TOPへ

さあ、山の用具の準備が整ったら
早速計画を立ててみましょう!
どんな山から始めるべきか?
若くて体力のある女性なら、どんな山から始めてもまず問題はありませんが、中高年の初心者なら、慎重に山を選ぶ必要があります。
登山口から山頂までの標高差が500m位の低山から始めるといいでしょう。
あまり人が登らない山は登山道が整備されていなかったりして迷子になりやすいので、ポピュラーな山を選びます。
また、真夏に低山を歩くのは地獄ですので、春と秋におだやかな山容の山をゆっくり歩くことからはじめましょう。
ただし感動を得るならやはり標高の高い山!
ロープウェーやゴンドラを上手に利用して感動を先取りしてから本格的に登山を一から始めるというのもアリですね。
山の情報を集める
登山計画にはガイドブックが便利
目的別、地域別にコースが紹介されていたり、歩行時間やコースの概要と地図、難易度などが親切に分かり易く紹介されているので大変役に立ちます。
また、インターネットのホームページでも山の情報や実際に登ったことのある人の登山日記などが紹介されているので参考にするといいでしょう。

無理のない計画を立てる
目的の山を決めたら、その山の登山情報を集め具体的な計画を立てます。
その際、決してガイドブックに書いてあるコースタイムを鵜のみにして無理な計画は立てないよう注意して下さい!
中高年の初心者の女性なら、歩行時間3〜4時間くらいのコースが無難でしょう。
体力に自身のある方でも、最初は5時間以内にします。
また、歩行時間に休憩時間や食事時間も忘れずにプラスすると、下山する時間が自ずとわかります。少なくとも午後3時には下山できるような計画を立てるべきです。

エスケープルートを確認しておく

登山中は何が起こるかわかりません。途中でひどくバテてしまったり足をくじいてしまったりした時に、行程を短くして途中から下山できる道があるかどうか確認しておくことも重要です。このエスケープルートが安全かどうかも調べておきます。

パーティーを組むときは?
単独登山が好きという女性(私もそうですが・・・)もいますが、これはアクシデントが起こっても自力で対処できる自信のある人にしかすすめられません。
パーティーの適正人数は3〜5人です。
気の合ったもの同士2人で行くのも楽しいでしょう。
パーティーを組むときは必ず山の経験が豊富な人をリーダーに選びます。
ただし、仲間を思いやる気持ちのない人は適格ではありません。
また男女2人のペアも気が合えば、楽しい山行になるでしょう。

登山計画書を作る
登山計画書を作らずに山へ出かけて、予定通りに下山してこないと家族に大変な心配をかけることになります。
また、万が一の場合に警察に捜索願をだすにしても、登山計画書があるかないかでは発見が遅れたりして取り返しのつかないことにもなりかねません。
かならず、計画書を3通(2通はコピーでよい)作ります

出かける際には、かならず自宅に1通、そして登山口などに設置してある登山届ポストに1通、残りは控えとして自分が携行します。



登山計画書 (参考例)
山域 焼岳
期日 2016年8月4日(日帰り)
ルート 中の湯温泉ルート
エスケープルート 中尾温泉口ルート
日程 8/4
自宅(自家用車)――高山市――安房峠――中の湯温泉ルート登山口(7:00)
――リンドウ峠(9:30)――焼岳頂上(11:00)――登山口(15:00)
メンバー
  名前 年齢 住所 緊急連絡先
リーダー 安田** 37 岐阜市**** 安田**(夫) TEL××-××××
サブリーダー 磐田** 32 羽島郡**** 磐田**(夫) TEL××-××××
  井川** 29 関市*** 井川**(妹) TEL××-××××
装備・食料 各自昼食+行動食1日分+非常食 EPIガス ボンベ各1 ツエルト1 
備考 携帯電話 090*******(安田本人)
TOPへ