登山日記
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 陣馬形山(1445m) 平成21年1月17日 晴れ
陣馬形山
 まえがき・・・中川村役場の案内によると、陣馬形山は伊那山脈からはみ出している孤高の山で、伊那谷や中央・南アルプスの大展望台となっている。その昔、戦国時代には武田軍のノロシ台があったとも伝えられている。

【登山口】

中央道松川ICで下りて中川村のAコープ美里店から手取沢沿いに林道を上がっていくと風三郎神社の石碑が立っているポイントに着く。
そこを左折すると、林道はその先で二股に分かれている
左に行くと登山口の駐車場にいくが、右へ行くと山頂直下のキャンプ場まで行けてしまう。
右へ道をとり、その先の広い路肩に車を止める。
陣馬形山の登山道は何度も林道を横切るので、どこからでも登山道に入ることができるが、通行車両の邪魔にならないよう駐車したい。




【アカマツの大木】

登山道は整備されていて歩き易いが、アカマツの単調な植生がしばらく続くので、周りを観察せずに下ばかりを見て歩いていたら「アカマツの大木」を見落としてしまった。
下りですぐそれと分かる『二股に分かれた巨大なアカマツ』があった
どうしてこのような姿になってしまったのだろう。
その昔落雷にでもあい、その後成長して現在のような形になったのだろうか?




【林道から中央アルプス遠望】

林道に出ると雪を抱いた中央アルプスが見える。
こういう時の雄叫びはみんな一様に「わ〜っ」と叫ぶから面白い。
感動の共有だ。





【丸尾のブナ】

再び登山道に戻り、また林道に出て登山道に戻るを繰り返す。
アカマツ林にカラマツ林が混ざり合った登山道で樹齢600年のブナに出合う。『丸尾のブナ』だ。
1469年にこのブナをご神木と定め、根元へ祠を建立する・・・・ウンヌンとある。

詳細はこちら


【ブナの大きさ】

ブナをぐるっと回り込んで展望が広がる陣馬形牧場へ向かう。
大きな無線アンテナ塔が左に見えてくると牧場は近い。



【折草峠からの道】

無線アンテナ塔の建つ林道に出ると、あとはずっと林道を歩いていく。
折草峠からの道と合流したら右手に南アルプスが広がる。
展望が素晴らしいのでしばし足を止め景色を楽しむ。
鋸岳〜仙丈ケ岳〜北岳〜間ノ岳〜塩見岳まで大パノラマが広がり、山頂まで登ればさぞかし絶景が見られるのではないかとわくわくしてくる。


【キャンプ場にある避難小屋】

胸高鳴る高揚感をおさえ、キャンプ場へ向かう。
赤い屋根の避難小屋が見えてきたら、そこが陣馬形キャンプ場。
WCもある。

【いよいよ山頂部へ】

キャンプ場から陣馬形山まではほんの数分。
県の防災用アンテナ塔が視界の邪魔だが致し方ない.......か。


陣馬形山頂から

中央アルプスと伊那谷

南アルプスの大パノラマが広がる

山の同定盤

二等三角点
伊那谷を眼下に食事を楽しむ 持ち寄りパーティ



陣馬形山頂から

左から仙丈ケ岳〜北岳と間ノ岳(中央)〜塩見岳(右端)
肉眼では鋸岳から聖岳まで一望


キャンプ場から

キャンプ場洗い場のつららと中央アルプス



(談)
陣馬形山はすばらしい展望の山でした。雪山のこの時期にぜひ訪れたい山ですね!
コース紹介マップ

<参考情報>

登山口9:30スタート→10:50丸尾のブナ→11:20折草峠からの林道合流点→11:30キャンプ場&避難小屋→11:40陣馬形山頂(13時まで休憩)→13:20キャンプ場&避難小屋→14:25アカマツの大木→14:40登山口

コース紹介マップ

<アプローチ>

・松川ICから15キロ。大鹿村方面へ走り、天竜川を渡り県道18号線に出合う「渡場」の信号を左折します。中川村役場を右に見やり、左手に養命酒の白壁の建物のところを右折し北組部落を走ります。
アンフォルメ美術館を過ぎ、Aコープ美里店の分岐を右へとり、手取沢を右に見ながらくねくねと村落の中を走っていくと風三郎神社の石碑に着きます。そこを左折すると、林道はその先で二股に分かれていて左に行くと登山口の駐車場にいき、右に行くと山頂直下の陣馬形キャンプ場へ行きます。
歩きたいけど少しでもショートカットしたい方は右の道をとり、その先の広い路肩に車を止めて途中から登山道に入ります。通行車両の邪魔にならないよう駐車願います。

<日帰り温泉>
信州松川温泉 清流苑 
入浴料 400円(シャンプー、石鹸あり)
とってもいい温泉で特に露天風呂がおすすめ!
周辺に屋内テニス、室内プールなど施設がたくさんあります。


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