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御嶽山周回(3,067m) 平成22年8月21日 晴れ | |||||||
【写真】仙人橋 里宮からすぐに登山道がはじまる。 木道を進んでいくと「仙人滝」への分岐に出合う。 滝には向かわず、そのまま歩いていくとやがて落差30mの見事な仙人滝が落ちている様(さま)を左にみることができる。 滝を過ぎるとまもなく草木谷に架かる「仙人橋」を右岸に渡る。 帰りはここで最後の休憩をとると疲れが癒される。 橋を渡ると左が自然探勝路、右が御嶽山への登山道だ。 案内板の下の「7」という数字は登山口から700m地点という意味で100mごとに立っている。 |
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【写真】湯の花峠 仙人橋を渡ったら苔むした樹林帯の中へ入っていく。 野鳥のさえずりが遠くから聞こえる。 どうやらメボソムシクイのようだ。「ゼニトリ、ゼニトリ」と聞きなすのが面白い。 ほどなく「湯の花峠」に着いたら摩利支天山の姿がちょこっと味わえるので軽く覗いていこう。 |
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【写真】8合目のお助け水 湯の花峠からコメツガ、オオシラビソの樹林帯の中を登りつめていくと、左に「胡桃島キャンプ場」への道を分け、この先5分程で避難小屋のある「のぞき岩」に着く。 のぞき岩から30分ほど登ると8合目の「お助け水」。小さな祠があるだけで水場はない。 お助け水から先で森林限界を超えるので視界が一気に開ける。 北アルプスの笠ガ岳がよく見え、振り返れば白山も遠望できる。 |
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【写真】摩利支天山とコマクサ 森林限界を過ぎると登山道はハイマツ帯に変わる。 石がゴロゴロした道をたどっていくと摩利支天山が右に大きく見え、道の両サイドにはコマクサが咲いている。 以前は盗掘がたえなかったそうだが、保護地として注意書きを立ててからは少しずつ回復してきたそうだ。 |
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【写真】五ノ池の前に建つ小屋 やがて飛騨頂上の社が見えてその下に五ノ池小屋が建っている。 この小屋は御嶽山の中では一番早く、そして一番遅くまで営業している下呂市営(以前は小坂町営)の小屋である。昼食にはまだ時間が早いので小屋前のベンチの下にザックをデポして、食料と雨具だけをサブザックに詰め替え三ノ池へ向かう。 |
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【写真】美しい三ノ池 小屋の前を進むと御嶽最大の池「三ノ池」が現れる。 コバルトブルーの水を満々と張った美しい池で周回をすることもできる。 ここからは摩利支天山へ直登するコースと山腹を歩いて剣ケ峰(二ノ池方面)へ向かうコースに分かれる。 摩利支天山へは二度登っているので山腹を歩いていくコースをとる。 |
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【写真】サイノ河原 登山道の脇にはイワギキョウ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマダイコンソウなど高山植物が咲き乱れ、蜜を求めてクジャクチョウが何頭も舞っていた。 やがて三ノ池避難小屋へ下る道と分け、がれた道を一登りするとサイノ河原避難小屋に着く。 摩利支天山へ登ってからここへ下りてくることもできる。 目の前には剣ケ峰を主峰とするお鉢のような山塊が鎮座し、眼下には広大なサイノ河原が広がっている。 オンタデが咲くお花畑にケルンが積まれていて、とても気持ちがいい場所だ。 秋になるとオンタデの紅葉が期待できそうだ・・・(-_-)瞑想。 サイノ河原から二ノ池小屋の本館と新館へ行く道が分かれている。往きは本館へ向かう。 |
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【写真】二ノ池小屋本館前から サイノ河原から一登りすると二ノ池小屋本館の建物が見えてくる。 本館の前には二ノ池が広がっているので休憩していこう。 ブルーの池の向こうに剣ケ峰の荒々しい頭がちょこんと見えている。 小屋前のベンチはまさに絶景ポイント!う〜ん立ち去りがたい・・・ |
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【写真】頂上山荘を抜けて山頂へ 二ノ池小屋からは池に沿ってまっすぐ進み、やがて案内板の立つポイントに出て御嶽頂上山荘を目指すと、御嶽神社のある鳥居の前にたつ。 コンクリートの長い階段を登れば剣ケ峰山頂だ。 |
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【写真】剣ケ峰山頂 午前10時、銀座状態の剣ケ峰。 夏休みだからか小学生や学生が多い。 少々ガスが上がってきていたが山頂からは中央アルプス、南アルプス、北アルプスがよく見える。 |
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【写真】一ノ池周回 剣ケ峰からは同じ道をたどらず一ノ池周回コースをとる。 神社の詰所の横から道がつけられている。 初めは岩場を大きく下るが、また登り返して一ノ池の周囲を巡っていく。 池と名がついているが水はない。 剣ケ峰、摩利支天山、立入禁止の継母岳を見ながら雄大な御嶽山をじっくり味わいながら歩く。 剣ケ峰から半周すると眼下に二ノ池が見えてくる。 |
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【写真】二ノ池新館小屋 今度は本館へは寄らずに二ノ池新館小屋へ向かう。 この新館小屋のベンチからサイノ河原を前景にして横長の摩利支天山を間近に望むことができる。 小屋を後にし、サイノ河原避難小屋まで来ると近くに秋を告げるトウヤクリンドが咲いているのに気づく。 もうすぐ秋なんだなあ・・・といつもこの花を見るとセンチメンタルになる。 |
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【写真】五ノ池小屋で最後の休憩 サイノ河原避難小屋から三ノ池まで歩いて五ノ池小屋へ戻る。 御嶽山にはいくつもコースがあるが、やはりこの五ノ池小屋が建つ飛騨頂上に戻ってくると我が家に帰ってきたような気持ちになる。 王滝コースや黒沢コースは一度っきり、この小坂コースは数え切れないほど歩いた。 人と同じでコースにも相性があるのだなぁとつくづく思う(笑)。 五ノ池小屋に立ち寄り、温かいコーヒー(500円)を淹れてもらう。 小屋の若いスタッフはみんな気持ちのいい人ばかりだ。きょうもお世話になりました。ありがとう〜☆ |
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(談) またまた御嶽山の魅力を再発見してしまいました。 飛騨頂上までは過去に7回登っていて、今回はじめて飛騨頂上から剣ケ峰まで周回してきました。 剣ケ峰は過去に2回登頂しているのでピ−クハントはもういいやと思っていましたが、三ノ池〜サイノ河原〜二ノ池小屋までの雰囲気がとても気に入りました。また秋になったら歩いてみたい(笑)。 |
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★御嶽山の概念図はこちら ★国土地理院地形図 |
濁河温泉コース上で出合ったお花たち |
<参考コースタイム> ◆登山形式:山頂部を周回するピストン
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