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白馬岳2932m(栂池〜白馬大池〜白馬岳〜猿倉)のんびり山旅編 平成23年7月16・17日 晴れ | ||||||||||||||||||||
1日目(栂池高原〜白馬大池山荘) | ||||||||||||||||||||
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登山口から足を踏み入れるとすぐに花たちが出迎えてくれる。上の写真以外にもミズバショウの群生地、ミヤマキンポウゲ、ユキザサ、ツマトリソウ、マイズルソウ、イワナシ、リュウキンカなど覚えきれないほどの花とご対面できる。 |
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![]() 【写真】湿原の天狗原 銀嶺水をすぎ、背の低くなった樹林帯の中を登っていくと最初の残雪が現れる。 ストックを利用して残雪地帯を抜けると見晴らしのよい天狗原に着く。 池塘がいくつも点在していて、チングルマの一大群落が見られる。 |
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植物の知恵ってなんとも涙ぐましい(^。^) |
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![]() 【写真】残雪を登る 天狗原のなだらかな木道を過ぎると、安山岩の大きな岩がゴロゴロした歩きにくい道になるのだが、この時期はまだ残雪がたくさん残っていて、むしろ歩きやすい。 アイゼンはなくても大丈夫だがストックはあったほうが安定する。 |
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![]() 【写真】白馬乗鞍岳 残雪地帯を通過したらハイマツ帯に変わり、ミヤマダイコンソウやハクサンシャクナゲなどが見られる。 三角ケルンのある乗鞍岳で小休止。 展望が開けているのでのんびりお茶でもしたい。 |
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![]() 【写真】チングルマ咲く白馬大池山荘 乗鞍岳から北よりにコースをとって下っていくと白馬大池が見えてくる。 赤い屋根の白馬大池山荘が池のほとりに建っていて、周辺は高山植物の宝庫になっている。 |
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![]() 【写真】夕日を浴びて 山荘前のテン場はカラフルなテントの花盛り。 テン場の背後に長く伸びている道は小蓮華山への道だ。その先に白馬岳がある。 現在の時刻は13時。はやっ!でも今日の行程はここで終了。 日が暮れるまで花の写真を撮ったり、ビールを飲んだりしてだらだらと過ごす。これがまた癒されるぅ〜(^.^) 山荘の夕食はカツカレーで豪勢だった。 夜具は1組に2人の割り当てだったが、連休中なのでこれは想定内だ。おやすみなさい〜☆ |
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2日目(白馬岳〜大雪渓〜猿倉) | ||||||||||||||||||||
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![]() 【写真】西に月、東に日が昇る 翌朝は3時45分に目覚め、小屋人からお弁当を受け取り4時15分に出発する。 まだ西には月が明るく、東からは新しい一日が始まろうとしていた。 |
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![]() 【写真】朝焼けと雲海 朝日を背中にうけながら雷鳥坂を登っていくと、周囲の山が赤く染まり、自分の姿が影になって映し出される。 五竜岳、鹿島槍、槍ヶ岳などが見えてくると、人の邪魔にならない場所で朝弁をひろげる。 朝のすがすがしい空気の中でいただくお弁当はとてもおいしい! |
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![]() 【写真】長大な尾根歩き 食事の後、小蓮華山まで長大な尾根歩きが待っているが、高山植物が百花繚乱なのであっという間に着いてしまう。 |
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![]() 【写真】小蓮華山2768.9m 次から次へと花を撮影しながら小蓮華山に到着。 頂上は崩落の危険があるのでロープが張ってある。危険区域内には立ち入らないようにしたい。 天を貫くような鉄剣があり、白馬岳の眺めがよい。 |
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![]() 【写真】雪倉岳への分岐・ウルップソウとツクモグサ 小蓮華山から30分も下ると雪倉岳との分岐に出る。 この稜線上ではウルップソウとツクモグサが咲いている。 この2つは高山帯に隔離分布していて北海道を除いて本州では白馬岳と八ヶ岳で見ることができる。 |
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![]() 【写真】白馬岳2932mの賑わい 分岐から40分ほど登ると白馬岳山頂だ。 11年ぶりにピークを踏むことができ、感無量になる。 山頂からは360度のパノラマ展望で、八ヶ岳、南ア、中央ア、北アの槍ヶ岳や乗鞍岳、また近くには剱岳や立山、五竜岳・鹿島槍方面の眺めがよい。 |
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![]() 【写真】頂上小屋へ下る 山頂で展望を楽しんだ後は杓子岳や白馬鑓ヶ岳を見ながら頂上小屋へ下る。 時間はまだ8時。 このまま下るには早いので頂上小屋のレストハウスで淹れたてのコーヒーを注文して剱岳を眺めながらぼ〜とする。杓子岳へ向かう登山者と剱岳の構図がとても素敵で「額縁にいれたい1枚」になった。 1時間ほど休んでからいよいよ大雪渓を下ることにする。 |
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<7月17日の岩室跡〜頂上小屋周辺のお花> ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ハクサンフウロ、ミヤマカラマツ、ミヤマクワガタ、ミヤマシオガマ、イワオウギ(クリーム色)、シロウマオウギ(白色)、ウルップソウ、ミヤマオダマキ、ヤマガラシ、ハクサンチドリ、タカネシュロソウ、イワベンケイ、オタカラコウ、クロトウヒレンなど |
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![]() 【写真】大雪渓を下る お花畑、岩室跡、雪渓終了地点の3ポイントに案内人ガイドがいて、花の名前が聞きたかったら気軽に応じてくれる。 雪渓終了地点まできたら4本爪の軽アイゼンを装着するが、雪渓の下りでは4本爪はまったく効き目がなかった。 最低でも6本爪でないと役に立たない。でもせっかく持ってきたので装着する。 大雪渓は登る人で長蛇の列。 辛そうに登っていく人と反対に下っていくのは楽そうにみえるが、ゴムバンドの4本爪アイゼンがきつくて右足の膝が途中から痛くなってしまった(>_<)きつぅ- |
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![]() 【写真】白馬尻小屋を経て猿倉へ下山 大雪渓を50分で下り、痛くなったゴムバンドのアイゼンをはずした。やれやれ、ふ〜っ。 もう夏休みなのか?たくさんのファミリーが雪渓の雪で楽しんでいた。 白馬尻小屋まで下ると観光できた人やカメラマンでベンチは賑わっていた。 小屋からはキヌガサソウの咲く山道をくだってコンクリート道に入り、猿倉荘に12時に帰り着いた。 下山した時間が早すぎて、下界はまだ暑い(>_<) 12時15分のバスがあったが、八方でまた栂池方面行きのバスに乗換えをしなければならないので、結局タクシーで栂池高原まで乗せていってもらった。タクシー料金は5200円。バスなら一人約1500円。夫婦2人だと割高だが、相乗りをしてくれる人がいなかったので仕方なく散財する(−−〆); 栂の湯に入って2日分の汗を流し、極楽極楽(^-^) |
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(談) 11年ぶりに白馬岳のピークを踏み、あらためてこの山の素晴らしさを味わいました。 今回のプランは時間にゆとりがあったのでとても癒された山旅になりました。 心のアルバムにいつまでもしまっておきたいコースでした(^.^)/~~~ |
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★コース紹介マップ ★白馬岳:国土地理医院地形図 |
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<参考コースタイム>
◆登山形式:周回
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