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沖縄ヤンバル(国頭村)の旅・・・野鳥観察と与那覇岳503m 平成26年3月23日 晴れ


今回の沖縄の旅の目的は、沖縄固有種のヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ホントウアカヒゲなど沖縄でしか見られない野鳥を見に行くことと、沖縄県本島最高峰の与那覇岳(標高503m)に登ること。
名古屋のセントレア空港と那覇空港の移動に2日とられるので、実質 活動できるのは23日の一日だけ。
この日の天気に賭けました。
ヤンバルクイナとノグチゲラを観察できるのは沖縄本島北部のヤンバル(国頭村)だけです。どこへ行ったら見られるのか全くわからないため、プロのガイドを頼みました。
以下がヤンバルの旅の模様です。

<3月23日>
5:00〜8:00・・・・ヤンバルクイナ観察ツアー(プロガイド同行)
9:00〜12:00・・・野鳥観察ツアー(プロガイド同行)
13::00〜15:00・・大石林山と辺戸岬(単独)
15::30〜17:30・・与那覇岳登山(単独)

 ヤンバルクイナ観察ツアー(5:00〜8:00)

23日5時 ガイドさんが国頭村の民宿まで迎えに来てくれました。
まだ暗いうちに出発です。参加者は私だけ。
飛ぶことができないヤンバルクイナは、夜は木の枝の上で寝て、
明け方地上に降りて餌をさがします。その時が観察のチャンス!
車の中でじっと夜が明けるのを待ちます。
周辺で「キュッ キュッ キュッ」とけたたましい声が聞こえてきます。
そこへ順に現れたのが下の写真の子たち( ^)o(^ )

 
ヤンバルクイナ現る  雌雄同色 逃げる時はすさまじい勢い 

車の中から観察できたのは6時すぎ〜7時すぎ位まで。全部で7羽が姿を見せてくれました。
日中は自分の縄張りの中を偵察して回っているので、姿を見ることはなかなかできません。
日が暮れる頃、また餌さがしに森から出て来た時が2回目のチャンスだそうです。
ヤンバルクイナは雌雄同色なので、姿を見ただけでは♂♀の判別ができませんが、
♂は♀の頭を自分の頭で押さえつけ、服従を意味するしぐさをすることから判別するそうです。
こんなに間近で観察でき  とてもラッキーでした(*^-^*)
 

 野鳥観察ツアー(9:00〜12:00)

一度民宿に戻って朝食を済ませ、9時にまた同じガイドさんが車でお迎え。 
今度も私一人の参加でした(=^・^=)
国頭村の某所まで移動し、ノグチゲラが繁殖用の穴を掘っているところへ案内してくれました。
頭の部分が赤いので♂です。♀は近くにいないようで姿は見えませんでした。
ノグチゲラはヤンバルのみに生息、現在 絶滅の危機に瀕し、国の特別天然記念物に指定されています。

ノグチゲラ♂ ホントウアカヒゲ♂ ホントウアカヒゲ♀ 

 そこへホントウアカヒゲの♂が姿を現しました。さえずりが美しく聞きほれてしまいます^^  
別の場所には♀もいました。コマドリの仲間なので尻尾をピンと上にあげています。
ヤンバルクイナ、ノグチゲラに続き、もうこれで旅の目的はほぼ達成したようなものです(*^-^*)チョーうれし♪

 
サシバ♂  イソヒヨドリ♂ イソヒヨドリ♀

ガイドさんと別れてから、レンタカーで一人移動中にサシバを発見!
岐阜県では夏鳥ですが、沖縄では冬鳥だそうです。これから繁殖のために本土に
渡るようです。しきりに畑のミミズかカエルを狙っていました。
近くにイソヒヨドリがいましたが、全く襲う気配はなく、イソヒヨドリの方も警戒していないようでした。
イソヒヨドリは、畑や浜辺など、ヤンバルの至る所で見ることができます。
 

 大石林山&辺戸岬(13:00〜15:00)
 
野鳥観察を終え、昼から観光です。
「道の駅ゆいゆい国頭」からレンタカーで20分ほど北上すると大石林山に到着。
奇岩や巨石、巨大なガジュマルなど自然の造形美が広がる楽園なので、ぜひ足を運んでみたい所です。

    →   
大石林山入口 悟空岩   ちゅら海展望台
与論島まで見えます 
    →   
烏帽子岩    パパイヤの木    パパイヤ 
     
ソテツ群落    イルカンダ
「色カズラ」の沖縄の方言
  御願(うがん)ガジュマル 
キジムナー(木の精)が宿るとか
  → 
次は辺戸岬まで移動。
車で5分 
  辺戸岬
沖縄本島最北端の岬 
  岬から大石林山が見えます 
 

 与那覇岳(503m) 15:30〜17:15(片道50分)
 
辺戸岬からまた国頭村まで戻り、今度は沖縄県本島最高峰の与那覇岳に向かいます。
道の駅ゆいゆい国頭から奥間林道・森林公園に向けて走ると大国林道に当たり、そこに駐車します。

 
与那覇岳登山口のP   車を止めて少し歩くと登山口    巨大なシダが生える道
 
日本最大のシダ・ヒカゲヘゴ    クワズイモ    固有種オオシマカクムネベニボタルの交尾。♂のほうがちいちゃい
このホタルは光りません(=^・・^=)
   
表示に従い右折    初めての岩場    ここが与那覇岳山頂
見晴らしなし "(-""-)" 
   
セルフタイマーで(#^.^#)    イズセンリョウの実と花が
同時に見られた 
  エゴノキの花 
 

今回利用した施設
  
道の駅ゆいゆい国頭 民宿ヤンバルクイナソウ  一泊2食4800円 
リピート率の高い素朴な民宿です
     
夕食は囲炉裏のあるここで。
ボリューム満点のお料理(#^.^#)
ハイビスカスの原種だとか シークヮーサー
 

 ☆与那覇岳☆国土地理院地形図☆
 ☆与那覇岳コース紹介マップ☆


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