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御座山(おぐらさん 2,112m)栗生コース 平成23年6月19日 曇り | |
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まえがき・・・日本一高いところを走るJR小海線と千曲川を挟んで八ヶ岳連峰に対峙する御座山(おぐらさん)は、山頂部が特異な岩峰からなり、とくに北相木村から眺める姿はハイカーの登頂意欲をかりたてる。山名の由来は「神のおいでになる山」というところから、神の鎮座する場所を指す御座(みくら)に由来するとか。主な登山口は北相木村の三寸木(さんつぎ)と山口、南相木村の栗生からがある。 |
![]() 【写真】栗生(くりゅう)登山口 今回選んだコースは栗生(くりゅう)から。コースタイムはどのコースもさほど変わらないようだ。 集合場所の関市を5時に出発し、長坂ICで下りて清里方面へ北上し、R141から南相木村にある栗生口に9時頃到着する。登山口までの案内板はしっかりしていて迷うところはなかった。 駐車場は奥に5〜6台は止められそうだったが、配慮の足りない車が1台でもいるとスペースがなくなりUターンして林道沿いの広くなった路肩に止めることになる。 登山道の入口に案内板があるのでチェックをしておく。 9時10分スタート。 |
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![]() 【写真】カラマツ林とフタリシズカ はじめは静かなカラマツ林と落葉樹の森の中を歩く。緑が眼にやさしい。 道端にフタリシズカ、クワガタソウ、オドリコソウ、ラショウモンカズラが咲いていた。 |
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![]() (左)クワガタソウ(鍬形草:ゴマノハグサ科クワガタソウ属) 名前の由来:果実に残る萼のかたちが兜の「鍬形」に似ていることからこの名が付いた。チラシで兜を作ってみたら納得!(拡大)。花期は5〜6月で、色もピンク色やブルーなど変化に富んでいる。 (右)オドリコソウ(踊子草:シソ科オドリコソウ属) 名前の由来:花の姿から笠を被った踊り子に見立てた。本当に女性の踊り子に見えるわ!(拡大)。花期は4〜6月と長く、色も写真の白や淡い紅紫色がある。 |
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![]() 【写真】山頂まで2000m表示 花を見ながらぶらぶら歩いていると「山頂まで2000m」の表示が現れる。 この辺りからやや登りにかかり、息が切れてくる。 |
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![]() 【写真】不動の滝 清涼感ただよう不動の滝についたら小休止。 周辺はツガやトウヒの原生林で、苔むした林床がすてきな雰囲気をかもしだしている。 |
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![]() 【写真】傾斜がきつくなる 「山頂まで500m」表示までくると巨岩が次々と現れ、いよいよ岩稜部へ迫ってきたな、と気を引き締める。ミツバツツジの咲く傾斜のきついクサリバをこなすと大岩の上に出る。 |
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![]() 【写真】大岩の上へ 岩の上を道づたいに歩いていくとやっとお出まし!色鮮やかなアズマシャクナゲが、そこかしこにオンパレード!ついつい顔がほころんでくる( ^)o(^ ) |
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![]() 【写真】祠 いちだんと小高くなったところに出ると祠が祀ってあった。錆び付いた剣が祠に立てかけてあり、修験者の山を思わせる。 ここからは鞍部へ一旦大きく下る。 |
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![]() 【写真】鞍部へ下る 急傾斜の下りなので慎重に。 鞍部に降り立ったところが山口登山口からの合流点。 |
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![]() 【写真】シャクナゲ咲く道 鞍部からはまた登りになる。 うすいピンク色のシャクナゲが迎えてくれるので辛さも忘れる。 |
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![]() 【写真】避難小屋へ 登山道の途中、大岩の下でイワカガミの群落に出合う。 その先にはきれいに整備された避難小屋が静かに佇んでいた。 小屋の中はきれいに掃き清められ、気持ちよく利用できそうだ。 |
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![]() 【写真】御座山頂 山頂は小屋からすぐそこにある。 左に折れてシャクナゲの咲く道を抜けていくと御座山のピークだ。 岩づたいに山頂表示のある岩場まで伝っていって記念撮影。 記念写真の背後にある樹木の林床にはなんとイワカガミの群生が・・・へ〜、ホ〜、ハ〜! |
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山頂のイワカガミ、信じられない光景に絶句! |
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![]() 【写真】慎重に下る 岩場から下をのぞき込むと高度感でびびるが、座り込んだら怖いもの無し。涼しい顔で山頂でランチを済ませてから避難小屋まで戻る。急な下りではクサリを使っていつもより慎重に。不動の滝を過ぎてからはるんるん気分で植物を観察しながら栗生口に14時10分に帰着した。 栗生登山口へ行く途中の分岐に案内板が立っていた「滝見の湯」で汗を流し、極楽極楽(^。^)y-.。o○ |
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【談】 山頂からの展望には恵まれませんでしたが、森林の上に突き出た御座山の岩頭に立つとその高度感で喜びいっぱいになるのでした。やはりお勧めはシャクナゲの時期でしょうか。山の華やかさが違います。 |
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☆御座山☆国土地理院地形図 |
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☆コース紹介マップ |
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<参考コースタイム>
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