登山日記
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天蓋山(てんがいさん1527m) 平成24年11月10日 曇り

まえがき・・・天蓋山(てんがいさん)という歯切れの良い名前は、桑崎山から見たピークが天蓋(仏像の上にかざすきぬがさ)に似ていることからいつしかこう呼ばれるようになった。山頂からは白山・御岳・乗鞍・笠ケ岳・黒部五郎岳・立山・剣岳など360度の大パノラマが楽しめる。


【写真】天蓋山登山口

山頂まで2時間というお手軽な山で、山頂からの眺望がよいとあって人気の山になっている。
関市に5時30分に集合し、山之村キャンプ場に8時すぎに到着する。
道路沿いにある登山者専用駐車場に車をとめて歩き出すと、右手にトイレが現れる。
道路沿いにある標識の拡大写真


【写真】炊事場の前を通過する

キャンプサイトの中を通り抜け、炊事場の前を通って登山道に入る。



【写真】シラカバ林を抜けて

シラカバ林の群生地に入ると、今はもうすっかり葉を落とした白樺の白い木肌が褐色一面の中で映える。
その先、大沢谷川に出合い、しばらく沢沿いに歩く。


【写真】急坂はじまる

沢を渡渉したら、道は急坂に変わる。
足元にはツルリンドウの赤い実がところどころに残っており、見上げるとカラマツの黄葉が目を引く。



【写真】ゆるやかな道

急坂が終わると今度はなだらかな稜線歩き。
小さなコブを超えたら、2つ目のコブに向かう。


【写真】すずめ平

2つ目のコブが標高1370mの「すずめ平」。
小広くなったところなので小休止するのによい。
展望地となっているが、時々雨が降ったりして展望がよくない。



【写真】3つ目のコブ越え

3つ目のコブを超えるあたりはブナ林が広がり、雰囲気ががらりと変わる。
枯死した幹に着生したキノコにさわって見ると石のように固い。
やがてこの木も土に帰っていく。


【写真】あと少し

3つ目のコブを過ぎたらもう頂上はすぐそこ。
登山道には冬の到来を告げる雪の残骸が氷になって残っていた。



【写真】天蓋山頂

下から2時間ほどで山頂に到着!
田部井順子さんのサインが入った山頂表示の前で記念撮影。
期待した展望は残念ながら次回までお預けとなった。
持ち寄った手料理を広げてランチタイム。食べている内にガスが切れて周囲の山が見えてきたが、結局最後まで北アルプスの主要な山は望めなかった。


【写真】下り

1時間ほど休憩をしたら元きた道を戻る。
麓の里に光が差し込んで、美しい紅葉の絨毯が目に飛び込んできた。


【写真】紅葉の絨毯

光が入るとこんなにも紅葉の発色が変わるものなのか。
しばらく呆然と麓の紅葉を眺める。
最後はシラカバ林の落ち葉を踏みしめるサクサク音を楽しみながら駐車場まで向かう。



【写真】駐車場周辺

駐車場の向かいの山にも光が差し込んできて、まるで絵画のようだった。
山頂からの大パノラマはお預けになったが、棚ボタの紅葉で大満足の一日となった(^。^)y-.。o○



 
(談)
登山口周辺の紅葉はおろか、山之村までの道路沿いの紅葉も言葉に尽くせないほど素晴らしかったですw(^0^)w
次回は新緑の頃歩いてみたい。

☆天蓋山コース紹介マップ
  ☆天蓋山☆国土地理院地形図 

<参考コースタイム>

◆行程時間:5時間(休憩1時間含む)

駐車場 登山口 すずめ平 天蓋山 すずめ平 登山口 駐車場
9:00 9:05 10:20 11:00-12:00 12:30 13:55 14:00

<見所>

●シラカバ林の中はまるで高原を歩いているような雰囲気があります。
●山頂からの展望

<アプローチ>

飛騨市神岡町森茂にある山之村キャンプ場を目指します。
山之村キャンプ場サイト

<下山後の入浴>

四十八滝温泉 しぶきの湯「遊湯館」  600円


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