登山日記
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平ヶ岳(2,141m)中ノ岐登山口 平成26年10月11日 快晴

平ケ岳は、深田久弥さんが日本百名山を志した最初から念頭にあった山で、
残雪期にバスの終点から頂上まで3日がかりで登ったという大難儀の山でした。
現在一般的なコースは鷹ノ巣からですが、ショートカットができる中ノ岐登山口からを紹介します。


前日に銀山平温泉の湖山荘さんに立ち寄り、中ノ岐登山口までの送迎バスの説明を受けてから宿に戻り、翌朝に備えて早めに就寝する。 4時出発のマイクロバスに乗り悪路の林道をゴトゴト走って5時10分頃登山口に到着する。
12時半迄に下山しなければいけないのですぐに出発する。
(登山口に3つ簡易トイレあり)
5:15 ヘッドランプを装着して歩き始めると、すぐに川の渡渉があり、仮設の板橋を渡って対岸へ。
30分ほどで周囲の山が赤く染まり始めた。
 
 
急な登りが延々と続くが、ブナの紅葉が疲れを癒してくれる。 オオシラビソの樹林帯を抜けると広々とした草原にひょっこり出る。
ここからはもう楽園だ^^
木道を歩いていくと最初に
大きな池塘が現れる。
 
さらに足を進めて、姫ノ池への分岐をやり過ごし、平ケ岳山頂を目指す。 広い踊場のあるここが平ケ岳。
ピークは右へ折れる。
山頂には標柱と二等三角点がある。写真だけとって他の人にゆずる。

 
木道をもう少し先へ進んでいく。
周囲は360度の展望なので、百名山が10個以上数えられる◎◎
ここが行き止まり。
池塘が点在して眺めがよい
少し大きめの池塘も。

 
ここが広くて平らなのは、古い平坦な土地が隆起し、侵食される以前の地形を今にとどめていると考えられる、との説明書き(環境庁) 池塘の向こうには、明日登る予定の
魚沼駒ヶ岳が見える(右)。
来た道を戻って、先ほどやり過ごした姫ノ池へ向かう。
 
姫ノ池 姫ノ池には休憩するスペースがあるので食事をするならここがお勧め^^ 帰り道の途中、5分ほどで
玉子石へ行けるので立ち寄ることに。
 
 
 
不思議な玉子石
花崗岩が風化して出来た造形物で
乗っけたものではない。
 玉子石から別の池塘群が見える。 帰りは同じ道をとり、紅葉に歓声を上げながら慎重に下りる。
 
  
山は錦繍の絨毯
今年の紅葉は1週間ほど早いとか。
眼下に沢が現れたら終点。
朝は暗くてよく見えなかった。
仮設の橋を渡っておつかれさま〜
増水時にはこの橋は流されてなくなるとか。その際は吊り篭で渡してくれるそうですよ( ;∀;)スリル満点!
 
軟弱な私たちは、長時間の鷹ノ巣コースは避け、短時間で登れる中ノ岐コースを選びました^^;
明日の魚沼駒ヶ岳が長時間なので、この短縮コースは本当にありがたかったです
送迎は、銀山平温泉にある3つの宿泊施設(下記参照)がしてくれます(3500円/人)
宿に宿泊しなくてもバスが空いていれば申込みできます。
 
☆ 中ノ岐登山口紹介マップ

 ☆平ヶ岳☆国土地理院地形図


<参考コースタイム>

◆コース

・5時15分スタート ・11時30分帰着

中ノ岐登山口  玉子石分岐 平ケ岳 姫ノ池 玉子石 中ノ岐登山口
5:15 7:10 8:00-8:25 9:00-9:30 9:50-10:00 11:30


<アプローチ>
関越道の小出ICを出たらT字路右折、その先のT字路左折し、信号「吉田」を右折しシルバーラインに入ります。
シルバーラインを20分ほど走行したらトンネル内の黄色点滅信号を右折して銀山平温泉へ。
岐阜市内から(関IC−小出IC約5時間(休憩含む)。小出IC−銀山平温泉まで約30分)

<銀山平温泉の宿で平ケ岳の送迎バスがあるところ>
湖山荘(025−795−2226)
民宿樹湖里(025−795−2772)
奥只見山荘(025−795−2239)

<下山後の入浴>
白銀の湯・・・銀山平温泉の各宿泊施設が共同で運営している入浴施設です。
入浴料650円(内湯と露天風呂)、民宿などの宿泊者は無料。



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