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筑波山(877m) 平成20年2月13日 晴れ | |||||||||||||
まえがき・・・深田久弥氏が筑波山の紹介文の中で『関東周辺の山から遠くを眺めると、朝靄の上に鋭く立った峰がある。あんな所にあんな高い山はないはずだが・・・と、しばらく戸惑った後、それが筑波山であることを悟るのであった。』と書いている。深田氏自ら『通俗的な山といわれる筑波山』をあえて選んだことに大変興味があり、私も機会があれば歩いてみたいと思っていた。 |
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【双耳峰の筑波山】バスの中から 急な東京出張ができ、「これはラッキー!」とばかりに筑波山へ向かう。 秋葉原からつくばエクスプレスに乗車し、つくば駅からはシャトルバスで筑波山神社へ。 バスの車中から双耳峰の筑波山が見えてくる。 一番楽しい時間だ。 |
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【随神門(つくば市指定文化財)】 筑波山神社入口で下車し、大きな鳥居をくぐり、参道に立ち並ぶ土産物やさんをきょろきょろ眺めながら歩く。 『ケーブルカー乗り場』を目印に、筑波山神社まで階段を上がる。 随神門をくぐったらすぐ筑波山神社だ。 ※随神門は、1633年徳川家光が寄進するも1754年に焼失・再建し、1767年にまたも焼失し、1811年に再建され県内随一の規模を誇る市指定文化財になっています。 |
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【御幸ケ原登山口】 筑波山神社を左へ折れるとケーブルカー乗り場の右横から登山道は始まっている。 この御幸ケ原コースは途中から階段状の道となり、昨日からの寒波で道が凍結し、アイゼンがなければ非常に危険な状態になっていた。 登山口にあった『凍結注意』の看板を一瞥したが、筑波山を甘く見ていたのでなんのためらいもなく登ってきたが、やはりアイゼンをつけていないとかなり危険な状態だった。 『行きはよいよい、帰りは恐い』で凍結した道を下るにも下れず、結局四つんばいになって山頂までいくしかなかった(反省しきり)。 |
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【ケーブルカー山頂駅】 ケーブルカー山頂駅の建物が見えてきた時にはさすがにホッとした。 |
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【山頂から男体山を仰ぎ見る】 ケーブルカー山頂駅周辺には広々とした展望広場があり、関東平野が360度見渡せる。 雪原にたたずめば、西に男体山、東に女体山が聳え立つ。 |
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【男体山へ】 まずは男体山へ向かう。 男体山への道は雪がついていたものの、比較的日当たりがよく、時間的にも雪が解けはじめていたので、凍結しているようなことはなかった。 |
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男神であるイザナギノミコトが祀られている祠が山頂部にある。 山頂からは富士山も見える。 肉眼では見えるが、カメラにうまく入らないのが残念。 |
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【ガマ石】 男体山から女体山へ向かう。 途中、ガマガエルのような形をした巨岩に出合う。 見れば見るほどガマガエルに似ている。 『ガマ石」とはぴったりの名を命名したものだ。 |
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【女体山頂部へ】 女神のイザナミノミコトが祀られている祠の前を通り過ぎると女体山頂。 平日でも、ご覧のとおりの団体さん。 |
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下りは安全第一でケーブルカーを使って宮脇駅(筑波山神社)まで下りる。 アイゼンを持参していなかったため、ぐるっと周回して下りてこれなかったことが心残りだった。 |
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(談) 反省しきりの筑波山でした。岐阜市の金華山に毛が生えたくらいにしかみていなかったことと、出張ついでに登山を、という軽い感覚で荷物を極力少なくしたかったため装備も万全ではありませんでした。グループだったら批判の集中攻撃の的となったでしょう。 さて、その筑波山ですが、岐阜市からでも日帰りで登れる山です。(私は前泊しましたが)。 道中出合った登山者の多くが何度も通っているということからもわかるようにつくば市民の『憩いの山』でもあります。 岐阜市の金華山のように、市民に親しまれる『憩いの山』が近くにあることは大変幸せなことであり、またその自然環境を後世まで残せるよう市民が一体になって守っていく活動が今後も大切だ、と金華山に思いを巡らせながら帰途についたのでした。 |
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