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高見山(たかみやま 1,248m)平野コース 平成23年2月6日 曇り | |
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まえがき・・・高見山は三重と奈良の県境にある台高山脈を代表する山で、山頂からの展望にすぐれ冬季は霧氷が美しいとあって人気が高い。登山口は奈良県吉野郡にある「たかすみ温泉」から入るコースをとり、下山後すぐに温泉につかって登山の醍醐味を味わう。 ![]() |
![]() 【たかすみ温泉駐車場】 きょうは羽島市の八八会の定例ハイキングに同行させていただき、台高山脈にある高見山に登ることになった。 高見山の美しい霧氷は有名だが、ここ2〜3日気温の高い日が続いていたのでどうやら儚い夢になりそうだった。 羽島市内から貸し切りバスを利用して4時間ほどで「たかすみ温泉」に到着する。 道中ハプニングがあり、到着が9時半になってしまった。 温泉の敷地内にあるバス専用パーキングにバスを停め、20名の大所帯で登山口へ向かう。 温泉の下を流れる川沿いに右手方向へと歩いていくと赤い橋が見えてくる。 |
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![]() 【赤い橋を渡ると登山口】 赤い橋を渡れば平野コースの登山口。 ここでの標高が460mほどなので標高差は790mほどだ。 歩き初めは雪のないヒノキの人工林の中の階段を登っていく。 |
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![]() じきに雪が現れ、日陰では道が凍結して滑りやすい。 下りは最後までアイゼンを装着したまま下りてくるか、或いはダブルストックを使った方が安全だ。 ※実際下りでアイゼンをつけていない人が何人も滑って転倒していた。 |
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![]() 【避難小屋と高見杉】 ヒノキからスギの人工林に変わり、スタートから1時間ほど登ると避難小屋に到着する。 小屋の横には鳥居があり「高見杉」と命名された樹齢700年ほどの巨木が鎮座していた。 先人が神の拠り所としてきたこの高見杉を下から眺めていると何か特別なパワーをもらえる気がしてくる。 小屋で全員がアイゼンを装着したところで出発。 |
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![]() 小屋から傾斜がきつくなるが、アイゼンが利いていて足元が安定する。 4本爪の軽アイゼンを装着している人は滑っていたので6本爪以上のほうがおすすめだ。 ※登りで滑るということは下りではもっと利きが悪くなる。 |
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![]() 【合流点】 30分ほどで杉谷コースと平野コースが合流する分岐に出合う。 杉谷コースからは個人はもちろんのこと団体さんがぞくぞくと登ってきて、たちまち分岐が人だらけになる。 どうやらプロのガイドをつけた霧氷ツアーのようだ。 ここで早くも高見山の人気ぶりを見せつけられ、山頂での銀座状態が行かずとも想像できるのだった。 |
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![]() 【国見岩】 分岐からアセビの群落の尾根道を歩いていくと「国見岩」に出合う。 神代の昔、神武天皇が自らこの国見岩によじ登り四方を展望した・・・云々とある。 この先にも揺岩、笛吹岩と命名された岩がある。 山頂が近づいてくると、前を歩いている団体さんと下山をしてくる人たちとの譲り合いで大渋滞となり、何度も足を止めることに。 いよいよ待望の山頂が近づいてきたが・・・ |
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![]() 【高見山】 渋滞をかわして13時過ぎに高見山に到着! のびやかな台高の山々が連なり、のどかな里山風景が広がって気持ちがいい。 ただし肝心の霧氷は予想した通り全くなく、あるのは人の賑わいだけ。 お社の前には人だかりができていて記念写真の順番待ち。 小屋の中も上も人だらけ、お昼を食べるスペースを探すのに一苦労するほど。 山頂で賑やかなランチを済ませると、下りは元来た道を慎重に戻る。 アイゼンは登山口近くまで来たところではずしたが、滑りやすい箇所がまだ残っていて登山口まで装着していたほうがより安全だった。 20名の大所帯だったので全員が下山するのに1時間近くの時差ができ、早着の者からどんどん温泉に入って一日の疲れを癒してから無事に車中の人となった。 |
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(談) 霧氷で有名な高見山に登ってきましたが山頂には霧氷のかけらもありませんでした。Kリーダー曰く、下見の一週間前は見事な霧氷が見られたそうです。やはり寒波がきているときに行かないと・・・トホホホ。でも笑いあり、ハプニングありの楽しい登山でした(笑) |
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☆コース紹介マップ ☆高見山☆国土地理院地形図 |
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高見山
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