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初心者で、しかも単独山行なら
「道に迷ったらどうしよう・・・」と不安を抱くはず。
しかし、一般的な登山コースなら、
ガイドブックや地図を見ながら歩いていれば
そうそう迷うようなことはありません。
ガイドブックや地図を見ながら歩こう!
一般的な登山道ならほとんど指導標が立っているので、よほどうっかりしていなければ迷うようなことはありません。日頃から地図を見ながら歩く習慣をつけていれば、すぐに気がつきます。

迷ったら引き返す
しかし、実際に迷ってしまったら、とにかく今来た道を引き返すことが原則です。 1時間も歩いてきてしまったから今さら戻るのは嫌だなどと思わないこと! 少しくらい辛くても、引き返す勇気をもつことが肝心です。
やたらと歩き回ったあげく、沢に迷い込んでにっちもさっちもいかなくなるのが遭難で一番多いケース。

況によっては尾根にでる
今来た道もおぼつかない時は、尾根に向かって歩きます。決して沢のほうに下らないこと!日本の山は尾根上に出れば、歩いているうちに必ず道にぶつかる筈ですから決してあわてないことです。

パーティを分散しないこと!
道を探す時にばらばらで行動しないこと。可能性のある方向へ2人ずつペアを組んで出かけます。2人パーティの時は2人で行動を共にしたほうが良い。

目印をつけておく
仲間を残して道を探す時に、藪山などでは歩いてきた方向がわかるように赤紐を木に結んだり、木の枝を折ったりしておきます。

完全に道に迷ったら
自力脱出が不可能であると判断したら、それ以上の体力を消耗させず助けを待ちます。日本の場合、家族に連絡がなければどの県でもヘリコプターを飛ばしたり、捜索隊が動員されます。じっとしていれば3日前後で助かることが多いそうです。

救助されるまでの間、下記のことに留意します。
  1. 水の確保・・・水は命綱。確保できなければ、ビニール袋を葉っぱにかぶせて水滴を集めたりする。
  2. 喰い延ばし・・・チョコ一切れでも助かります。
  3. 風と雨対策・・・風や雨にあたらない場所を確保します。
  4. 暖をとる・・・一度焚いた火は消さないようにします。のろしの役割もするので。
  5. ヘリコプター対策・・・上空からよく見えるように赤や黄など派手な色の服などを広げるか手で持って振り回したり、反射鏡になる時計やコッヘルなどで合図をします。
  6. ラジオを聴く・・・気分転換にもなり、自分の遭難ニュースが流れていないか確認することもできます。

 

  指導標の見方

  1. ガレ場に積み上げてあるケルンなども指導標
  2. 登山道に結んである赤い紐やテープは進むべき方向を示しています
  3. 岩や石の上にペンキで書かれた矢印も方向を示しています
  4. 腐った木製の指導標の文字が分かりにくければ地図で確認します

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