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戸隠山(1,911m) 平成21年10月12日 晴れ | |
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まえがき・・・鋸歯状の尾根を持つ戸隠山は、古来より山岳信仰の山として名高い。2000m前後の稜線は峻険な岩山が続き、稜線から眺めても下界から眺めても特異な山といっていい。多数の鎖場、蟻の塔渡や剣の刃渡の難所は登りにとった方が安全なので戸隠神社奥社から入り、戸隠キャンプ場へ下ることにする。 |
![]() 【写真】戸隠神社奥社から入山 岐阜県関市を午前3時30分に出発して、信濃町ICで下り戸隠神社奥社の駐車場に7時20分頃到着する。 5人全員いつもよりザックを軽めにして、7時50分にスタート。 登山口は戸隠神社奥社の中にある。 |
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![]() 参道の大鳥居をくぐり、随神門を抜けたらりっぱな杉並木が続く。 樹齢400年以上の杉の大木には何かしら『気』みたいなものが感じられる。 魂が鎮まるような感覚だ。 |
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![]() 【写真】奥社と登山口 奥社に着くまでに戸隠山の荒々しい稜線が垣間見え、わくわくしてくる。 奥社に着いたら、今日の無事を祈っておく。 登山口で登山届を出したらスタート。8時35分。 |
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![]() 【写真】尾根に出る 奥社裏手の登山道は急な登りから始まる。 最初の鎖場を過ぎると尾根に出る。戸隠山の荒々しい稜線が目の前に迫ってくる。 |
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![]() 【写真】五十間長屋 さらに急な登りをこなしていくとかつて修験者たちが修行をした五十間長屋に着く。 |
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![]() 【写真】百間長屋 五十間長屋から左手の岩場を回りこむと百間長屋に着く。 こちらの方が五十間長屋の倍ほど長い。少し進んだ位置から撮影するとその長さがよくわかる。 |
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![]() 【写真】鎖場の連続 西窟から鎖場の連続がはじまる。 滑りやすい泥まじりの岩場が続くので慎重に登ろう。 高度が上がって大障壁をこなすといよいよその先は本コースの核心部「蟻の塔渡、剣の刃渡」である。 写真左:天狗ノ露地の鎖場を下から撮影 写真中:天狗ノ露地を横へトラバース、これが結構恐い 写真右:胸突き岩を登る |
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![]() 【写真】核心部全体像 やや広い平坦地に立って八方睨(前方の高い頂き)までの核心部を眺めてみる。 拡大写真で核心部全体を確認 |
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![]() 【写真】蟻の塔渡から剣の刃渡まで 両側は切れ落ちていて、下を見ると目がくらくらする。 蟻の塔渡約20m、剣の刃渡が約5mで幅は約50センチ前後、細いところで30センチ前後か。 このナイフリッジではエスケープルートはないので、前進あるのみ。 とてもここを立って歩く勇気はないので、四つんばいと馬乗りになって進む。 途中巻き道として鎖が用意してあったが、前半グループは鎖を使い後半グループは馬乗りで進んだ。 後からきた単独の男性が平均台を歩くようにしてきたので驚いてしまう。 聞いたら、何度も来ている人だった。何回来ようとも、立って歩くのは眩暈がしそうだ。 写真左:一番手が蟻の塔渡にとりかかる 写真中:最後者が四つん這いで剣の刃渡を終える 写真右:蟻の塔渡〜剣の刃渡を両手広げて歩いてくる人 |
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![]() 【写真】八方睨 核心部を通過し、鎖場をこなして八方睨に着く。 高妻山の絶好の展望地だ。 ここから西岳へ向かうこともできるが戸隠山よりも難度が高いとか。 ここからすぐ先の戸隠山のピークは狭いのでここで昼食をとる人が多い。 |
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![]() 【写真】核心部を東から見る 八方睨から戸隠山へ向かう途中、振り返ると蟻の塔渡を立って歩いているグループが見えた。まるで蟻が塔を歩いているみたいだ(笑) 拡大写真で東方面から見る |
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![]() 【写真】戸隠山 八方睨から10分程で戸隠山。 ここからも高妻山がよく見える。 山頂部は狭いが、脇に寄ってみんなで昼食をとる。 核心部での話に花が咲き、わいわいがやがやと時間が過ぎてゆく。 グループ登山の楽しさはこんな時間にある。 |
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![]() 【写真】九頭龍山へ お昼を済ませたら次のピークの九頭龍山へ下る。 アップダウンが続くのでゆっくり歩こう。 |
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![]() 【写真】九頭龍山 九頭龍山の山頂部は思ったより狭い。 三角点の石柱はあるが、山頂表示はダケカンバの幹に申し訳なさそうにかけてある。 |
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![]() 【写真】アップダウンを繰り返し避難小屋へ 九頭龍山からまたアップダウンをこなして一不動避難小屋に着くと大勢の登山者が休憩していた。 みんな高妻山からの下山者と見える。 ここの避難小屋が高妻山への分岐点になっている。 避難小屋にはトイレがないので、利用者は携帯トイレを持参しなければいけないようだ。 |
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![]() 【写真】鎖場 避難小屋から戸隠牧場へ下る。 10分も下ると水場があるので、顔や手を洗ってホッと一息つこう。 ここから先は水量が増えてくるので何度も右岸、左岸を渡ることになる。 帯岩をトラバースし、最後の鎖場をこなしたら樹林帯に出る。 写真左:帯岩のトラバース 写真右:最後の鎖場、滑滝を下る |
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![]() 【写真】戸隠牧場へ ブナやトチノキなどの落葉広葉樹林帯に入ると次第に視界が開けて戸隠牧場に出る。 牧場を通り抜け、戸隠キャンプ場まで歩くとバス停は目の前だ。 路線バス(川中島バス)は1時間に1本しかないが、ちょうどバス停にバスが待機していたので、それを利用して奥社まで戻った。(歩くと約20分ほどかかる) |
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(談) 戸隠山は、クサリ場の連続と核心部の通過が一番楽しかったです。少しビビル場面もありましたが、慎重にゆっくり進めば問題ありません。でも毎年事故があるようなので行かれる方はご注意願います。 |
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☆コース紹介マップ ☆戸隠山☆国土地理院地形図 |
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<参考コースタイム>
川中島バスの時刻表(戸隠キャンプ場→奥社まで約4分)1時間に1本。歩くと20分程。 <見所>
<下山後の入浴>そばがおいしい日帰り温泉 |
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