登山日記
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 相戸岳(671.7m) 平成22年11月27日 晴れ
相戸岳
まえがき・・・道の駅「ラステンほらど」の西北に聳える相戸岳は、標高こそ672mと低いが展望はすこぶるよい。8年前に登ったコースを再びたどってみたい。


【写真】相戸白山神社

相戸岳へ登るコースは、東コース、西コース、白山神社の境内を経て東コースに合流するコースとある。
相戸集落の中にある白山神社の前にある駐車場に車をとめておく。
今日は一台も車がなく結局最後まで誰にも会うことはなかった。
鳥居の横の大杉を見納めてから神社の境内には入らずに舗装道路を東に向かって歩いていく。



【写真】東コースの案内板

途中、道路に案内板が立ててあるところで左折し、集落の間を抜けていく。
前方に相戸岳を眺めながら裾野に入っていき、最後の民家を過ぎると登山口に着く。



【写真】登山口

ここが登山口。
笹が生い茂った登山道へ入っていく。
人工林の手入れがあまりされていないとみえ森の中は暗い。



【写真】なだらかな尾根

薄暗い人工林を過ぎるとコナラ、アベマキ、ハウチワカエデ、タカノツメなど赤・黄・茶の落ち葉が堆積する落葉樹林帯に変わる。
サクサクと落ち葉を踏む音がなんとも気持ちいい。
きつい登りが続くが、やがて尾根はゆるやかになっていく。





真っ赤に紅葉したヤマモミジ。



【写真】相戸岳の山頂

高賀三山の眺めがよい尾根から一登りすると相戸岳に到着!
8年前と同じ日の丸の国旗が立てられていた。
山頂からは岐阜市最高峰の百々ケ峰と金華山、シティタワー43の建物が見える。
伊吹山は残念ながら雲の中だ。
展望をよくするために周囲の樹木が刈り取られているのがなんとも人工的な感じがしてならない。



【写真】西コースを下る

下りは西コースをとり、傾斜が急なところでは堆積した落ち葉に足をとられないように細心の注意を払う。
こんなに急だったのかな〜と8年前に思いをはせた。
里の近くまで下りるとイノシシが掘り起こした跡が無数にあり、8年前も同じ光景を見たのを思い出した。
今年はどんぐりなどのエサが不作なのでイノシシや熊がエサを求めて里に下りてきた為に何頭も捕殺されたというニュースを新聞で読んだばかりだった。エサ不足は猛暑などの自然災害ばかりでなく人間がやってきたことの結果も複合的にクロスして起こっているということを忘れてはならないと思う。
この相戸岳のように斜面の荒れ果てた人工林がエサを少なくしているのだ。スギやヒノキを植林する前はおそらく豊かな落葉広葉樹の森だっただろう。動物たちもエサを求めて里に下りてくることもなかったのではないか・・・・。
そんなことを考えて歩いていると舗装道路にばったり出て、視界が一気に明るくなった。
住宅が建っている南側を歩いて車を止めてある白山神社まで戻る。



(談)
相戸岳は手軽に登れるハイキングコースですが、傾斜がきついので下りはくれぐれも気をつけてください。

☆相戸岳☆国土地理院地形図
コース紹介MAP

<参考コースタイム>

◆行程時間:約3時間

駐車場 登山口 相戸岳 登山口 駐車場
9:15 9:25 10:30-11:15 12:00 12:10

◆登山形式:周回登山

<見所>

  1. 山頂からは、晴れていれば展望が約束されています。
  2. 半日で周回できるお手軽ハイキングが楽しめます。

<注意点>

  • 傾斜がきついところは落ち葉で滑りやすくなっています。

<アプローチ>

岐阜市からはR256を道の駅「ラステンほらど」を目指して北上します。洞戸に入る直前(ラステンほらどまで行かない)にR256をはずれて直進する交差点(何かと間違えやすいポイント)を相戸集落へ北進します。相戸集落を抜けると大杉が立っている白山神社に着きます。神社の前が駐車場。トイレはないので道の駅ですませておいてください。

<日帰り温泉>
武芸川温泉「ゆとりの湯」 600円


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