登山日記
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■表丹沢縦走(塔ノ岳1491m) 平成11年5月2日(日) 晴れ

 

三の塔【写真】三ノ塔(富士山の眺めがよい)

小田急線・秦野駅からタクシーでヤビツ峠の富士見橋まで乗りつける。
橋から舗装道路を少し登ると、右手に塔ノ岳への登山口が見えてくる。
だらだらの丸木の階段を1時間も登ると眺めのよい二ノ塔に出る。さらに15分ほど下ってまた峠を登ると三ノ塔に出るが、ここから富士山がはっきり見える。三ノ塔からはまた下って、さらに烏尾山に向かう。30分程で烏尾山荘に着くが、通り越して、小さな登降を数回繰り返し行者岳の岩峰に立つ。そこからはクサリ場のある岩場を通過するのだが、満員で順番待ち(~_~;)キレットを越えた先に標高1340mの新大日がある。

 

 

塔の岳【写真】塔ノ岳山頂

新大日小屋でジュースを購入した後、樹林帯の道をぐんぐん登って高度を上げていくと、やっと塔ノ岳に到着する。

山頂からの展望は雄大で、相模湾や秦野市が一望できる。人の数も銀座並だ。
通年営業の尊仏山荘横の土手で、昼食を取っていると、野生の鹿が寄ってきた。
登山者が軽い気持ちでエサをやることが結局餌付けになり、冬場自力でエサを探すことをできなくさせているのではないだろうか?
今さら・・・とは思ったが鹿と目を合わさないようにした。

丹沢最高峰の蛭が岳へは、この時間から(午後1時)日帰りはできないので、大倉口に下山することにした。


大倉コース

【写真】大倉口登山道(下りは相模湾が一望)

大倉口への下りは、通称バカ尾根といわれ、丸木階段がどこまでもどこまでも続き、膝ががくがくしてくる。ようもこんな長い階段を作ったものだと感心する。
登りにこのコースは絶対とりたくないと思った!
途中、花立山荘でカキ氷を食べ、一息入れる。
山荘からはまた階段との闘いが始まる。風景は変ることなく小草平の鞍部まで続く。見晴らし茶屋まで下りきると、まもなく道は分岐しているが、どちらをいっても大差なく大倉口まで着ける。
大倉口バスターミナルでは、またまた長蛇の列。岐路はまだ長い(~_~;)


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

富士見橋(1時間15分)二ノ塔(15分)三ノ塔(30分)烏尾山荘(30分)行者岳(40分)新大日(40分)塔ノ岳(25分)花立山荘(2時間)大倉口

登りの時間 3時間50分
下りの時間 2時間25分
全行程時間 8時間

◆登山形式:周回登山

<見所>

丹沢の山塊はとにかくでかい!通年を通して楽しめる庶民の山。

<注意点>

秦野駅前からヤビツ峠へのバスは、便数が少ないので往きにとり、帰りは便数の多い大倉口にしたほうがよい。

<アプローチ>

小田急線・秦野駅からタクシーかバスでヤビツ峠までいける。
大倉口を登山口にする場合は、渋沢駅からバスがある。


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