登山日記
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車山(1,925m)スノーシューハイク 平成15年12月28日 晴れ

まえがき・・・昨年末と同じく、車山でスノーシューを楽しむために早朝5時45分に岐阜市を出発する。9時に茅野駅で友人と落ち合い、10時30分に車山の肩に到着。

コロボックルヒュッテからスタート【写真】コロボックルヒュッテからスタート

ビーナスライン上の雪は昨年ほど多くはなかったが、それでもスタッドレスタイヤかチェーン装着でないと走ることはできない。
今年は、車山高原スキー場からではなく、コロボックルヒュッテのある「車山肩」からスノーシューで車山山頂を目指すことにする。
駐車場に先客は1台。・・・10時40分スタート。



車山への遊歩道【写真】遊歩道を歩く

車山気象レーダー観測所のある山頂までは、なだらかな遊歩道を歩く。
歩道の周りの草原では、初夏から秋にかけて高山植物が百花繚乱と咲き乱れ、観光客で溢れかえる。
が、今はだれもいない・・・

一息入れて、辺りを見渡す。
日本の主峰ともいえる山々がグルッと取り囲んで、こちらを見ている。


車山山頂【写真】車山気象レーダー観測所がある車山山頂

途中、スノーシューを装着した先客と挨拶を交わす。

まもなく車山気象レーダー観測所のシンボルともいえる白い球が見えてくると山頂だ。
前方に姿かたちのよい蓼科山が飛び込んでくる。



車山山頂【写真】北アルプスをバックに・・・

年の暮れとも思えない暖かく穏やかな車山山頂。
・・・11時40分

富士山をはじめ、北アの穂高、乗鞍、御嶽山、中央ア、南ア、そして八ケ岳はもちろんのこと浅間山も間近に捉えられる。
これほど、周囲の山々が何者にも邪魔されず見渡せるのは、この辺りの山では「車山」だけだと聞く。美ヶ原の王ガ頭では少し角度が変わってしまうらしい。




【写真】悠然と広がる八ケ岳を眺める背中がいいなぁ〜(車山高原スキー場から上がってきた若者)

車山山頂にある三角点を探すも、雪に埋もれてなかなか見つけられない・・・
地図で確認すると観測所のすぐ近くにある筈なのだが・・・
結局わからずじまいで、無雪期に再度確認するしかないと諦めた。




【写真】車山肩に下る

戻りは遊歩道を歩かず、山スキーヤーのトレース跡をたどって車山肩まで好き勝手に下ることにする。
尻セード用の道具を持ってきたのだが、今朝がた降ったばかりのパウダースノーに沈んでしまい、全く役立たずの代物となってしまった(~~;ちょっぴり未練・・・

車山肩からは八島ケ原湿原まで車を飛ばし、湿原の木道近くまで散策してみる。
雪に覆われたこの湿原は、高山植物の宝庫で6月にはレンゲツツジ、7月にはニッコウキスゲ、8月にはマツムシソウが咲き乱れる。むろん、湿原だけではなく霧ケ峰全域が宝庫だといっても間違いはない。どの季節に訪れても旬を楽しませてくれる数少ない高原なのである。

(談)
年末のこの時期に穏やかな晴れ間を迎えられたことに感謝して一日を締めくくりました(^-^)
翌日はピラタス蓼科ロープウェーに乗って坪庭から雨池までスノーシューイングを満喫しました!


<参考コースタイム>

車山
◆10時40分スタート、13時帰着

・登山口(60分)車山山頂(30分)登山口

◆登山形式:往復登山(一部脱線あり)

<見所>

車山山頂からは八ケ岳が北から南まで峰を指して言えるほどハッキリ眺められる。
また富士山の眺めは実に角度がいい!写真マニアの人はぜひビーナスラインの途中にある「富士見台」からどうぞ。

<注意点>

車山(霧ケ峰)周辺はだだっぴろいのでガスが出ると迷いやすい。


<アプローチ>
岐阜市からは、中央高速で諏訪ICで下り一路「白樺湖」を目指す。ビーナスラインに乗ってしまえば後は道なり。この時期はチェーン規制あり。スタッドレスタイヤを装着してチェーンを車に積んでおけば万全。

<下山後の入浴>
白樺湖には日帰り入浴のできる温泉がたくさんあるので困らない。


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