登山日記
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光岳(2,591m) 平成27年8月15日 晴れ

光岳(てかりだけ)に今年挑戦するのは2回目。最初は7月の3連休に早朝、
登山口近くまで行ったのに、夜中に倒木があり登山口手前であえなく断念してUターン。
今回は遠山郷観光協会に何度も確認をして、
前日の内に登山口に入っておくことにした。

 自宅を14日の午後3時に出発して、午後6時に道の駅遠山郷に着く。日帰り温泉の「かぐらの湯」に入って、食堂で夕食を済ませてから、易老渡の駐車場へ向かう。お盆の為、50台ほど止められる駐車場はほぼ満車で、1台だけスペースを見つけて止める。 さっそく車の中で仮眠をして午前3時にスタートをする。
3:10 遠山川に架かる橋を
渡る(写真は下山時)
4:40 面平
まだ夜が明けない。
周囲が明るくなるとシラビソ、
オオシラビソ、トウヒの森の中
を登っていた。易老岳まで
ひたすら登り。かなりキツイ!
 

7:10 易老岳
樹林帯の中で見晴らしはない。
ここまで4時間の急登だった。
(登りより下りが膝にくる)
 次の三吉平まで平坦な歩きで
約1時間。途中、中央アルプス
や御嶽山が見えた。
それからガレ場の沢を1時間
ほど登ると見晴らしの良い
静高平。
高山蝶のクモマベニヒカゲが
舞い極楽のようなところだ


 
9:15 イザルガ岳分岐
ちょっと寄っていこう!
 展望の良いイザルガ岳
聖岳が目の前だ◎◎
 木道に戻って光岳小屋
へ向かう。
 

小屋が近づいてきた。 9:50 光岳小屋
荷物をデポする。
身軽になって光岳へ。
20分ほどかかる。

 


10:15 念願だった光岳
とうとう99座目になった!
山頂は展望がなく残念><
10:30 光石でバンザーイ
こちらは展望抜群!!
10:55 小屋へ戻って休憩。
小屋人に淹れたてコーヒーを
作っていただきホッと一息つく。

 

11:30 まだまだ長丁場なので
すぐに下山開始。
木道では聖岳が
ずっと見えていた◎◎
17:00 易老岳からの下りでは
膝がガクガク。
痛みに耐えながら易老渡に戻る。
 

 
 
(談)
山を始めてから14時間もザックを担いで一日中歩いたことがありませんでした。易老岳からの下りでは、膝が急激に痛くなり、途中から腰痛も加わり、果たして暗くなる前に易老渡まで戻れるのか不安でいっぱいでした。
小屋泊まりも考えて出発しましたが、調子がそんなに悪くなかったので日帰りを強行したのですが、体力的に無謀な行為でした(猛反省)。100座目の飯豊山はのんびり歩きたいと思います^^;


【写真】静高平にトリカブトの仲間が群生していて、高山蝶のクモマベニヒカゲが飛んでいました。コース上 花も多く唯一極楽のような場所です
 
余談ですが、深田久弥さんは、光岳がハイマツの南限地と書いていますが、その後もっと南部にある丸盆岳に1株だけ自生しているのが判明し、ハイマツ南限の山という地位を追われてしまったようです。


<参考コースタイム>

◆行程時間:日帰りピストン/約14時間(休憩含む)、登り(光岳まで)約7時間、下り(小屋から)5時間30分

易老渡 面平 易老岳 静高平 イザルガ岳 光岳小屋 光岳 光石 光小屋   易老岳 易老渡 
3:10 4:40 7:10 9:00 9:15-9:40 9:50 10:15 10:30 10:55-11:30  13:25  17:00


<ポイント>
・静高平は花が多く、開けて気持ちのいい場所なので一息つくといいですよ^^
・易老渡から易老岳まで登り一辺倒で、下りで膝が痛くなる人はサポーターが必携です。
光岳小屋の宿泊は、50歳以上でないと食事が出ません。事前に必ず予約をしてください。

<アプローチ>
中央道飯田山本ICから三遠南信自動車道を走って道の駅 遠山郷へ入ります。この道の駅の「かぐらの湯」を登山前や登山後に利用すると便利です。レストランもあります。
易老渡へは国道151号線の上島トンネルからで、登山口の案内板があります。易老渡までの林道は、少しの雨でも土砂災害が起こりやすく、倒木も頻繁にあります。必ず出発前に、道路状況を「遠山郷観光協会」のページで確認してください。電話でも教えてくれます。


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