登山日記
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■木曽駒ケ岳(2956m) 平成10年11月14日(土) 晴れ

コース紹介MAP
 

千畳敷カール【写真】千畳敷カール(後は宝剣岳)

朝6時半に駒ケ根高原菅の台バスターミナルに到着し、始発バスに乗り込んでシラビ平駅まで行く。
駒ケ根ロープウエーは今年の11月1日のオープンまで約1年の工程をかけ、より安全性の高い最新機器に取替え工事を行なった。
そのリニューアルしたロープウエーに乗って、約7分で標高2611mの千畳敷に到着!いきなり宝剣岳の岩峰が鋭く聳えているのに圧倒される。

中岳への登り【写真】中岳への登り

初雪の名残がガレ場のいたるところに残っており、冷気に思わずぶるっとする。
持ってきた衣類を全部着込み、白熊のキグルミ状態になって出発。
八丁坂までは遊歩道をすすむ。この八丁坂は胸突き八丁といわれるだけあって、結構きつい。はあはあ息を切らせながら、目線を上げると宝剣岳が迫って見える。
なかなかの景観だ。鞍部の乗越浄土で一息入れる。
宝剣山荘の右手に天狗荘を見やりながら、中岳方面に向かう。
八丁坂を登るより、余程楽な道だ。一旦鞍部に下りて登りかえすと中岳頂上。

 

木曽駒ケ岳山頂【写真】木曽駒ケ岳山頂

強風を避けて巨岩の岩陰に腰を降ろし、陽だまりの温もりにほっとする。
中岳からの下りは、雪が所々に残っているため滑りやすく危険なため、時にロープを握り締めながら慎重に足を運ぶ。鞍部までくると頂上キャンプ場があるが、今は誰もテントを張っていない。いよいよ、最後のひと踏ん張りで木曽駒ケ岳頂上に到着!
山頂にはお社があり、無事登頂に感謝し、記念撮影をする。
山頂からは冠雪の富士山が見え、南アルプス、八が岳、御岳がきれいに眺められた。
下山は往路を戻る。

駒ケ根高原では、「こまくさの湯」に浸かりながら、木曽駒の山々を眺め、極上の時を過ごす。


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

千畳敷(45分)乗越浄土(20分)中岳(25分)木曽駒ケ岳(25分)中岳(10分)乗越浄土(45分)千畳敷

登りの時間 1時間30分
下りの時間 1時間20分

◆登山形式:往復登山
コース紹介MAP

<見所>

7月中旬頃から8月中旬まで千畳敷カールは、まるで絨毯を敷き詰めたように花が咲き競う。
お花の好きな人は、垂涎といってもよいこの時期に入山するとよい。

<注意点>

縦走する場合は、ロープウエーとバスの最終時刻に間に合うように事前に時間を調べておくようにしよう。

<アプローチ>

マイカー利用なら、駒ケ根ICをでて右折をし、直進すると右手に菅の台バスターミナルがみえてくる。 公共交通機関なら、 JR飯田線駒ケ根駅から中央アルプス観光バス又は伊那バスでロープウエー行きに乗車。所要時間約50分で着く。


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