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西穂高岳(2,909m) 平成25年8月10・11日 晴れ | |||||||||||||||||
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まえがき・・・西穂高岳は穂高連峰の一つで、新穂高ロープウェーを利用して西穂山荘から登れば、穂高の核心部を西から眺めることができる絶好の展望コースとなる。山荘は山岳写真家や、奥穂高までの稜線歩きを満喫したい登山者などで夏場は大変賑わう。 |
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![]() 【写真】しらかば平駅からロープウェーに乗車 西穂高岳は、西穂山荘に前泊して翌朝ピークを踏めばお昼にはロープウェーの駅に帰ってこられる。(日帰りも可能) ただコースタイムが短くても、普通のお山と違って岩稜歩きがあるので緊張を強いられるし、天気が一変すると遭難にもつながるので危険とお手軽が背中合わせの山でもある。 今回は新穂高温泉駅から乗車せず、鍋平高原にある第2ロープウェーの「しらかば平駅」まで車で上がる。交通整理人に登山者専用P(300円/一日)に止めるよう指示され、観光客より長めに歩いてロープウェーに乗車する。 西穂高だけをピストンするなら、乗り換えしなくてもいい鍋平高原の「しらかば平駅」が便利^^ (しらかば平駅⇔西穂高口駅 往復2700円。駐車料金300円を加えると新穂高温泉駅から乗車するほうが安いが(2800円)、便利さを優先した) |
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![]() 【写真】西穂高口駅 しらかば平駅から7分の乗車で標高2156mの西穂高口へ。 4Fの展望台から階段を下りて、西穂高の登山道へ向かう。 |
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![]() 【写真】登山口 ミズバショウやキヌガサソウの群落を抜けて進んでいくと「これより登山道」とかかれた案内板が立つ登山口に出る。 一般観光客の人はここで引き返す。 15:20分 きょうはゆっくりのスタート^^ えへへ |
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![]() 【写真】赤い屋根が目印の西穂山荘 オオシラビソの樹林帯の中、1時間の登りとなる。 途中、総勢25名の団体に追いつき、今宵の宿泊状況が目に見えぞっとする。 やがて赤い屋根が見えてきたら西穂山荘である。 16:10 一時間もかからず山荘に到着 |
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![]() 【写真】登山者で賑わうベンチ お盆休みの最初の土曜とあって、ベンチは宿泊者でいっぱい。 布団1枚に2人の割り当てかと覚悟をしていたが、幸い一人に一枚だったのでホッとした。 チェックインが遅かったのが逆にラッキーだったのか(^。^)y-.。o○ 夕飯はレストハウスでつまみのチャーシュー、おでん、味噌汁を注文し、アルファ米の五目御飯とカレーピラフで済ませる。 夜はさすがに人が多くて寝苦しかった(>_<) |
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2日目 | |||||||||||||||||
![]() 【写真】前穂高方面が赤らんでくる 翌朝は山荘で頼んでおいたお弁当を持参し、ヘッドランプをつけて出発する。 4:20 スタート がれた道を登っていくと東の空が次第に赤く染まり始めた。 独標まで登っていれば日の出の瞬間に間に合ったかもしれない、残念^^; |
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![]() 【写真】笠ケ岳を見ながら歩く 丸山を過ぎると笠ケ岳にかかっていたガスが切れはじめ、形の良い姿が現れた。 |
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![]() 【写真】2701m西穂独標へ 岩場の登りになったら〇印をたよりに三点支持で登る。 まだ時間が早いのにたくさんの登山者がいっしょに独標を目指す。 |
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![]() 【写真】ブタウサギ 初めての西穂高に興奮^^ バックは奥穂高の吊尾根 5:15 西穂独標 独標に立つと鋭い岩峰の山並みがどこまでも続き、大山脈に立っていることに興奮してくる。 独標から次は三角錐の形をしたピラミッドピークの頂きに立ち、西穂高はさらに遠くその先にある三角錐まで行くのだ。 |
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![]() 【写真】ピラミッドピークへ向かう(後ろは独標) 独標から一旦岩場を下り、いくつかピーク越えをしていく。 振り返ると今登ったばかりの独標がぐ〜んと低くなってきた。 |
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![]() 【写真】ピラミッドピーク 5:40 ピラミッドピークに立つ 狭い頂きだが、こちらも人が多い。独標から同じ人が流れているのだから当然か(^.^)/~~ |
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![]() 【写真】西穂高へは岩場の連続 ピラミッドピークからもいくつかピーク越えをする。 西穂高岳の直下までくると、岩壁が待っている。 先行者に続いて順番に、岩の境目の取っ掛かりを探しながら山頂まで一気に登る。 (下りではこの岩壁を慎重に!前向きでも後ろ向きでも、自分が下りやすい方法でゆっくり下ること) |
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![]() 【写真】西穂高 6:15 ブタウサギ 西穂高岳に立つ\W(◎o◎)W/ ばんざ〜い 周囲は360度の大パノラマ! ドーム型のジャンダルム、穂高の吊尾根、槍ヶ岳の大槍・小槍、黒部五郎岳、笠ケ岳、焼岳、乗鞍岳はもちろんのこと、遠く富士山のシルエットまでよく見える( ^)o(^ )( ^)o(^ )( ^)o(^ ) 大展望を楽しんだらお弁当を広げ、食後のコーヒーを楽しみ、また改めて展望を満喫して、西穂山荘へ戻る。 |
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西穂高からは歩いてきたピラミッドピークや独標が眼下に見える。(独標との標高差200m)![]() |
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![]() 【写真】西穂高を振り返る ピラミッドピーク、独標を下り、丸山も過ぎて振り返って見ると、今登ってきたばかりの西穂高がはるか遠くにある。 さっきまでその頂きに立っていたことが夢のようだった。 |
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![]() 【写真】西穂山荘へ 9:15 西穂山荘に無事帰着 デポしておいた荷物を回収し、レストハウスで軽い食事をしながらしばらく山の余韻に浸る。 一時間ほどで山荘をあとにし、西穂高口駅で11:00のロープウェーに乗る。 しらかば平駅に降り立ったら空気がむあ〜として、またすぐに山へ帰りたくなった(-´▽`-) 夏はやっぱ涼しい高山に限る!! |
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コース上出合ったお花たち | |||||||||||||||||
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キヌガサソウ、バイケイソウ、カニコウモリ、ミヤマアキノキリンソウ、カラマツソウ、ハクサンフウロ、ヤマハハコ、ヤチトリカブト、タテヤマアザミ、ミヤマシシウド、マルバダケフキ、オタカラコウ、ゴゼンタチバナ、シナノオトギリ、ヨツバシオガマ、イワツメクサ、イワギキョウ、チシマギキョウ、ウサギギク、ミヤマキンポウゲ、イワオウギ、トウヤクリンドウなど | |||||||||||||||||
(談) 西穂高岳は、短時間でアルプスの厳しさと展望の素晴らしさを味わせてくれますが、 この同じ日に、西穂高山頂付近とピラミッドピーク付近で落石があり、救助を求めたという事故が2件あったことを翌日の朝刊を読んで知りました。くれぐれも落石には注意してくださいね! |
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☆西穂高岳☆国土地理院地形図 |
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<参考コースタイム> ◆登山形式:ピストン(前日、西穂山荘入り)
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