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鳴谷山(なるたにやま/別名:じぶね 1,596m) 平成22年5月22日 晴れ | |
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まえがき・・・鳴谷山はミズバショウやシャクナゲの群生地として、又白山展望の山として地元の人気が高く、毎年この時期には多くのハイカーで賑わう山である。昨年の同時期に訪れたが道を間違えて登れずじまいに終わった幻の山だった(^_^);A |
![]() 【写真】鳴谷山登山口 関市でみんなと5時30分に合流し、東海北陸自動車道の白鳥ICから福井方面へ向かい、大野市を抜けて白山市の白峰交差点を通過する。その先の白峰トンネルを抜けて直ぐ先の桑島大橋を渡ったら左折し、百合谷(びゃっこだん)林道に入る。大嵐山分岐までは舗装路である。 大嵐山との分岐(導標あり)を右折して終点の鳴谷山駐車場に向かう。ここからは未舗装の林道になる。 8時頃に駐車場に着いたものの、すでに満車状態だったので路肩にとめておく。 登山口の案内板には、鳴谷山のことを「じぶね」と書いてある。地元の呼び名らしい。拡大写真 身支度を整えて8時25分にスタート。 |
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![]() 【写真】ミズバショウの群生地の中を歩く 整備された登山道を歩き出すとまずチゴユリが迎えてくれる。 それから10分も歩くとミズバショウの群生地にさしかかる。 花の時期はすでに終わっていて、葉っぱだけが巨大化していたが、群れからはずれた遅咲きのミズバショウが1本、2本・・・と目を楽しませてくれる。 |
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![]() 道を進むに従い、イワナシ、イワウチワの群生、遅咲きのショウジョウバカマ、ブナの新緑やタムシバの花に混じって、ムラサキヤシオが森に彩りを添えていた。 【ヤシオの見分け方】 ムラサキヤシオは花と葉っぱが同時に展開するが、アカヤシオは花が先に展開する。 |
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![]() 【写真】滝とタムシバ タムシバの咲く登山道を歩いていくと三段にみえる滝が右手に見えてくる。 |
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![]() 【写真】花の楽園を行く 道は次第に高度を上げていくが、勾配が緩やかなので足に優しい。 道中ミツババイカオーレン、キスミレ、ツクバネソウ、ユキザサを見ながら歩く。 【オーレンの見分け方】 三ツ葉(3出複葉)で花茎が緑色ならミツバオーレン、花茎が褐色ならミツババイカオーレン。五ツ葉で花茎が褐色なのはバイカオーレン。 |
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![]() 【写真】まるでシャクナゲ街道のよう・・・ シャクナゲが1株、2株と現れカメラに夢中になっていると、もっとその先に花の色が微妙に違うシャクナゲが次々と現れた。ぼかしの入ったシャクナゲが一番華麗だった。 スギの大木の枝にも着生していて、その逞しさに驚く(@。@) |
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![]() 【写真】シロバナのイワウチワ 足元にはイワウチワの群生が絶え間なくつづき、写真のような白っぽいイワウチワも咲いていた。 |
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![]() 【写真】鎧壁 シャクナゲ群生地を抜けるとブナの新緑と残雪が美しい山肌が現れ、これまでとは展望が180度変って息を呑む。 右手前方には黒々とした鎧壁が現れ、壁の下に道がつけられていた。 |
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![]() 【写真】よっこらしょ! 鎧壁を通過した先の小沢にかかった道に残雪が中途半端に残っていたので、足が届かず「よっこらしょ!」と手を貸してもらって登るねえさんの後姿をパシャリ! ![]() |
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![]() 【写真】ミズバショウとリュウキンカの群生 鎧壁を過ぎた先からは雪解けのぬかるみ道となるのでスパッツは必携となる。 湿地帯にはミズバショウとリュウキンカが群生しているので、ここはゆっくり観察しながらいこう。 群生の中にポツンと咲いていたザゼンソウが紅一点でかわいらしい。 |
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![]() 【写真】鎧壁を上から見る ミズバショウの咲く湿地帯から上部は残雪の中を横切っていくが、通過中に鎧壁の全体像を眺めることができる。壁の下を歩いている人がアリンコのように見えた。 |
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![]() 【写真】砂御前山との分岐 スギの大木が続く道を一登りすると砂御前山との分岐に出る。 鳴谷山(じぶね)は左に道をとる。 この分岐で初めて別山方面の展望が得られる。 |
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![]() 【写真】大杉谷林道との分岐 砂御前山との分岐から7分程で大杉谷林道と道を分け、ササの多いぬかるんだ道を慎重に進んでいく。 |
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![]() 今年はじめてみるタケシマランやエンレイソウ、ツバメオモト、ミヤマカタバミ、ムシカリ、クロモジの花などが咲いていた。 |
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![]() 【写真】スギの巨木の前で イワウチワとマイズルソウが登山道の脇を彩り、踏みつけしないよう気をつけながら歩いていくとスギの巨木に出あう。これまでにも杉の巨木はみかけたが、これは見事だった。 その大きさを比較するために人が前に立つとその大きさがよくわかる。 大杉の枝がタコ足のように下向きに垂れていて、まるで「つっかえ棒」のように見える。 長い年月をかけて雪の重みで枝が下向きになったのだろうか。 スギの枝にシャクナゲが着生しているのをここまで来る間に何本かみかけた。 雪解けがはじまると同時に落ちた種子が発芽したんだろうな。シャクナゲはたくましい! |
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![]() 【写真】鳴谷山へ 再び残雪があらわれ、稜線が見えてくると山頂はもう近い。 |
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![]() 【写真】白山展望地へ 大きく回りこむとまず別山が現れ、次に白山主峰、そして大笠山と笈ヶ岳が現れ鳴谷山の広場に到着する! 山頂は人でいっぱいだった。 さっそく記念写真を撮って至極のランチタイムにする。 |
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![]() 白山の大展望が広がる! w(@o@) w 中央が四塚山、その奥に七倉山、丸いのが大汝峰、その右の尖がりが剣ケ峰と御前峰が被っている |
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![]() 右奥に見えるのは別山〜三ノ峰(日記アリ)、中央奥は白山釈迦岳(日記アリ) |
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![]() 北北東に大笠山、笈ヶ岳(ズーム) |
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![]() 南方面は赤兎山、大長山(日記アリ)、鉢伏山、法恩寺山、取立山(日記アリ) |
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![]() 一時間ほど展望を楽しんだら往路を戻り、途中スギの大木にしがみついている人間カブトムシをパシャリ! ![]() お土産ができ、楽しい山行となったv(^0^)v |
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(談) 本コース上は百花繚乱で、ホームページに紹介しきれないほどたくさんの種類の花を観察することができました。花と白山展望に恵まれた素晴らしい山です。この時期がお勧め!(他の季節は未訪問) |
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☆コース紹介マップ ☆鳴谷山☆国土地理院地形図 |
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<参考コースタイム>
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