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白山(室堂まで)平瀬道の花巡り 平成22年8月1日 晴れ | |
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まえがき・・・白山は4年連続で登っているが、年々花が少なくなっているように感じるのは私だけだろうか。花の咲いていた位置も固体によって少しずつずれてきているように思う。 |
![]() 【写真】ドロノキの純林と大白川登山口 大白川登山口に着いたのが6時半頃だったが、すでに登山口前の駐車場は満車で下の白水小屋のある大駐車場も満車に近く、ウロウロ探してやっと1台分の空いていたスペースにもぐりこむことができた。 この登山口周辺にはドロノキの純林があり、落ち葉の匂いを嗅ぐと樹液のよい香りがする。 白水小屋の管理人さんの話によると、このドロノキは電源開発鰍フ発電用ダム白水湖の工事がきっかけとなり、石ころだらけだったこの場所が開発されたことによって周辺にあったドロノキの種子が定着して一大群生地になったそうだ。このドロノキは分布の南限になる。 |
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![]() 【写真】アカモノ、ヤマブドウ、サルナシ、オニアザミ、ツルニンジンの蕾 登山口から少し入ったところに無人の避難小屋があるのでここで前夜泊することができる。 小屋からすぐに始まる階段状の登りがつらいが、足元に赤くてかわいらしい実をつけたアカモノを観察したり、上を眺めてヤマブドウやサルナシの青い実を見つけてカメラを向けていれば辛さも忘れる。 |
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![]() 尾根に出ると眼下に白水湖が眺められる。 少しガスがかかってぼやけているがコバルトブルーの水の色がきれいだ。 |
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![]() 【写真】大倉避難小屋までの花たち 尾根からは白山の主峰・御前峰が見えるのだが生憎ガスがかかって視界が悪いので足元ばかりを見て歩くことになる。 上:ヒメモチの実(ミヤマシキミに似ている)、ヨツバヒヨドリ、ヤマハハコ、ミヤマシシウドの咲く道、オオバギボウシ 下:エゾシオガマ、ダケカンバ、ハリブキの実、センジュガンピ、キヌガサソウ |
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![]() 【写真】大倉避難小屋 登山口から2時間弱で大倉避難小屋。 小屋の中は先客で座る場所もなかったので、小屋の前に座り込んでプラムをかじる。 この時期、小屋の前にクルマユリが咲いている筈なのだが今年は見当たらない。時期を間違えたのかと思い帰宅してから記録を見たのだがやはり7月末前後になっていた。あるべき場所に姿が見えないのは淋しいものだ。 |
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![]() 【写真】お花畑がはじまる 避難小屋から次のポイント「カンクラ雪渓」までの間にお花畑が広がる。 足を止めて過去の映像を走馬灯のように回してみると、やはりお花の個体数が少なくなったか或いは登山道から離れた場所に移動したかのように感じるのだった。 ![]() 上:ハクサンフウロ、ニッコウキスゲ、シナノオトギリ、オオバミゾホウズキ、マルバダケフキ 下:キヌガサソウ、カラマツソウ、クルマユリ、イブキトラノオ、オタカラコウ |
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![]() 【写真】カンクラ雪渓 カンクラ雪渓に着くと尾根からは見えなかった主峰・御前峰が頭を出していた。 |
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![]() 【写真】室堂へ向かう尾根で カンクラ雪渓から見晴らしのよい尾根に出てお花畑を見ながら歩く。 こちらのお花畑は規模が大きく百花繚乱だった。写真の紹介はほんの一部。 ![]() 上:ホタルブクロ、ミヤマアキノキリンソウ、イワオウギ、ミヤマオトコヨモギ、シモツケソウ 下:マツムシソウ、イワギキョウ、ミヤマダイコンソウ、オオヒョウタンボク、オオヒョウタンボクの実 |
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![]() 【写真】室堂平〜室堂を歩く 室堂平が近づくと花の植生も変わってくる。 雪解け後に花を咲かせるハクサンコザクラやクロユリの群生が見られ、広々とした室堂平にはコバイケイソウの白い花が一面に咲いていた。 ![]() 上:アオノツガザクラ、コイワカガミ、ヒメクワガタ、?(セリ科)、コバイケイソウ 下:ハクサンコザクラ、ミヤマホツツジ、クロユリ、ダイモンジソウ、クルマユリ群生 |
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![]() 【写真】クロマメノキ、クロウスゴの青い実 ウラジロナナカマドやハイマツの下床にはクロマメノキやクロウスゴの低木が花を咲かせていた。 見分け方はクロマメノキは前年の枝から花を咲かせ、クロウスゴは本年の枝から花を咲かせる。 共に黒い実をつけ食べられる。味は野生のブルーベリといった感じ。 |
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![]() 【写真】偶然出あった山友 室堂に着いたら一面ガスで視界が悪いので山頂には登らずに室堂平で一息いれていると、山頂から下りてきた関市の山友に偶然出会った。 こちらも一人、彼女も一人だったので一緒に下山することに。 やはり女性が二人になると賑やかでいい。 ぺちゃくちゃおしゃべりしながらあ〜だこ〜だとお花の同定をしていると、下りの辛さも忘れてあれよと言う間に駐車場に着いてしまった。 最後に彼女が栽培したという初物のスイカをいただくことができ超ラッキーな一日だった(^。^)y-.。o○ |
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(談) 白山のお花巡りは山頂を登らずしても十分に楽しむができます。 来年はお花松原まで足を伸ばしてみたいです(^-^) |
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コース紹介マップ |
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<参考コースタイム>
<お花の見所> <注意点>
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