑るかも・・・と不安になるが渡ってみればなんてことはない。 |
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![]() 尾根に取り付くと、急勾配の登りがはじまる。 周りの新緑が美しいが、眺めている余裕はない。 上を見上げると、ふくらはぎが痛くなるのも分かる(^^;A |
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![]() カンアオイの葉っぱを見つけて、枯葉をそっとかき出してみるとあった、あった! 地味な花なので、他の華やかな花に比べれば人からあまり関心を持たれてはいないようだが、私はそこがすごく気に入っている(^-^) ※カンアオイは冬も枯れないことから『寒葵』と名付けられた。 |
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![]() 8時39分 約30分で1合目。 『標高900m、山頂まで4,315m』とある。 8時52分 林道にでたところで、10分休憩。 |
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![]() 林道からまた登山道に入り、依然として急勾配の登りは続く。 2合目から3合目にかけては、ミズナラやブナ林の美しい尾根道を歩いていく。 ブナの木は、白い木肌と黄緑の葉っぱの絶妙な色のバランスをもち(他の木にもあるけど微妙に違うのだ)、それが癒しをあたえてくれていると信じている(-0-) |
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![]() やっと前山【1491m】が見えてきた。 10時13分 前山の左肩(4合目)に到着。 登山口から約2時間。 |
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![]() お馴染のショウジョウバカマ。 土質や光の当たり具合で同じ場所に咲いていても花の色合いが違う。 |
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![]() 前山からは一旦下ったところが5合目。 11時2分 『標高1,450m、山頂まで538m』 このコースは5合目までしかない。 標高が下がるから、また登り返しがはじまる。 途中、ザゼンソウが群生していた。 |
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![]() カタクリも登山道だけではなく、誰も踏み込めない山肌の右斜面にそれはそれは見事に群生していた。 |
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![]() 5合目から山頂部はすぐ上。 風が相当強く、吹き飛ばされないよう注意しながら「最初で最後の雪渓部」を登り切ると能郷白山山頂。一等三角点がある。 11時27分 到着 数組の先着者あり。 風が強いので、少し温見峠コースへ下って昼食とする。 Kさんご持参のごちそうに預かりながら、楽しい時間が過ぎていく・・・ |
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![]() 12時40分、また山頂に戻り、今度は奥社までいってみることにする。 ところが雪渓上の風の吹き上げが激しいため、数分耐風姿勢をとってみたものの止む気配もないので、思い切って腰を上げることにする。 奥社の周りにはカタクリが群生していたが、撮影するすべもないほど強風が意地悪をする。 |
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![]() 12時50分 散策は諦めて奥社スタート 下りの雪渓では、ストックを出そうか迷ったが、結局面倒なので滑り落ちないよう細心の注意を払って下ることにした。 能郷谷と登ってきた尾根を俯瞰しながらの下りは気分がいい。 急勾配の下りは急ぐとヒザが痛くなる。 健脚のKomaさんに遅れないようついていくのがやっと(^^;A 15時23分 登山口到着。 15時40分 駐車場に帰着。 |
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(談) 能郷白山はガスがかかりやすい山で、白山や荒島岳など周りの著名な山を遠望する機会をなかなか与えてくれません。今回もそうでした。能郷谷コースは、温見峠コースでは味わえない懐の深さを体感させてくれます。冬山の時期は一層その厳しさを痛感する山でしょうね。今回同行させていただいたKuさん、Komaさん、Sさん、Kさん、本当にありがとうございました!また機会がありましたらよろしくおねがいします(^-^)V |
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コース紹介マップはこちら 6月の温見峠コースはこちら |
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