![]() |
[登山日記のメニューへ] |
両神山(1,723m) 平成19年11月24日 晴れ |
||
![]() |
||
![]() |
まえがき・・・両神山はイザナギ・イザナミの両神を祀ってあるところからその名前がつけられたと伝えられているが、イザナギ・イザナミの両神を祀ったのは、この山が両神山と呼ばれるようになってからであって、それ以前にはこの二神には何の関係もない山だったそうだ。 |
|
![]() この連休を利用して埼玉県の両神山へいくことにした。八丁峠から八丁尾根を往復するスリリングなコースも魅力だが、クサリ場の連続があるため、時期的に岩場が凍てついているのではないかと安全を考え、もっとも一般的な日向大谷からの往復を選んだ。 金曜の昼前に岐阜市を出て、中央高速を利用し、ほとんどノンストップで走り続けたにもかかわらず日向大谷登山口の両神山荘(民宿)についたのは、日が暮れた5時30分だった。風呂に入る間もなく、6時からの夕食が始まる。 両神山荘は民家を改装しただけの素朴な民宿である。心づくしの田舎料理がテーブルいっぱいに所狭しと並べられ、食べきれないほどのおもてなしをうける。 (9時就寝・・・ ZZZ) 翌朝の24日は快晴で、気温は2〜3度だろうか、ぶるっとするほど寒い。 両神山荘のすぐ下にある無料第一駐車場に早着きの車が次々とやってきて、両神山向けて出陣していく。宿泊者は無料で両神山荘の駐車場に車を止めたまま、出発する。 6時45分 スタート |
||
![]() |
||
![]() 登り始めたらすぐに両神神社里宮の鳥居があらわれる。 しばらく七滝沢コースの分岐の会所までほとんど標高を上げることなく登る。 滝沢を渡ってからは沢沿い(薄川)に歩く。 この日向大谷コースは、鈴鹿山系に似ている。 植林されたヒノキやスギからはじまり、中腹には二次林のコナラ、ミズナラ、クヌギなどブナ科の落葉樹が広がり、すっかり葉を落とした登山道の横には沢が流れ、山の持つ雰囲気が鈴鹿山系にそっくりだが、どの登山者もうちの近くの里山に似ていると思いながら歩いていることだろう。 一度は歩いたことがある。そんな錯覚を起こさせる山だ。 8時10分 八海山の標柱と神像。 |
||
![]() |
||
![]() この日向大谷コースにはたくさんの神像が立っている。 写真の像は本コース上一番りっぱな神像。 |
||
![]() |
||
![]() 8時30分 弘法之井戸 豊富な伏流水が流れている。 |
||
![]() |
||
![]() 8時40分 登山口から2時間ほどで村営の清滝小屋。 こじゃれたログハウス風の建物だ。 (営業は11月で終了) 売店の外窓のところにはバードフィーダーがあり、シジュウカラがエサを食べにやってくる。 この清滝小屋周辺には夏鳥、留鳥など野鳥が100種類ぐらいいるという。 |
||
![]() 小屋のベンチで15分ほど休憩をとってから小屋の裏手につけられた登山道を登っていくと七沢滝コースと合流し、産泰尾根に出る。 この地点で、初めて両神山の山頂を望むことができる。 |
||
![]() |
||
![]() 産泰尾根を左に進むと、ここからいよいよクサリ場がはじまる。 2〜3ケ所のクサリ場を通過したら針葉樹林帯に変わる。 |
||
![]() |
||
![]() ほどなくヒノキの大木がある両神神社本社につく。 その前に二匹のお犬様が鎮座している。 |
||
![]() |
||
【写真】両神山 本社から25分ほどで両神山に着く。 9時55分 両神山 頂上には祠があり、その裏には二等三角点がある。 山頂部は狭くて20人も立てればいいほうだ。 山頂からの展望はガイドブックにあるとおり360度の展望。 甲武信岳、金峰山、八ヶ岳、浅間山、富士山・・・と展望盤を見ながら一山ずつ同定していく。 山頂に立って、この感動を一言で表すなら「遠くまできたもんだ!」に尽きる。 |
||
|
||
![]() |
||
(談) 下りは同じ道をたどりましたが、山の所有者が国を相手にして抗議した結果廃道になった「白井差両神山コース」を分岐のところで横目でみながら、今自分たちが戻っていくこの日向大谷コースも他人の私有地を踏み荒らして歩いているんだな・・・と所有者の方に感謝する気持ちでいっぱいになりました。日頃から山に入る際は、「失礼します」の一言が必要だと思わずにはいられませんでした。 |
||
コース紹介MAP |
![]() |
<参考コースタイム>
<注意点>
入浴料:600円 日向大谷登山口へ行く途中にあります。 <立ち寄りスポット> 西沢渓谷(甲武信岳の登山口)
甲武信岳(道の駅みとみから) |
[登山日記のメニューへ] |