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白山釈迦岳(2,053m) 平成20年6月15日 晴れ |
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まえがき・・・石川県白山市白峰の市ノ瀬ビジターセンターの上部から登る釈迦岳は、白山愛好家としては気になる存在。昔は修験の行として湯ノ谷をさかのぼり、釈迦岳山頂直下の岩場をよじ登らねばならなかったが、現在は釈迦新道がつけられブナ林の中を気持ちよく山頂まで歩くことができる。 |
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![]() 【写真】橋を渡って道路をショートカット 市ノ瀬ビジターセンターの一番東端に車をとめ、手取(牛首)川に架けられたきれいな橋を渡り、車道をショートカットする。 橋を渡ったら東屋のある広場から車道に出て、しばらくその車道を歩く。 |
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![]() 釈迦新道と白山禅定道の案内標のところで左に入る。 ここからは森の中の静かな歩きが楽しめる。 足元には初夏を彩る草花が登山者の目を惹きつける。 |
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![]() 【写真】湯の谷川を渡る 20分ほどで工事用車道(一般車両通行禁止)に出る。 今にも天井が崩れ落ちそうなトンネルを抜け、湯の谷川の豪快な滝に向かって歩く。 湯の谷川の橋を渡れば、じきに釈迦新道の入口が見えてくる。 (車道歩き1時間ほど。帰りは辛いだろうなぁ・・・ボソッ) |
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![]() 【写真】釈迦新道入口 白い杭のような案内標のあるところで左手に入る。 ここからが釈迦新道である。 草が繁茂しており、掻き分けながら進んでいく。 |
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![]() 【写真】ブナ林の緩やかな道をゆく しばらく美しいブナ林が続く。 登山道は緩やかにつけられているので気持ちがいい。 1時間も歩くと水場。 野鳥のさえずりに思わず足が止まる。 ここで一息つこう。 |
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![]() 【写真】ブナの大木 白山一帯はどこを歩いていても天然のブナに出あえる。 ブナは、他の樹種にはあまり感じることのない『癒し効果』を持っている不思議な樹だ。 【ひとこと】 ブナという漢字は『木で無い』と書きますが、これはブナが木材としての材質がスギやヒノキと比べ劣り、せいぜいリンゴ箱にしかならなかったことからつけられ、そのせいで戦後次々と伐採され、スギやヒノキに植え替えられてしまいました。ブナにしてみたら全く失礼な話です。 そもそも『木で無い』という漢字は当用漢字にはありません。勝手に作られた造語です。 近年になってようやくブナの『緑のダム』効果が見直されて積極的に保護されるようになってきましたが、時すでに遅し、日本人の愚かさを象徴している木でもあると思います。 |
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![]() 【写真】別山方面 標高が上がるにつれ、ブナ帯からダケカンバ、オオシラビソに樹相が変わる。 登山道から別山方面が見えてきたところで足を止める。 チブリ尾根の稜線がきれいなラインを描いている。 稜線上に避難小屋も小さく見える。 |
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![]() 釈迦岳の山頂方面が見えてきた辺りで最初の残雪があらわれる。 ゆるやかに道を回りこんで釈迦岳前峰へ。 |
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【写真】釈迦岳前峰 ムラサキヤシオが咲き乱れる釈迦岳前峰からは白山主峰群が眺められる。 この前峰から三角点のある釈迦岳までは10分ほど。
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【写真】白山釈迦岳 前峰から一旦下り、小さな雪渓を登って笹藪をかきわけていくと三等三角点のある釈迦岳に着く。 辺り一面笹の海原で長居できる場所ではない。 前峰に残ったメンバーに手を振って三角点タッチを知らせてから、また前峰へ引き返す。
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![]() 【写真】楽しいひと時の後は・・・ 前峰に戻ると、室堂から歩いてきたという若者二人がやってきた。すかさず地図を広げてコースタイムを計る。 この前峰から北竜ケ馬場を通って室堂まで4時間30分ほどだ。いつか歩いてみよう! 賑やかなランチタイムもいよいよ店仕舞いとなり、元きた道を戻ることに。 一時間の車道歩きが待っているのが辛い。 |
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(談) 釈迦岳前峰からの展望は素晴らしかったです。白山の奥行きの深さをまた味わうことができました。次回の白山歩きは、主峰から派生している数々の稜線をたどってみたい。 |
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コース紹介マップ |
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<参考コースタイム>
<見所> ・種類が豊富なお花たち ・尾根上からの展望 ・前峰からの『湯の谷』俯瞰と白山主峰 <注意点> ・釈迦岳直下に残雪がある場合、登りにハイシーズン用の軽い靴を履いているとキックステップが利かず滑ります。 ・市ノ瀬の駐車場でブヨに数箇所刺されました。この時期ブヨには要注意!
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