![]() |
[登山日記のメニューへ] |
天城山1,405m 平成20年3月16日 快晴 | |
![]() |
|
![]() |
まえがき・・・箱根スカイラインや伊豆スカイラインを走っていると、その独特の山塊からすぐに天城山最高峰の万三郎岳を見つけることができる。天城山という山はないが、主峰の万三郎岳と万二郎岳という名前がなんとも親しみやすい。 |
![]() 前泊した『四季倶楽部・アルブール伊豆』は天城高原別荘地内にあり、登山口まで車でおよそ5分の好立地にある宿泊施設。 天城高原内を走る111号線を天城高原ゴルフ場まで走ると、どん詰まりがそのゴルフ場。 その脇にハイカー専用(天城山)の無料駐車場がある。 この時期、トイレは使用できない。 |
|
![]() 軽アイゼンをザックに入れ、さっそく登山口へ。 駐車場の入口の対面が『天城山登山口』。 先着の登山者がコースマップを確認中。 植生保護のため、万三郎岳から涸沢に下る道は閉鎖され、代わりに新しい道がその先につけられているのを確認しておく。 |
|
![]() |
|
![]() 登山口から15分ほどで最初の分岐。 万二郎岳へ1.8K、涸沢分岐点へ2.5Kとある。 ぐるっと周回してくるので、下りはここで合流する。 |
|
![]() 登山道の両サイドには低木のミヤマシキミが群生。 昨年つけた赤い実と、これから咲くツボミをつけた個体とが混在していておもしろい。 ミヤマシキミは小さくてもれっきとした樹木だ。 雌雄異株で男木と女木がある。 赤い実をつけている個体は女木である。 |
|
![]() |
|
![]() ミヤマシキミの群生地を抜けると、沢を二度ほど渡る。 雪解け水の流れる音が清々しい。 近くでミソサザイの美しいさえずりがした(聞き惚れる)。 |
|
![]() しばらく歩くとヒメシャラの群生地が現れる。 1本、2本のヒメシャラの木を見たことはあってもこれほどの群生地にお目にかかったことはない。 おもしろい樹形をしたものや巨木が何本もあり、見ていて面白い。 ヒメシャラはツバキ科ナツツバキ属で、ヤブツバキと違い落葉樹なので冬場は葉を落とす。木肌がツルツルしてオレンジ色をしているのでわかりやすい。 箱根以西の太平洋側のブナ帯に多い。 花の時期は6月頃でナツツバキより小ぶりな白い花を咲かせる。 |
|
![]() |
|
![]() 万二郎岳までの整備された道にはまだ雪がかなり残っていたが、軽アイゼンを使用するほどではなかった。 山頂は、アセビの木に覆われ展望がない。 |
|
![]() 万二郎岳直下から展望が開ける。 稜線からみた富士山。 どこから眺めても美しい円錐形だ。 |
|
![]() |
|
![]() アセビのトンネルを抜けると今度はシャクナゲの群生地。 |
|
![]() シャクナゲが咲く中間点の石楠立(はなだて)。 万三郎岳まで1Km、万二郎岳まで1.2Km。 |
|
![]() |
|
![]() ブナ帯にヒメシャラの木が混ざる。 ヒメシャラの幹にできた洞を見つけて覗いてみるがお留守のようだ。 どんな野鳥、小動物が住処にしているのかな・・・ |
|
![]() 残雪のある万三郎岳に到着。 万二郎岳から1時間10分とあったが、撮影を楽しみながら歩いていたので1時間30分ほどかかった。 山頂からの展望はあまりよくないが、コースマップ表示の左に回りこむと富士山が見えた。 ここで記念撮影して昼食に。 |
|
![]() |
|
![]() 下りは、新しく作られたコースをとり、八丁池方面へ5分ほど歩くと分岐に出合う。 新しく立てられた指導標だ。 涸沢分岐点へ下る道をとる。 |
|
![]() 今年初めての残雪下り。 急斜面で足を滑らせないようバランスよく下りる。 すでに雪が緩んでいたのでアイゼンはつけなかった。 |
|
![]() |
|
![]() 最初に通過した分岐まで戻り、15分歩いて登山口へ。 登山口に立っている『おつかれさま』表示で疲れもとれる(笑)。 お土産は、 天城山中でひろったゴミ。 山頂で登山者が捨てた空き缶4個を回収しました。 |
|
![]() |
|
(談) 天城山のキャッチフレーズは『アセビとシャクナゲ』だったので、ヒメシャラの群生地を見たときには感動しました。葉を落としても樹形がおもしろいので絵になります。花が満開の時はどんな感じなのかな。 |
|
★コース紹介マップ |
![]() |
<参考情報> |
[登山日記のメニューへ] |