登山日記
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鎌ケ岳(1,161m) 平成17年10月30日 晴れ
まえがき・・・鈴鹿山脈の中でも一際するどく天に向かって屹立している山が「鎌ケ岳」である。武平峠をはさんで南北に対峙する御在所岳とともに鈴鹿の名山として東海の人々に親しまれている。

【写真】武平トンネルから仰ぐ雨乞岳

鈴鹿山脈一帯は紅葉に包まれ、観光客が目白押し。
鈴鹿スカイラインを走る車の量も通常をはるかに超え、どこの駐車場も登山者と紅葉見物をする人でいっぱいだった。
武平トンネルを抜けたところ(滋賀県側)の駐車場も満車だったが、運良く1台が出て行くところだったので空きを待たずして停めおくことができた(^-^)V
10時30分 スタート


【写真】御在所岳(鎌ケ岳登山道から)

駐車場から少し登ると「武平峠」
ここで鎌ケ岳と御在所岳に分かれる。

途中、見晴らしの良いビューポイントから振り返って御在所岳を見る。






【写真】鎌ケ岳へ

稜線歩きは気持ちが良い。
花崗岩の風化した道に気をつけながら、時折立ち止まっては鈴鹿山脈の秋を満喫する。





【写真】難所のクサリ場

やがて、三ツ口谷の源流にあたる大ガレを過ぎると、クサリ場が現れるので、クサリにたよらず三点確保で山頂まで登る。









山頂は南北に長く、岩場周辺が一番展望が良い。
中央には朽ちた祠があり、ちょっとしたスペースもあるのでここでお弁当を広げたいところだ。

駐車場から50分程度で登れてしまう鎌ケ岳は、登山者にはありがたい山である。
急に時間の空いた時など、さっと立ち寄れてしかも満足度の高い山はそうそう他にはない。

久方ぶりに、鈴鹿の山々を眺めつくすことができた。

(談)

鎌ケ岳は鈴鹿山脈の数ある山の中でも一際アルペン要素漂う山で、たった1時間半足らず(往復)の山行の中に、山登りの面白さが凝縮されています。山を始めてみたい方にぜひ一番最初に登って欲しい山がこの「鎌ケ岳」です。
 

<参考コースタイム>

登山口(5分)武平峠(45分)鎌ケ岳頂上(30分)登山口

◆登山形式:往復登山

<見所>

クサリ場あり、岩場ありで満足度が高い。武平峠コースは、登頂時間も短いので初心者、ファミリー向け。 体力に自信のある人は、この後に御在岳に登るのもよい。

<注意点>

クサリ場ではクサリに全体重を預けるのではなく、あくまでも三点確保で登ること。クサリは補助程度に。 トイレは武平トンネルの少し手前にあるので、ここで済ませておくこと。

<アプローチ>

菰野街道をひたすら湯ノ山温泉方面に向かうと自然に鈴鹿スカイラインに入る。武平トンネルを抜けたらすぐ駐車場あり(滋賀県側)鈴鹿スカイラインは、冬季は通行止めになる。

<日帰り温泉>
湯ノ山温泉グリーンホテル
入浴料 650円


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