登山日記
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 仙ケ岳(せんがたけ・961m) 平成25年5月26日 晴れ

まえがき・・・仙ケ岳は鈴鹿山脈の南部にあり、東峰と西峰の2つの頂きをもっている。最高点の西峰は展望にすぐれ、東峰には奇岩・仙ノ石があるのでぜひ立ち寄ってみたい。


【写真】大石橋の先にある駐車場

6:00 岐阜市を出発し、東名阪・鈴鹿ICで下りて椿大神社方面へ向かう。小岐須(おぎす)の集落を通り抜け、大石キャンプ場を過ぎ、宮指路岳の登山口である大石橋を通過するとその先に7〜8台止められる駐車場がある。(大石橋にも2〜3台置ける)
駐車場から先にも林道は続くが、関係者以外は進入禁止になっている。
7:50 総勢6名でスタート


【写真】ジャケツイバラ、フタリシズカ、ミゾホオズキ


しばらくは平坦な林道歩き。
道沿いに黄色い花のジャケツイバラ、咲き始めのフタリシズカ、ミゾホオズキなどが咲いていた。


歩いていると強い香りを放つガクアジサイに似た花が道沿いに満開になっており、てっきりノリウツギと思ったが、花の時期と葉っぱの形に違和感があったので、自宅に帰ってから調べたらガクウツギだった。思い込みはあぶない(^^;)A

←ガクウツギの花



【写真】ここから登山道 案内板NO1

林道終点には、通報用の案内板 NO1が立つ。
ここから本格的な登山道に変わり、沢を2回ほど渡って人工林の道に入る。


【写真】NO2は仙鶏尾根との分岐

8:30 案内板NO2 仙鶏尾根(せんけいおね)への分岐点。帰りはこちらから下山してくる。
行きはまっすぐ小社峠へ向けて直進する。



【写真】スズカカンアオイの花

スギやヒノキの落ち葉の中にスズカカンアオイが花をつけていた。
10月〜4月に花を咲かせるのでこれはもう終わりかけ。地味で目立たないが見つけると嬉しい^^


【写真】小社峠への道


やがて仙ケ谷とアライ谷の合流点に出るが、ペンキマークを拾いながら登っていくと、案内板NO7を通過する。前方のスギ林がしだいに明るくなり、小社峠が近いことをおしえてくれる。



【写真】イワカガミとチゴユリ

途中、イワカガミの群生に出合い、足を止めて鑑賞。色の濃いのや薄いのがあちらこちらに見られる。
チゴユリも近くに2〜3輪咲いていた。


【写真】小社峠


9:30 小社峠(こやしろとうげ)に到着。仙ケ岳と宮指路岳(くしろだけ)の鞍部である。
周辺はゴヨウツツジ(シロヤシオ)の新緑で包まれ、気持ちの良い風が吹いてくる。


 
【写真】急な登りへ

小社峠から急な登りとなる。
一旦下って、また登ると、仙ケ岳の西峰が見えてくる。
 

【写真】仙ケ岳の山頂表示(西峰)、サラサドウダン、ベニドウダン


10:00 仙ケ岳西峰
山頂は狭いが、周囲にサラサドウダンやベニドウダンが満開を迎えており見ごたえがある^^
北方面に宮指路岳、入道ガ岳、鎌ガ岳が望める筈だが、あいにくと鎌ガ岳は雲で見えない。
まだ時間が早いので、尾根伝いに東峰へ向かう。



【写真】東峰へ


仙鶏尾根と書かれたゆるやかな道を下って、また登り返すと東峰と仙ノ石の分岐に出る。
先に東峰へ向かう。


【写真】展望のない東峰

10:25 東峰。
展望がないので山頂表示だけ撮影して仙ノ石へ向かう。



【写真】仙ノ石

来た道を少し戻って仙ノ石へ向かう。
大きな奇岩が直立していてわ〜〜っと驚く(◎o◎)。鈴鹿山系はこれが面白い!
誰も先着者がいないのでここでみんなで昼食をとることに。

ゴヨウツツジ(シロヤシオ)やベニドウダンの下で食べるランチは格別おいしかった



【写真】仙鶏尾根を下る

11:00 昼食を終えたら、仙鶏尾根を歩いて野登山方面へ向けて下っていく。
こちらから登ってくるグループが多いのには驚いたw◎o◎w できればこの急坂は登りたくない^^;


 
【写真】小岐須へさらに急な下り

11:30 仙鶏尾根から小岐須へ下る分岐に着く。
ここからの下りはさらに険しく、道も切り落ちているような箇所もあったのでより慎重に足を運ぶ。
   
   
【写真】行きの道NO2へ合流、タニギキョウ

12:00 最後の沢を渡って、行きの道にあったNO2の案内板に合流する。
あとは同じ道をたどり、12:40駐車場に着いた。
途中でみつけたタニギキョウが清楚で、かわいかった(^o^)/
   


今日の出合い:ギンリョウソウ(銀竜草)

白い妖精のようなギンリョウソウ。
腐生植物で腐植土など他の有機物から栄養をもらって生きています^^
和名はその立ち姿が竜を思わせることから。

(談)
11年ぶりに仙ケ岳を訪れました。前回は初冬だったので、春に登ってみると全く違う山に登っているような印象でした。
イワカガミの群生やベニドウダンは見ごたえがあります^^

☆コース紹介マップ
☆仙ケ岳☆国土地理院1/25000地形図

<参考コースタイム>

行程時間:周回 4時間50分(休憩30分程度含む)  

駐車場 林道終点(登山口)  仙鶏尾根の分岐 小社峠 西峰 東峰(仙ノ石) 仙鶏尾根の分岐 小岐須への合流点 駐車場 
7:50 8:15 8:30  9:30 10:00 10:25-11:00 11:30  12:00 12:40


<見所>
・イワカガミの群生やベニドウダンは見ごたえあり!
・仙ケ岳西峰からは、鈴鹿山系を南から眺められます。
・仙ノ石からの眺めも抜群なので、昼食ポイントにいいです。

<注意点>
・仙鶏尾根からの下りは急なので、滑らないよう注意してください。


<アプローチ>
東名阪の鈴鹿ICで下りて、椿大社方面へ。途中、小岐須渓谷の道標に従い、小岐須集落を抜けていきます。石大神展望駐車場を過ぎると急に道は狭くなるので対向車に注意。
宮指路岳登山口の大石橋の手前にも2〜3台止められますが、橋を渡ると80m程先に7〜8台の駐車場スペースがあります。その先の林道は関係者以外立ち入り禁止。

小岐須渓谷キャンプ場HP


<日帰り温泉>
湯の山温泉・グリーンホテル
泉質:緑色帯びた茶濁色。微硫化水素臭、アルカリ味
入湯料:650円
露天風呂まで少し遠いけど、美人の湯といわれるだけあってつるつるになります!特に女性にお勧めの湯
アクセス:小岐須渓谷からR306号線に戻り、菰野街道へ北上します。街道にぶつかったら左折して湯の山温泉方面へ。鈴鹿スカイライン入口に看板があります。


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