登山日記
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 鈴鹿ハライド〜青岳〜国見岳 平成23年4月24日 晴れ後雨
鈴鹿ハライド
まえがき・・・東日本大震災以来はじめて登る山は鈴鹿のハライドに。ハライドという名前をカタカナで書いてしまうと洒落た感じになるが、日本の神道では「祓戸の大神」(ハライドノオオカミ)という神がいて、祓戸(ハライド)とは祓を行う場所のことを指す。
神社の祭神についてはこちらを参照


【写真】有料の朝明駐車場

朝明渓谷の駐車場に7時45分頃到着すると、管理人がすぐに寄ってきて駐車料金500円を払う。
スタート前にコースマップが書かれた案内板を確認し、8時に出発。



【写真】鉄橋を渡ってハライド登山口へ


歩き始めたらすぐ左手に現れる鉄橋を渡る(横の道を歩いてもよい)。
「朝明茶屋キャンプ場」と書かれた案内板が目印。
橋を渡ったら分岐が二回ほどあるが右へ右へと道をとる。
まもなく堰堤が見えてきて舗装道路からゴーロ状の道に変わる。


【写真】ハライド登山口

ハライド登山口の案内板。
九十九折れにつけられた登山道を登っていく。



【写真】アセビ、アカヤシオ、釈迦ケ岳


春を代表するアセビ、アカヤシオ、タムシバの花を楽しみながら高度をグングン上げていく。
振りかえれば釈迦ケ岳が姿を現してきた。


【写真】尾根に出る

尾根に出てしまうと展望がぐ〜んとよくなる。



【写真】ハライド908m

9時10分、ハライドに到着。約1時間ほどの道のりだ。
山頂には岩がゴロゴロところがっているだけで、ハライド(祓戸)という名前が示すようなものは何もない。
あるのは積まれたケルンだけ。

【写真】腰越峠


ハライドからは急な下りとなる。
両手を使って滑らないよう慎重に下っていく。
下り終わったところが腰越峠。腰越谷は通行不可×と書いてある。



【写真】アセビ道

腰越峠からすぐ先に藤内小屋への道を左に分け、急な登りに取り掛かる。
一登りすると今度はタラタラした歩きやすい道に。濃いピンク色のアセビが目を惹く。
その先にまた藤内小屋へ下るヤシオ尾根を左に分け、まっすぐ進んでいく。
さらに歩いていくとブナ清水へ下る分岐を右に分け、その先のキノコ岩へ寄り道する。



【写真】キノコ岩


名前のとおりキノコの形をしたキノコ岩、自然の造形美だ。
登ってみるとその高度感にびびる。
また元の登山道に戻って次の青岳へ向かう。
 
 
【写真】青岳1102m

根の平峠からの道と出あい、少し進むと青岳。国見岳の展望が良い。



【写真】国見岳1170m


青岳からはまだ残雪のあるエグれた道を登っていく。
登りきった先を左に折れると国見岳。
大きな岩が立っているのが目印。
山頂は狭いので昼食をとるには狭すぎる。


【写真】見晴らしの良い場所で昼食


元きた道を戻って見晴らしの良い場所で昼食にする。
たっぷりと腹ごしらえを済ませたら、行きに立ち寄った青岳とキノコ岩を通過してブナ清水へ向かう。



【写真】ブナ清水への分岐にある黄テープとブナ清水

キノコ岩を過ぎ、ヌタ場も過ぎるとすぐにブナ清水へ下る分岐が左に派生しているので見落とさないように。
下る途中から霰のような雨が降ってきたのでザックカバーとウィンドブレーカーを出す。
新緑を期待したブナ清水では、まだ芽出しに早くて冬の様相だった。
やはり新緑か紅葉の時にもう一度来てみたい。


【写真】ターザンごっこするYさん

コース上には広大なイワウチワの群生地があり、花の頃には辺り一面ピンク色になるだろう。
途中丈夫なツルを見つけてターザンごっこするYさん。童心にかえるね!



【写真】伊勢谷登山道へ入る

伊勢谷登山道に入ったらあとは川に沿って朝明駐車場まで下る。
途中、クロモジやシロモジの花、キブシの垂れ下がった花を観察していく。


【写真】雨の中のご帰還

途中から本降りになってしまい駐車場に着いたころにはずぶ濡れ状態だった。
傘を忘れたのは致命傷だ。反省、反省↓


おまけの話


【写真】ダニを上から撮影したものとひっくり返したもの(脚が8本あります)

登山道の途中で拾った生き物。
あまりにも大きかったので拾った時は得体の知れない生き物だと思い、家に持ち帰ってNさんに同定してもらったところ、獣の血を吸って巨大になったダニでした。
写真では死んだフリをしていますが、ちゃんと生きているんです!
なんと10円玉よりでかい!あなたはこんな巨大なダニを見たことがありますか?

☆コース紹介マップ
☆ハライド☆国土地理院地形図

<参考コースタイム>

◆行程時間:/6時間10分(ランチ50分含む)

朝明P ハライド 青岳 国見岳 青岳 ブナ清水 朝明P
8:00 9:10 10:40 11:00 12:10 12:40 14:10


<ポイント>
・各所からの展望よし
・奇岩が多くておもしろい
・ブナ清水周辺一帯はイワウチワの群生地

<注意点>
・腰越谷は通行禁止です。


<アプローチ>
岐阜市からは、306号線で上石津町を抜けて菰野町方面へ、県道762号で朝明渓谷方面へ進んで現地へ向かいます。
詳細はgoogleマップ参照願います。

<日帰り温泉>
阿下喜温泉あじさいの里  500円


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