登山日記
登山日記のメニューへ

月山(1,984m) 平成18年9月19日 曇り時々雨

まえがき・・・松尾芭蕉が奥の細道の行脚途中に巡礼のために立ち寄ったといわれる出羽三山の月山・湯殿山・羽黒山は中古より修験道として盛え、今もなおその面影をいたる所で垣間見ることができる。

【写真】弥陀ヶ原の入り口案内板

月山8合目の駐車場に8時頃到着。
途中から降り出した雨はいっこうに止む気配がなく、車の中でどうしようか思案しているうちに時間だけが刻々と過ぎ、とうとう9時30分になってしまった。
さすがにこんな雨の中登山をしようという物好きはなく、後から来た夫婦者の登山者が「どうされますか?」とたずねなければ中止にするところだった。
せっかく岐阜から山形まで来たんだから行けるところまで行ってみようと、カッパを着て9時40分に駐車場を出る。

弥陀ヶ原の案内板はしっぽりと雨に濡れていた。

【写真】秋色濃い弥陀ヶ原の池塘

弥陀ケ原の木道の両サイドには、何種類かの高山植物の残骸と池塘が点在していて、植物は秋色に染まっていた。

10分ほどの木道歩きからいよいよ本格的な月山の登山道に入る。



【写真】畳石

10時40分
石のごろごろした登山道をゆるやかに登っていくと、「畳石」と記されたポイントに着く。





小さな秋み〜つけた〜

雨の中、もくもくと歩いているので、秋を見つけるとすっごくうれしい〜o(^0^)o



【写真】仏生池小屋


10時47分 きょうで小屋ジメの仏生池小屋。
小屋の女主人いわく「こんな雨の日に登っても、な〜んも見えないよ〜」
先着のご夫婦者いわく「それでも、登ることに意味がある」

ふむふむ。
同じ心境だわ。




けなげに咲いている遅咲きのハクサンイチゲ


【写真】モックラ坂

この石段、モックラ坂という。
モックラ、モックラ歩く、という意味かな。

【写真】頂上小屋

11時45分 頂上小屋

アザミの花が満開の中、頂上小屋はすでに営業を終え、ひっそりと佇んでいた。


【写真】月山神社本宮

小屋を回りこんで、石の鳥居をくぐり、月山神社本宮で手を合わせる。

「ここまで、よくぞお導きくださいました」・・・合掌

【写真】三角点のある山頂

三角点を見つけるのにウロウロ歩き回り、やっと月山神社より少し離れた北よりの地点に三角点があるのを見つける。

山頂というにはあまりにも寂しい。
ここでいう月山頂上とは、月山神社と頂上小屋を指すのだろう。


【写真】仏生池小屋へ下る

山頂では避難する場所もないので仏生池小屋へ戻ることに。





【写真】月山中之宮

13時50分、登山口の月山中之宮。
修験道の霊山にふさわしい趣きをもっている。


(談)この日月山に登った人は、私たちを含め3組だけでした。月山はお花の季節にゆっくりと足をすすめると味わい深い山行が楽しめると思います。
コース紹介マップ

<参考コースタイム>

◆9時40分弥陀ヶ原登山口→9時50分月山登山口→10時40分畳石→10時47分仏生池小屋→11時45分月山頂上→12時月山三角点→12時40分仏生池小屋→13時50分登山口

・歩行時間 登り/2時間5分(休憩含む) 下り/1時間50分(休憩含む)

◆登山形式:ピストン登山
コース紹介マップ

◆月山8合目に大駐車場あり

◆おすすめスポット
【銀山温泉】

「千と千尋の神隠し」のモデルになったといわれる銀山温泉の能登屋旅館
日本秘湯を守る会会員
すぐ近くに銀山の廃坑道があります。朝の散歩コースにちょうどいいいですよ!


登山日記のメニューへ