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皇海山(すかいさん 2143.6m) 平成21年5月3日 晴れ | |
まえがき・・・「皇海山」を「すかいさん」と読むには難読すぎて深田百名山を目指している人しか読めないのではないだろうか。その皇海山まで、悪路で有名な栗原川林道を奥まで入り、不動沢をつめて鋸山との分岐点から頂上を目指す。 |
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【写真】栗原川林道入口 クリックで写真拡大 4/25に追貝(おっかい)方面から栗原川林道へ入るのが解除になった(根利方面からのルートは通行できない)。 事前に利根町振興局へ確認したところ、道幅狭く、落石の危険があるので車高の高い車で来られることをお勧めします、と言われた。 実際走ってみると、写真の林道入口から登山口のある皇海橋までおよそ20Km、RAV4で約1時間15分かかった。相当な悪路で、皇海橋に着いた時にはグッタリしてしまったほど。8時すぎの時点で駐車場にはすでに10台程の車があり、中には普通乗用車で来たという女性がいて、帰りが恐いと言っていた。車高の低い車だと、車体のお腹を相当こするのではないかと思われ、万が一車が故障しても林道中は圏外で携帯が繋がらない。誰かに頼むにしても問題が解決するのにかなり時間がかかりそうだ。正直なところ、もう二度とこの林道は走りたくないと思った。 駐車場は皇海橋の両サイドにある(20〜30台分)。きれいな水洗トイレも完備されている。 【栗原川林道までのアクセス】 関越自動車道沼田IC→国道120号線を吹割の滝方面へ→「吹割温泉センター竜宮の湯」案内板のある信号のすぐ手前に「皇海山」という看板があるのを見てすぐ右折する→沼田市利根町振興局を右に見て、その先の「とねしん」の右の道を進む(「キャンプの森」も途中まで同じ道)→あとは林道入口まで案内板がしっかりしているので分かりやすい→林道から先は、道幅狭く、落石・路肩崩壊の恐れアリ。自己責任で通行願いますの看板あり。 ※落石、その他災害により通行止めになることがあるので、事前に確認を。 利根町振興局 【電話0278-56-2111】 |
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【写真】林道から見る皇海山 ガタガタの林道を走り、いくつもの山を越えていくと、写真で見たことのある皇海山が見えてきた。 登山口が近づいてきた証拠だ。 |
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【写真】皇海橋手前の駐車場とWC 林道入口から1時間15分かかって、やっと皇海橋に到着。すでに10台ほどの車が止めてあった。 きれいな水洗トイレの中に登山届けを出すコーナーがある。 |
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【写真】赤い皇海橋 標高1385m地点の皇海橋を渡って登山口へ。 橋を渡ったところにも車が数台止められる。 |
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【写真】登山口 橋を渡って左折したところが登山口。 8時30分 スタート。 |
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【写真】最初の渡渉 少し歩くと、本格的な登山道に入る。 歩き始めてからほどなく最初の渡渉。 この不動沢を何度も渡り返していくので、雨の日が続いたりすると水量が増えるので注意が必要だ。 |
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【写真】沢に沿って歩く カラマツ林の下に広がるササ原を歩いたり、沢沿いの道を歩いたりと、変化があって楽しい。 |
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【写真】中間点 9時10分 中間点。 登山口から1.8Kmの地点だ(40分程度)。 標高は1640m。 不動沢のコルまで標高差あと200mほど。 |
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【写真】雪渓の登り 中間点から道は少しずつ傾斜を増し、残雪も現れる。 最後の水場を過ぎると、沢のガレ場を登っていく。 残雪があるので踏み抜かないよう慎重に足を運ぶ。 足場の悪いところにはロープがかけられている。 |
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【写真】鋸山(のこぎりやま)11峰 不動沢のコルにでると、鋸山11峰の展望に歓声があがる。 このコルで皇海山と鋸山に分かれる。 鋸山からの展望はすばらしいと聞く。 片道30分なので体力、時間、ともに余裕のある人にはおすすめ! |
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【写真】皇海山へ コルで休んだら、コメツガやシラビソ林の暗い森の中を詰めていく。 ところどころ急登があるので、木の枝をつかみながら進む。 途中振り返ると鋸山、袈裟丸(けさまる)山、赤城山の展望が開ける。 残雪は山頂近くまで続き、原生林の中に山頂と三角点がある。 |
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【写真】二等三角点のある皇海山 10時30分 皇海山。 周りはオオシラビソやコメツガで囲まれ、展望がイマイチ。 木々の間から、日光白根山、至仏山、燧ケ岳、武尊山がかすかに見える。 山頂のど真ん中に二等三角点が立っていて、狭い山頂はすぐに人でいっぱいになる。 1時間ほど休憩してから帰路は往路を戻る |
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(談) 皇海山からの展望がイマイチだったせいもあり、山よりも悪路の林道を走ったことのほうが強く印象に残りました。 |
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☆コース紹介マップ ☆皇海山☆国土地理院地形図 |
<参考コースタイム> ◆登山形式:ピストン
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