登山日記
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白馬乗鞍岳(2,436m)&栂池自然園 平成18年8月17日 晴れ

大雪渓を登って白馬岳を日帰り登山してから早や6年。それ以来一度も白馬岳の山塊に足を踏み入れたことがない。
今回は白馬岳の稜線を歩いてみようと「唐松岳〜不帰キレット〜白馬岳〜猿倉」の計画を立てて、白馬村に早朝着いたにもかかわらず、台風10号の接近で天気が不安定なため急遽計画を変更して白馬乗鞍岳から白馬三山を拝もうということになった。



栂池高原駅から栂池自然園まで、ゴンドラリフト「イブ」からロープウェーに乗り継ぐと壮快なパノラマが広がる栂池自然園に着く。
ガスがなければ白馬三山が間近に眺められる。
白馬乗鞍岳へは、ビジターセンターから指導標に従って右へ入っていく。

樹林帯の中をジグザグに登っていくと、オタカラコウの群生地に出合う。
さらにきつい登りが続くが、ふっと顔を見上げるとガスが切れてきて白馬三山が姿を現してきた。一息つくのにちょうどいいポイントだ。


チングルマの群生地

樹林帯をすぎてハイマツ帯に入ると、広々とした天狗原。


祠が祭られた小さなピークがあるほか、池塘がいくつも点在していて、ワタスゲがちょうど見頃。
「こんなところにアヤメ〜っ?人工的に植栽したんじゃないの?」ヒオウギアヤメがびっくりするくらい大きな群落を形成していた。
ここでは誰もがザックをおろし、周りの景色を楽しむ。


天狗原に敷かれた木道を過ぎると、安山岩の大きな岩がゴロゴロした足場の悪い登りをいく。
広い斜面に出たら、毎年残雪が残っている斜面を滑らないように渡る。
登りきったところは安山岩が一面にころがったハイマツ帯で、ライチョウも数羽いる。
ケルンの建っているところに白馬乗鞍岳の山頂表示がある。
天下泰平といった感じだ。


ケルンから少し北よりにコースをとって下っていくと白馬大池。
赤い屋根の白馬大池山荘が池のほとりに建っていて、とても素敵な構図だ。
正面には、雪倉岳も見える。
山荘から左に長く伸びている道は小蓮華山への道だ。小蓮華山の先にあるのが白馬岳で、今回は足を伸ばせず残念(=_=)

今日の行程はここまでで、栂池自然園まで戻ることに。


<栂池自然園>
ビジターセンターから始まる栂池自然園をゆっくりと全部周遊すると約2時間の行程。
観光だけならこの自然園を回廊するだけで十分堪能できる。



<参考コースタイム>

◆栂池自然園8時50分スタート→天狗原9時55分→白馬乗鞍岳10時50分→白馬大池の眺望ポイントまで5分
◆白馬乗鞍岳11時50分スタート→天狗原12時25分→栂池自然園13時10分帰着

◆登山形式:往復登山(登り2時間、下り1時間20分)

<アプローチ>

岐阜市からは、中央高速で豊科IC下車。R148号線を走って白馬村の先、小谷村へ。
★★★ご注意★★★
栂池ロープウェーの始発時間は、通常期は8時からとなっていますが、繁忙期は6時30分から運転しています。
終発は16時20分(繁忙期17時)です。

<下山後の入浴>
【栂の湯/栂池高原駅の駐車場にある日帰り温泉】
下山後すぐにでも入れるのがいいですね(^-^)V
補足:石鹸、シャンプー&リンスあり。タオル持参のこと


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